福井県(秋冬さといも)
生産ステージ
定植期 4月下旬〜5月上旬
収穫期 10月中旬〜翌1月中旬
出荷最盛期 11月中旬〜12月中旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第6回目(調査日:11月14日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 大野市上庄 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
10月中旬からは最高気温が20℃を下回るようになり、24日には曇天のため13℃台まで低下した。
最低気温は15日以降10℃を下回る日が多くなり、31日には1℃台まで低下した。
降水量は23日にある程度まとまった雨があったものの、月を通して天候に恵まれていたことから、平年を下回った。
11月は、最高気温が10℃前後の日が多く、最低気温も5℃前後と晩秋らしくなっている。
降水量は、上旬が降雨が多かったことから平年を上回った。中旬に入り、天候に恵まれていることから、降雨日は無い。
生育状況
若干生育が早まっていたことから、収穫及び出荷が進んでいる。
収穫が進んでいることから、12月分の出荷が減少することも考えられる。
病害虫発生状況
ごく一部の圃場で疫病が発生しているが、収穫及び出荷数量に影響は無い。
規格・品質
全体としてはL及び2Lが多いものの、この1週間はSの出荷が多い。
今後の生育・出荷の見込み
生育が進んだことで、芋茎の残った圃場はあまり無い。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 収穫の様子(本圃場は収穫がほぼ終了)
- 手持ちのいもは、左が2L、右がL
- 本生産者は昨年より収量は良いとのことだが、圃場によって差があり、近隣2~3割の生産者は前年並みの収穫となる者もいる
《4枚目》
- 11月下旬収穫予定の圃場
《5~8枚目》
- 選果場の様子
- 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、選果作業者は全員マスクを着用
- 調査当日の秀品率は7割程度、全体の4割がSと小玉傾向
- 調査当日は、見学の受入を行っていた
《9、10枚目》
- 直売の様子
- 当産地では、国道沿いなどで直売も行っている
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第5回目(調査日:10月14日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 大野市上庄 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
10月に入り、上旬は晴天日が若干多くなり、降雨も適度にあった。気温は、中旬に向かって最低気温が10℃前半になってきた。
中旬は日照時間がやや増加したことで、気温もやや上昇した。
生育状況
平年通りの生育で、概ね順調。
芋茎は殆ど倒れており、収穫が始まった。
病害虫発生状況
ごく一部の圃場で疫病が発生したが、収穫への影響は殆ど無い模様。
規格・品質
品質は良好で、規格はL~2Lが多い。
今後の生育・出荷の見込み
本年は疫病対策として、種芋の段階から消毒を徹底している。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 収穫中の圃場
- トラクターで掘り起こし、市場出荷向けを手作業で分別
- 調査当日は、新聞取材も行われていた
- 種芋として残す芋は、エアー噴射機で土を除去する
- 種芋になる芋は、自宅に持ち帰り、農舎洞穴内でもみ殻を入れた後に埋めて保管
《5、6枚目》
- 収穫が始まった圃場
- この圃場で掘り取った芋は、10月18日にJA集荷所に出荷予定
- 収穫した芋は、トラクターのキャリーに積んで自宅作業場まで運搬
《7、8枚目》
- 収穫期を迎えても生育しない小芋茎も若干散見される
- 小芋茎の芋は実にならない
《9、10枚目》
- 他より定植時期が遅い圃場
- 収穫中の圃場と比べ、芋茎の倒伏が少なく、まだ葉茎も青い
- 収穫開始は10月末から11月初めの見込み
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第4回目(調査日:9月27日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 大野市上庄 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
9月は、周期的に天気が変わり、中旬及び下旬にまとまった降雨があった。
当地では、4日に震度5弱の地震があったが、特に被害等は無かった。
生育状況
7日に台風の影響で強風が吹いたものの特に影響はなく、生育は順調。
病害虫発生状況
台風の影響により、若干疫病が広がった圃場があるとのことだが、多くの圃場では、作付前の土壌消毒や予防剤散布によりほぼ影響はない。
今後の生育・出荷の見込み
現在収穫2週間前であり、芋茎は2~3本を残して折れてきている。
残った芋茎の丈は80cm程度、遅い圃場では150cm程度と高め。
台風により、ごく一部の圃場では芋が小さいところもあるが、産地全体としては平年並みの大きさで収穫できる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 収穫適期を見定めるための圃場巡回
- この遅植え圃場では、芋茎の丈が150cm程度
- 芋茎は2~3本だけ残り、他の芋茎は殆ど倒れている
- 当該圃場では疫病の影響はない
- 雑草もなく、圃場管理は良好
《5~8枚目》
- 芋茎はやや低め
- 収穫が待ち遠しい
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第3回目(調査日:8月22日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 大野市上庄 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
7月は梅雨が長引いたことで曇雨天が続いたが、梅雨明け後の8月は天候が回復し、猛暑日が続いている。
生育状況
生育は順調に後半に入った(現在収穫2か月前)。
病害虫発生状況
前年産の疫病発生を受け、本年産は全戸の種いもを消毒したものの、ごく一部の圃場で疫病が発生したところがみられた
今後の生育・出荷の見込み
収穫まで残り2か月となっていることから、このまま順調に生育してほしいところ。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 茎の高さは130cm程度
- 茎折れも概ね平年並みで、収穫も近づいてきた
《3、4枚目》
- 茎折れしていない圃場では、茎を切除している
- 7月の長雨と8月の高温で、生育が良すぎる圃場も見受けられる
《5、6枚目》
- 全戸の種いも消毒を実施したにも拘らず、ごく一部で疫病が発生
《7、8枚目》
- 梅雨明け後の高温乾燥対策として、通水管を設置
- かん水の徹底により圃場の土壌水分は順調
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第2回目(調査日:6月6日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 大野市上庄 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
例年よりも雨天日が少ない。
生育状況
前年産の疫病発生を受け、今年産は、消毒済み種いもを定植。
比較的順調に生育も、晴天日が続いているため、通水を頻繁に行っている。
今後の生育・出荷の見込み
概ね平年並みの生育を見込んでいる。
写真の補足説明
《1枚目》
- 圃場全景
《2枚目》
- 芋茎の丈は15cm程度
《3、4枚目》
- 収穫時の芋の大きさを確保するため、芋頭を増やさないように小さな芋茎を取り除いている(いわゆる間引き)
《5、6枚目》
- 埋もれた苗を掘り起こす
- 機械定植の場合、苗が土から出てこれないことがある
《7、8枚目》
・雨天日が少ないため、畝間かん水(通水)を行っている
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第1回目(調査日:4月26日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 大野市上庄 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 前年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
定植期は、温暖な日が続いた。
生育状況
晴天日が続いたため、定植時期が若干早まった。
病害虫発生状況
特になし。
今後の生育・出荷の見込み
前年産は、疫病により出荷量が減少した。
本年産は、本来の出荷量が出せるよう期待したい。
写真の補足説明
《1枚目》
- 定植2日目の圃場。
《2枚目》
- 畝間にかん水している。
《3、4枚目》
- この圃場ではまだかん水していない。
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