愛媛県(秋冬さといも)
生産ステージ
定植期 3月上旬〜4月下旬
収穫期 9月中旬〜翌5月中旬
出荷最盛期 10月上旬〜12月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:12月4日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 宇摩 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
11月は、上旬の2日にまとまった降雨があったものの、月を通して天候に恵まれた日が多かったことから、降水量は平年を下回り、日照時間は平年を上回った。気温は寒暖差が大きく、最高気温が中旬までは20℃前後で推移し、中旬の19日は25℃を上回った。最低気温は、中旬までは10℃前後で推移し、中旬の19日及び下旬の20日は16℃台となり、下旬の29日以降は6℃前後となった。
12月は、天候に恵まれて降雨が無いことから乾燥傾向が続いており、気温は、最高気温が15℃を下回り、最低気温が7℃前後の日が続いている。
生育状況
日照に恵まれて気温が高めに推移したことから、やや大玉傾向となっている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
品質良く、玉太りが良好であったことから、規格はL中心。
しかし、平年よりも割れ果(規格外の加工仕向)の発生が多い。
今後の生育・出荷の見込み
広域選果場における11月末時点の出荷量は前年並みで、関東向けの出荷が増加。
現在、産地全体の5割が収穫を終えており、今後も平年並みの出荷が続く見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 茎枯して収穫間近の圃場
- 本年は温暖に推移したため、一部で二次成長(芽出し)がみられる
《2~4枚目》
- 広域選果場の様子
- JAでは、芋の分離、根切り及び泥落としを行うラインを設置し、生産者の労力軽減支援を行っている
- 県産さといもは、「伊予美人」として関東、関西、中国及び四国の各市場に出荷
- 広域選果場では、市場や末端の販売先のニーズに合わせ、袋詰め出荷も実施
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第3回目(調査日:9月24日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 宇摩 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は残暑で高温が続いた中、上旬は6日から7日にかけて台風10号の影響により強風でまとまった降雨があった。
下旬に入ると、25日に再びまとまった降雨があった。
生育状況
これまで遅れていた生育は、気温と土壌中の水分と確保されたことで、平年並みに回復した。
病害虫発生状況
防除暦に基づいた初期防除の徹底により、病害虫の発生は無い。
規格・品質
玉太りは平年並み。
加工向けとなる規格外品の発生はやや多いが、正品は秀品率が高い。
今後の生育・出荷の見込み
今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当県内各地で行われている芋炊きの需要が少ないため、関東地方へも出荷する。
柔らかく、粘りが強く旨味がある本県産さといも「伊予美人」を売り場作りやメニューで是非御活用いただきたい。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 収穫風景
- 小ぶりながら孫芋も多く、秀品率は高い
《3、4枚目》
- 広域選果場に搬入されたさといも
- 品質は良好で、県内、関西へはもちろん、2L、L級は関東にも出荷される
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第2回目(調査日:7月17日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 宇摩 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
5月は晴天で乾燥気味、入梅は平年より5日早く、大雨と強風があった。
生育状況
2月末植付の圃場は、生育順調。
一方、3月末植付の圃場は、大雨により一部で種いもが浸水し、発芽不良や生育不良がみられ、株によっては10日程度生育が遅れている。
病害虫発生状況
入梅前は乾燥高温のため、ダニの発生が散見されたが、入梅後はダニよりも強風による葉の損傷が気になるところである。
今後の生育・出荷の見込み
8月31日に試し掘りを予定。
強風による葉の破損により、今後、生育への影響が懸念される。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 2月末植付圃場
- 生育は良好で、草丈は120cm程度
《3、4枚目》
- 3月末植付圃場
- 大雨等により、一部で生育にばらつきがある
- 現在の草丈は100cm程度
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第1回目(調査日:5月11日)
調査時点の生育ステージ | 生育期(前年産は収穫末期) | 調査産地 | 宇摩 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
種芋植付け時期(2月下旬から4月末)は、一時的に冷え込んだ日があったものの、現在は概ね平年並み。
生育状況
現在は芽出し時期。
植付けが当初は遅れ気味であったが、平年並みに回復している。
病害虫発生状況
現在は特になし。
今後の生育・出荷の見込み
現時点では、平年並みの生育となる見込み。
令和元年産は、5月15日出荷が最終となり、同年産の愛媛広域さといも選果場における出荷実績は、前年比115%の3100トンであった。
写真の補足説明
《1枚目》
- 令和2年産の作付面積は前年並みの80haを見込み、全期マルチ栽培である。
《2枚目》
- 種芋植付けは2月下旬から4月末。
《3枚目》
- 2月末植付け圃場の芽出し状況。
- 草丈20~30cm。
《4枚目》
- 3月末植付け圃場の芽出し状況。
- 草丈15~20cm程度で、生育のバラつきが大きい。
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