福井県(秋冬だいこん)
生産ステージ
播種期 8月下旬〜9月上旬
収穫期 10月中旬〜翌1月中旬
出荷最盛期 11月上旬〜12月中旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第5回目(調査日:12月12日(地域伝統野菜(板垣だいこん))) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福井市木田地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
12月は、上旬は比較的日照に恵まれたものの、周期的に降雨があり、中旬は寒気の影響からみぞれや降雪が続き、喚起が抜けた下旬は降雨が続いている。気温は、上旬が比較的温暖であったことから、最高気温は13℃前後、最低気温は5℃前後、中旬は寒気の影響を受けたことで、最高気温が3℃台になる日が多く、最低気温は雪により0℃台となり、下旬は寒気が抜けたことで、最高気温は10℃台、最低気温は1℃前後で推移している。
生育状況
概ね順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
市場出荷は殆ど無く、地域内流通が主体。
品質良く、白肌、姿とも良好。
今後の生育・出荷の見込み
福井市街に隣接した住宅地である木田地区で生産される「板垣だいこん」は、宮重系の細根で、短根が特徴。
福井市は、だいこんの指定産地を抱える生産地であるが、柴田勝家が築城した北ノ庄城(福井城、現福井県庁及び福井県警察本部)を中心とした歴史ある城下町である。商用や観光で来福した際は、福井市の伝統野菜や旬の味を味わっていただくとともに、北陸フェア等の催事では、福井県及び福井市産農水産物の御活用を是非ともお願いしたい。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 木田地区では、福井市の地区創生事業の一環で、伝統野菜の取組を行っている
- 収穫体験や調理教室等のイベントによる地域伝統野菜の紹介を通じて、地区の歴史の理解促進、食育に取組んでいる
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第4回目(調査日:11月1日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 坂井市三国地区 |
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作付面積[前年比] | 平年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
10月上旬は周期的に適度な降雨があり、中旬は日照に恵まれたことで殆ど降雨がなかったが、下旬に入ると22~24日にかけて大雨となった。25℃前後で推移していた最高気温は、下旬に向かって緩やかに低下し、23日以降は20℃を下回った。
生育状況
生育適温で推移したことにより、肥大は概ね順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
品質良く、規格は秀品率75%(平年より若干高めの比率)。
規格品比率は、2L:10%、L:65%、M:25%。
今後の生育・出荷の見込み
急激な冷え込み等がない限り、良好に進む見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 収穫が終了した圃場
- 出荷できない規格外品は圃場に残して還元される
《3、4枚目》
- 9月上旬播種の圃場
- 11月下旬に収穫予定
- 肥大は順調
《5~8枚目》
- JA集荷所における荷受の様子
- 本調査日の出荷品についてはL品が圧倒的に多かった
《9、10枚目》
- 直売所で販売される当地産だいこん
- 品質は良好
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第3回目(調査日:10月18日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 坂井市三国地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
10月は、上旬が晴天、降雨が交互にあったものの、中旬以降は晴天日が増え、日照時間が増加した。
気温は、15日から最低気温が10℃を下回るようになった。
生育状況
概ね順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
品質は良好。
秀品率は7割と平年より若干高く、規格は2L:2割、L:7割、M:1割となっている。
今後の生育・出荷の見込み
現時点では計画どおりの順調な出荷が見込める。
今後、出荷最盛期となることから、とり遅れのないよう、適正収穫に努めてまいりたい。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 選別調整の様子
- 収穫後、生産者自宅の作業場に持ち込まれ、洗浄、調整、選別した後に箱詰めする
- 写真のだいこんはL級
《5~8枚目》
- 収穫中の圃場
- 全体の4分の1程度まで収穫作業が進んでいる
- 播種期をずらしていることで、作型終盤まで出荷可能
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第2回目(調査日:9月16日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 坂井市三国 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
9月は、上旬に厳しい残暑となったものの、中旬に入り30℃超の日が減り、朝晩の気温も徐々に低くなってきている。
降水量は平年よりも少なく推移している。
生育状況
降水量が少ないことから、スプリンクラーによるかん水を行っていることもあり、生育は概ね順調。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
現在、乾燥気味のために多くの圃場でかん水を励行し、健全な初期生育を促しているところ。
九州を通過した台風からの湿った空気の影響も特になく、現時点での生育は良好だが、太平洋上の海水温が非常に高く、今後しばらくは大型台風の発生及び影響も危惧されるため、台風対策もしっかりと講じていきたい。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 平年より降水量が少ないため、スプリンクラーでかん水している
- かん水を励行していることから、乾燥条件下でも概ね良好に生育
- 9月上旬の台風からの湿った空気による荒天の影響も特に無かった
《5~8枚目》
- 追肥作業の様子
- 乗用管理機で追肥作業を実施
- 追肥は低度化成(普通化成)を使用
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第1回目(調査日:8月23日)
調査時点の生育ステージ | 播種期 | 調査産地 | 坂井市三国 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
晴天日が続き、連日30度超の猛暑日が続いており、高温乾燥気味。
生育状況
播種作業は概ね順調。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
各生産者は、猛暑及び残暑対策として、スプリンクラー、かん水チューブ、貯水タンク等を用いたかん水により土壌水分量を維持し、発芽、初期生育等の促進を図っている。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 播種の様子
- 播種機により等間隔に播種
《3、4枚目》
- 発芽、初期生育中の圃場
- 発芽5日後には本葉が展開
《5~8枚目》
- かん水による土壌水分維持
- 圃場によってはスプリンクラーが整備されている
- かん水チューブを設置している圃場も
- かん水により、高温乾燥時も適度な土壌水分を維持
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