静岡県(冬春トマト(三島:大玉))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜9月上旬
収穫期 9月下旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 1月上旬〜6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:12月23日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み~遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれて乾燥傾向となったことから、日照時間は平年並み、降水量は平年を大幅に下回った。気温は、中旬前半まで温暖であったことから、最高気温が15℃前後、最低気温が6℃前後で推移し、中旬後半以降は最高気温が20℃前後になる日があったものの、寒気等の影響を受けたことで、最高気温が12℃前後、最低気温が1℃前後で推移し、氷点下になる日も多かった。
生育状況
肥大は良好だが、日照量が少なくなっていることから着色が遅れている。
8月の高温による根張りの悪さから低下していた樹勢は、回復している。
着果負担による樹勢低下を防止すべく、生長点の状態に注意しつつ、葉面散布の徹底を指導を実施している。
病害虫発生状況
葉かび病の予防を徹底すべく、換気、かん水に注意してハウス内が過湿条件にならないようにしつつ、着果負担をかけないよう、栽培管理の徹底を指導している。
また、異なる薬剤系統の効果的なローテーション散布により、疫病やうどんこ病の防除を徹底するよう指導している。
規格・品質
ハウス内では着色遅れとなっているが、品質、規格ともに良好。
今後の生育・出荷の見込み
着色遅れにより、今後の出荷は横ばいから減少の見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月8、9日定植のハウス
- 品種はCFハウス桃太郎
- 11段目着花
- 年末に向けて5、6段目収穫中
- 肥大は良好でL中心
- 果形も良好
《3、4枚目》
- 8月16、17日定植のハウス
- 10段目着花
- 管理が行き届き、樹勢は良好
- 樹勢確保と株元採光のため、下葉掻きを実施
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第3回目(調査日:10月23日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月が猛暑で、9月上中旬は平年を上回ったが、9月下旬から10月中旬には気温が低下し平年を下回った。
降水量は、10月中旬は少なく乾燥気味で、10月10日に台風19号が接近したものの、被害は無かった。
生育状況
8月の高温で樹勢が弱かった中、9月上中旬の高温と下旬から10月上旬の日照不足による着果負担から、更なる樹勢低下が心配されていたが、現在の気温の低下により樹勢は回復傾向に転じた。
病害虫発生状況
○青枯病は出ておらず、黄化葉巻病も少ない状況。
引き続きコナジラミ対策を徹底する中、今後は、気温の低下によりハウスを締め切った管理となるため、疫病やうどんこ病対策の徹底についても指導しているところ。
規格・品質
品質及び規格とも良好。
今後の生育・出荷の見込み
樹勢の回復で徐々に増加傾向で、11月中旬からは出荷者も増加する見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 8月8、9日定植のハウス
- 品種はCFハウス桃太郎
- 6段目が着花、1段目を収穫中
- 9月の高温で、平年より収穫開始が早い
- 気温の低下により樹勢は回復傾向
《4枚目》
- 8月16、17日定植のハウス
- 5段目が着花
- 樹勢は良好
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第2回目(調査日:9月30日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み~遅い |
天候状況
8月が猛暑で、9月に入っても平年を上回る気温であったが、下旬には平年並みとなった。
降水量は、9月上旬にまとまった降雨となったが、その後は平年より少なめで推移。
日照量は、平年並みで曇天日が続くことは無かった。
生育状況
8月の高温の影響で根張りが悪く、着花が13段目と遅れた。4~3段目が着花。ハチの飛びが良くなく、受粉状況が良くない。
病害虫発生状況
これまでの高温により、青枯病の発生がみられるため、罹病株の抜き取り等、拡散防止対策を実施。
秋にかけて、日中の気温がまだ高い状況が続くことによりコナジラミの発生が多くなるため、防除指導を徹底しているところ。
今後の生育・出荷の見込み
10月中下旬に出荷開始予定。
品種構成は、殆どが桃太郎ホープで、一部CFハウス桃太郎となっている。
写真の補足説明
《1枚目》
- 8月8、9日定植のハウス
- 品種はCFハウス桃太郎
- 4段目が着花
《2、3枚目》
- 1段目が着果
- 10月中下旬に出荷予定
- 果形及び肥大は良好
- 通路にはもみ殻を敷詰
《4枚目》
- 8月16、17日定植のハウス
- 3段目が着花
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第1回(調査日:8月27日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
育苗期の7月は長梅雨により曇雨天が続いたことで、日照時間は平年の半分程度と寡日照になった。
梅雨明け後の8月は天候が回復し、一転して高温乾燥傾向となった。
9月に入ると大気が不安定で、かつ、九州地方を通過した台風10号からの湿った空気の影響でまとまった降雨となった。
生育状況
本年産の品種構成は、殆どが桃太郎ホープとなっている中、一部ではCFハウス桃太郎を採用している。
高温乾燥条件下での定植となったことで地温が高く、根張りが悪く脇芽の伸びが緩慢。
ハウス内の高温防止対策としての遮光により、日射量が抑えられてしまっていることから、葉の広がりが悪い。
病害虫発生状況
高温により一部の樹で青枯れがみられるため、罹病株のハウス外への抜き取りや、青枯れ株を触った手等の消毒を徹底し、拡散防止に努めている。
今後の生育・出荷の見込み
まだ残暑が続く状況となっていることから、日中の高温対策を徹底するとともに、海水温が高い状況から当地に影響を及ぼす大型台風の発生が懸念されることから、台風発生時には台風対策を講じるよう、努めてまいりたい。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月8、9日定植の圃場
- 品種はCFハウス桃太郎
- 前年産は桃太郎ホープを作付けしたが、果形肥大及び栽培管理の面から当該品種に切り替え。
- 定植後2週間経過したが、定植時期が高温乾燥条件下だったため、根張りが悪く脇芽の伸びが緩慢。
- 高温により一部の株で青枯れが発生。
《3、4枚目》
- 8月16、17日定植の圃場
- 品種はCFハウス桃太郎
- 高温のため、ハウス内の土壌は乾燥気味のため、チューブかん水で株元の土壌水分を保っている
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静岡県(冬春トマト(三島:ミニ))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜9月上旬
収穫期 9月下旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 1月上旬〜6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第4回目(調査日:12月23日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み~遅い |
天候状況
12月は天候に恵まれて乾燥傾向となったことから、日照時間は平年並み、降水量は平年を大幅に下回った。気温は、中旬前半まで温暖であったことから、最高気温が15℃前後、最低気温が6℃前後で推移し、中旬後半は最高気温が20℃近くになる日があったものの、寒気等の影響を受けたことで、最高気温が12℃前後、最低気温が1℃前後で推移し、氷点下になる日も多かった。
生育状況
日照量が少なかったことで着色遅れとなっている。
8月定植時に、高温条件で根張りが悪かったことから、2、3段目が花飛びしていたことから、その後は上位段の着果量が多くなったため、11月下旬に成り疲れで樹勢が低下した。
生長点の状態に注意しながら葉面散布を徹底するよう指導しており、現在は樹勢が回復してきたが、11月下旬の成り疲れの影響は、2月上旬の収穫量に現れることが予想される。
病害虫発生状況
葉かび病の予防を徹底すべく、換気、かん水に注意してハウス内が過湿条件にならないようにしつつ、着果負担をかけないように、栽培管理の徹底を指導している。
また、うどんこ病が若干発生したが、異なる薬剤系統の効果的なローテーション散布を励行したことで、病害密度を抑制している。
規格・品質
品質は良好。
ハウス内では着色が遅れているものの。着果量が多く、肥大も順調で、規格は中心規格で良好となっている。
今後の生育・出荷の見込み
年末に向けて順調な出荷を見込む。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 8月7、8日定植のハウス
- 品種はサマー千果
- 6段目を収穫中
- 肥大良好でL玉中心
- 管理の徹底により樹勢も良好
- 11月の成り疲れにより、10、11段目の着果量が少ない
《4枚目》
- 8月29日定植の圃場
- 着果量、樹勢ともに良好
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第3回目(調査日:10月23日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 早い~平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月が猛暑で、9月上中旬は平年を上回ったが、下旬から10月上旬には気温が低下して平年を下回った。
降水量は、10月中旬は少なく乾燥気味だったが、10月10日に台風19号が接近したものの被害は無かった。
生育状況
8月の高温の影響で根張りが悪く、2、3段目で花飛びがあったものの、9月以降の生育は、気温の低下とともに回復傾向。
病害虫発生状況
青枯病は治まりつつあり、一部で黄化葉巻病がみられるものの、発生自体は多くない。
引き続き、病虫害抑制の徹底を指導しているところ。
規格・品質
現在、生産者全体の3分の2にあたる31名が出荷してるが、全員が連日出荷しているわけではないため、出荷量は横ばい。
L中心で品質は良好。
今後の生育・出荷の見込み
11月上旬に出荷者全員が出揃う見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月7、8日定植のハウス
- 品種はサマー千果
- 9段目が着花、2、3段目を収穫中
- L中心で品質良好
- 収穫段に花飛びがみられる
《3、4枚目》
- 8月29日定植のハウス
- 10月下旬から出荷開始
- 7段目が着花、5段目を収穫中
- 生育は良好
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第2回目(調査日:9月30日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 早い~平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月が猛暑で、9月に入っても平年を上回る気温であったが、下旬には平年並みとなった。
降水量は、9月上旬にまとまった降雨となったが、その後は平年より少なめで推移。
日照量は、平年並みで曇天日が続くことは無かった。
生育状況
8月の高温の影響で根張りが悪かったものの、9月が薄曇りで高温にならなかったことから生育が回復してきた。
現在、7、8段目が着花。
花粉の質が悪く、ハチが飛ばなかったため、2~5段目で花飛びあり。
病害虫発生状況
高温により発生していた青枯病は抑制しつつあるものの、シルバーリーフコナジラミの発生時期になってきたことで、黄化葉巻病の発生が一部でみられる。秋にかけて発生が多くなることから、コナジラミの防除指導を徹底している。
規格・品質
9月25日から出荷開始となっており、品質良く、規格はL中心。
今後の生育・出荷の見込み
産地全体としては、10月20日頃から出荷量が増加。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 8月7、8日定植のハウス
- 品種はサマー千果
- 7、8段目が着花しているが、2~5段目に花飛びあり
《4枚目》
- 8月29日定植のハウス
- 4段目が着花
- 生育は良好
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第1回目(調査日:8月27日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
育苗期の7月は長梅雨により曇雨天が続いたことで、日照時間が平年の半分程度と寡日照になった。
梅雨明け後の8月は天候が回復し、一転して高温乾燥傾向となった。
9月に入ると大気が不安定で、かつ、九州地方を通過した台風10号からの湿った空気の影響でまとまった降雨となった。
生育状況
品種構成は、TY千果が7割、続いてサマー千果となっている。
8月は好天となったことから十分な日照により生育は順調となった。
高温乾燥傾向については、遮光及びかん水の徹底を図っている。
病害虫発生状況
高温対策を徹底しているものの、一部の樹では高温乾燥条件下での定植作業の影響により青枯れがみられるため、罹病株のハウス外への抜き取りや、青枯れ株を触った手等の消毒を徹底し、拡散防止に努めている。
今後の生育・出荷の見込み
7月の長梅雨による過湿で、土壌消毒効果の減少が懸念される。
写真の補足説明
《1枚目》
- 8月7、8日定植の圃場
- 品種はサマー千果
- 遮光ネット展張により、高温対策を徹底している
《2枚目》
- 葉色良く、軸も力強く、生育は良好
《3枚目》
- 高温により一部で花飛びがみられる
《4枚目》
- コナジラミ対策のため、出入り口にネットを設置
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静岡県(冬春トマト(小笠:大玉))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜9月上旬、1月下旬~3月上旬
収穫期 9月下旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 12月上旬〜翌1月下旬、5月上旬~6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:12月24日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 小笠 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み~遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれて乾燥傾向となったことから、日照時間は平年を上回り、降水量は平年を大幅に下回った。気温は、中旬前半まで温暖であったことから、最高気温が15℃前後、最低気温が6℃前後で推移し、中旬以降は最高気温が15℃台になる日があったものの、寒気等の影響を受けたことで、最高気温が10℃前後、最低気温が1℃前後で推移し、氷点下になる日も多かった。
生育状況
8月上旬定植のものは、2、3段目が8月の高温で着果不足となったものの、それ以降の段は肥大、果形ともに順調となっている。
気温が低下していることでハウス内の湿度対策(加湿及び寒気)を徹底している。
これまでの着果負担から、生長点の樹勢の影響バランスに注意した管理を促している。
病害虫発生状況
湿度管理と灰色かび病対策を徹底している。
規格・品質
品質良く、規格は良好。
今後の生育・出荷の見込み
12月中旬より、カラーチャートを上げて高品質トマトの出荷を促している。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月5日定植のハウス
- 品種は桃太郎ホープ
- 収穫作業中
- 早い段階から着花及び着果量を管理してきたことで、着果量及び肥大は良好
- カラーチャートを上げて出荷しており、品質は良好
- 生長点の樹勢も良好
《5~8枚目》
- 9月上旬定植のハウス
- 品種は桃太郎ホープ
- 長段どり
- 樹勢、着果及び肥大とも良好
- カラーチャートを上げて出荷しており、品質は良好
- 気象変動が大きいため、割れ果の発生が増えている
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第3回目(調査日:10月22日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 小笠 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月が猛暑で、9月上中旬は平年を上回ったが、下旬から10月上旬には気温が低下して平年を下回った。
降水量は、10月中旬は少なく乾燥気味だったが、10月10日に台風19号が接近したものの、被害は無かった。
生育状況
8月上旬定植のものは、2~4段目を収穫中。8月の高温の影響で樹が細く、小玉傾向。7段目が着花、6段目が肥大中で、5、6段目は玉付き良好。
夜温の低下で着色は遅れ気味だが、肥大は回復傾向。
乾燥による割れ果がみられる。
病害虫発生状況
コナジラミの防除徹底を指導している。
気温が低下し、外気とハウス内気温の差が大きくなることから結露が発生するため、病害対策の徹底を指導しているところ。
規格・品質
9月25日より出荷開始。
小玉傾向だが、品質及び食味とも良好。
今後の生育・出荷の見込み
とり遅れのない追いかける収穫作業を心掛けるとともに、夜温低下で着色が遅れていることから、カラーチャートの徹底を指導している。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月5日定植のハウス
- 品種は桃太郎ホープ
- 7段目が着花、3、4段目を収穫中
- 着果は良好で、夜温の低下により肥大は回復
- 下位段の採光性を確保するため、下葉を摘葉
- 樹勢のバラつきを無くすため、早い段階から着花及び着果の数量を管理し、樹勢の維持拡大に努めている。
《5~8枚目》
- 8月6、7日定植のハウス
- 品種は桃太郎ホープ
- 7段目が着花、5、6段目が着果、2、3段目を収穫中
- 5、6段目は玉付き良好で、樹勢も回復中
- 8月の猛暑の影響で樹が細く、現在収穫中の2、3段目は品質良好ながら小玉傾向
- 夜温の低下で着色が鈍いため、選果場ではカラーチャートの徹底を指導
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第2回目(調査日:9月30日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 小笠 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月が猛暑で、8月に入っても平年を上回る気温となった。
降水量は、9月上旬にまとまった降雨となったが、9月全体では適度な降雨となった。
日照量は、平年並みであり、曇天が続くことは無かった。
生育状況
気温高の影響で生育は若干早め。ハチが飛んでいないため、まだ受粉作業を実施している。
2、3段目の花付きが悪い。
品種構成は、桃太郎ホープ:40%、桃太郎ヨーク:20%、桃太郎ピース:20%、桃太郎ネクスト20%。
病害虫発生状況
コナジラミの発生は少ないものの、今後、台風による強風と気温低下により動きが活発になるため、増加前の防除徹底を指導している。
規格・品質
9月25日より出荷開始となっており、現在も1段目を収穫中。
小玉傾向だが、品質及び食味とも良好。
今後の生育・出荷の見込み
長期出荷に向け、樹勢を確保しながら連続着果できるよう管理を徹底してまいりたい。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月5日定植のハウス
- 品種は桃太郎ホープ
- 6段目が着花し、4段目が着果
- ハチが飛ばないため、受粉に手間取っている
- 9月25日から出荷開始しており、現在も1段目を収穫中
《5~8枚目》
- 8月6、7日定植のハウス
- 品種は桃太郎ホープ
- 5、6段目が着花し、4段目が着果
- 樹勢は良好
- ハチが飛んでいないため、受粉作業を実施中
- 1段目の実は形状等良好も、2、3段目の花付きが悪い
- 9月25日から出荷開始しているが、品質は良好ながら小玉傾向
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第1回目(調査日:8月28日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 小笠 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
育苗期の7月は長梅雨により曇雨天が続いたことで、日照時間は平年の半分程度と寡日照になった。
梅雨明け後の8月は天候が回復し、一転して高温乾燥傾向となった。
9月に入ると大気が不安定で、かつ、九州地方を通過した台風10号からの湿った空気の影響でまとまった降雨となった。
生育状況
品種構成は、桃太郎ホープ4割、桃太郎ヨーク2割、桃太郎ピース2割、桃太郎ネクスト2割となっている。
8月の高温乾燥傾向の影響からか、高温対策を徹底しているにも拘らず、きれいに開花できないため受粉に手間取っている。
病害虫発生状況
防除暦に従った予防的散布はもちろん、開口部や出入り口の防虫ネット展張、ハウス周囲の除草等の耕種的防除の徹底をしていることから、コナジラミの発生は抑えられている。
特に、様々な害虫が集まりやすいハウス周辺の雑草については、JAから各生産者に対して除草の徹底を促している。
今後の生育・出荷の見込み
高温対策はもちろん、今般の高い海水温による大型台風の発生と当地への接近等リスクを踏まえた台風対策を徹底し、長期秀品出荷に向けた健全な生育を促していきたい。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月6、7日定植の圃場
- 品種は桃太郎ホープ(前年産は桃太郎ホープのほかに桃太郎ヨークを作付)
- 苗質は良好
- 高温対策を徹底しているが、やはり高温傾向となってしまっていることから一部の花は花弁がきれいに開花していない
- 高温対策を徹底したことで、日照が届ききらない一部の樹は若干徒長気味
- コナジラミ対策として、防虫ネットの設置や雑草の除草等、耕種的防除を徹底している
《5~8枚目》
- 8月5日定植の圃場
- 品種は桃太郎ホープ
- 高温対策として、遮光ネット、打ち水(かん水)、ダイレクトファンによる空気循環等を実施しており、生育は良好
- 樹は2本仕立てにしており、培土はヤシ殻を使用
- 高温対策を徹底しているが、やはり高温傾向となってしまっていることから一部の花は花弁がきれいに開花していない
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