天候状況

１１月は、上旬及び下旬にまとまった降雨があったものの天候に恵まれたことから、降水量は平年を大きく下回り、日照時間は平年を大きく上回った。気温は、最高気温が中旬まで２０℃前後で推移し、１９日には２５℃を上回った。最低気温は、月を通して１０℃前後で推移し、２０日には１７℃を超えるなど温暖な日があった。

１２月は、天候に恵まれたことで降雨が無く、気温は、最高気温が１５℃前後、最低気温が５度前後で推移している。

生育状況

乾燥傾向のまま１２月に入り、気温が低下してきたことで、生育はやや停滞気味。

病害虫発生状況

高日照、気温高で推移してきた中、防除暦に則った適正防除を行ってきたことで、病害虫の発生は無い。

規格・品質

現在、当地の主力品種であるきらぼし９０及び黄ごころが中心の出荷。

品質良く大玉傾向で、出荷比率は、平箱の秀４玉が全体の７５％、深箱の秀６玉が１３％、秀８玉が８％となっている。

今後の生育・出荷の見込み

主力品種の出荷ピークは１２月下旬、１月以降は今後の気象条件にもよるが、徐々に減少傾向で推移する見込み。

写真の補足説明

《１～5枚目》

• ９月２９日定植の圃場
• 品種はきらぼし９０
• 主に水田裏作として栽培
• 適正な栽培管理によりアブラムシの発生は無く、品質も良好
• きらぼし９０の後はＪ４０１の収穫に移る

天候状況

１１月は、前線や湿った空気、換気の影響で曇雨天の日があり、特に２日はまとまった降雨があったことから、上旬の降水量は平年を上回ったものの、中旬以降も気圧の谷や湿った空気の影響によりも曇雨天日があったものの、高気圧に覆われた日が多かったことから乾燥傾向となったため、平年を下回っている。気温は、最高気温が中旬までは２０℃前後で推移したものの、下旬に入ってからは１５℃前後の日が多くなった。最低気温は中旬以降、１０℃前後で推移している。

生育状況

温暖な気温の中、１１月２０日の降雨により、肥料分の吸い上げが促進されて肥大が加速し、７日程度生育が進んでいる。

病害虫発生状況

１１月中旬から気温の高い日が続いていたことから、一部圃場では軟腐病の発生がみられたため、治療剤の早期散布により病害密度を抑制している。

規格・品質

１週間程度出荷は前倒し気味。

品質良く、規格は、全体の７割が秀４玉となっており、残り３割は秀６玉、秀８玉及び優。

今後の生育・出荷の見込み

順調な出荷が見込まれる。

写真の補足説明

《１~3枚目》

• ９月１５日定植の圃場
• 品種はきらぼし９０
• 現在収穫中

《4、5枚目》

• 4枚目：１２月中旬収穫予定（定植日９月１５日）、品種はきらぼし９０
• 5枚目：１２月後半収穫予定（定植日９月２９日）、品種はＪ４０１

天候状況

１０月上旬は、前線や台風の影響で降水量がかなり多く、中旬は平年並みで推移した。下旬に入り低気圧や前線の影響で大雨となったが、後半は高気圧に覆われ晴れた日が多かった。２５℃前後で推移していた最高気温は、下旬には２０℃前後と生育適温で推移した。

生育状況

平年並み。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

きらぼし９０の出荷は１１月２０日頃を予定しているが、気温の低い日が続くと１１月末にずれ込む可能性がある。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• １２月後半から収穫予定の圃場
• 品種はＪ４０１
• 水田裏作地を中心に作付
• 本葉展開、葉色とも良好

《4、5枚目》

• １１月後半から収穫予定の圃場
• 品種はきらぼし９０
• 水田裏作地を中心に作付
• 結球、葉色とも順調
• 今後の冷え込みによるブレーキが心配

天候状況

９月は、中旬まで残暑が厳しく、彼岸を境に気温が下がり始めたことで、下旬の平均気温、降水量及び日照時間は平年並みとなった。

なお、２５日は大雨となった。

生育状況

温度及び水管理を徹底させた育苗作業により、健苗を仕立てることができた。

天候に恵まれたことで、順調な定植となった。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

気温が高く推移すれば、前進傾向になる可能性があるものの、平年並みの気温で推移すれば、９月１５日定植のものは１１月後半から、９月２９日定植のものは１２月２０日前後から出荷が始まる見込み。

写真の補足説明

《1枚目》

• セルトレー育苗
• 品種は、きらぼし９０

《2～4枚目》

• ９月２９日定植の圃場
• 本葉５．５枚で定植
• 水田裏作として栽培

《5、6枚目》

• ９月１５日定植の圃場
• 順調に生育中
• 水田裏作として栽培