岩手県(ほうれんそう)
生産ステージ
播種期 8月下旬〜10月中旬
収穫期 11月下旬〜翌2月下旬
出荷最盛期 12月上旬〜翌1月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:1月25日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 久慈 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
12月下旬に寒波等の影響で降雪があってから、低温により積雪が残っている状況となっており、1月は、1日のうちにある程度の日照があるものの、曇天と降雪が続いており、気温は最高気温が上旬が0℃前後、中旬以降は10℃に届く日があるものの、2℃前後で推移している。最低気温は、上旬が-10℃前後、中旬以降は-5℃前後で推移している。
生育状況
低温寡日照による日照不足と土壌凍結で、生育は停滞気味。
病害虫発生状況
若干ダニがはっせいしているものの、ダニ剤の適正散布により密度は抑制している。
土壌凍結しているものの、低温条件にも強い雑草(ハコベ)が繁茂しており、抜き取り除草を行っている。
規格・品質
品質良く、低温のため糖度が上昇しており、食味はすこぶる良好(基準は8度だが、14度近いものもある)。
今後の生育・出荷の見込み
平年より積雪が多いため、露地作型は終了。
ハウス作型は2月末まで出荷を見込む。
本年産は厳しい寒さの中で栽培されていることから、糖度が非常に高くなっている。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- ハウス内の様子
- 低温のため、ちじみ具合良く、高糖度となっている
《3枚目》
- ハウスによっては、ハコベが繁茂してしまっており、抜き取り除草を実施
- 低温により、ちぢみ具合と糖度ののりは良いものの、生育が緩慢
《4枚目》
- 寒じめちぢみほうれんそうのため、ハウスの妻面は開放して冷気をハウス内に導入
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第3回目(調査日:12月10日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 久慈 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
11月は、下旬に若干降雨があったものの、月を通して天候に恵まれたことから、降水量は平年を大幅に下回り、日照時間は平年を大きく上回った。気温は、最高気温が中旬まで15℃前後、下旬に10℃前後で推移し、中旬には20℃を上回る日があるなど、気温高で推移した。最低気温は、上旬は5℃前後、中旬に入り、10日に氷点下を下回って初霜となってからは下旬まで0℃前後で推移した。
12月は、乾燥傾向が続いたことで降雨が無く、気温は、最高気温が7℃前後、最低気温が-3℃前後で推移している。
生育状況
10月の大雨で栽植密度が低下した圃場があったものの、ハウス及び露地作型とも、平年並みの生育。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
露地作型は11月20日頃から出荷開始。
品質良く、規格は中心規格で良好。
今後の生育・出荷の見込み
露地作型は、土が凍結する12月20日頃で出荷終了の見込み。
ハウス作型は12月中旬から出荷を開始し、翌2月末まで続く。
露地作型は寒じめちぢみほうれんそうのため、土が凍結しない程度の強い寒さが必要となっており、寒さにより糖度8度以上になったことを確認してから収穫。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- ハウス作型で9月27日播種のハウス
- 寒じめちぢみほうれんそう
《3~5枚目》
- 露地作型で9月10日播種の圃場
- 寒じめちぢみほうれんそう
- 現在収穫中
《6枚目》
- 寒じめちぢみほうれんそうの荷姿
- 寒じめちじみほうれんそうは、一般的なほうれんそうのように立ち上がらずに横に葉が展開するため、袋詰めは横詰めされる(1袋200g標準でダンボール1箱に25袋入)
- 糖度8度以上で甘みのあるほうれんそうである
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第2回目(調査日:10月23日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 久慈 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
9月下旬は、25日及び26日に大雨となった。
10月に入ると、10日及び11日にまとまった雨となった。
気温は、最高気温が20℃前後で推移していたものの、最低気温は、10月14日以降10℃を下回り、20日及び21日は3℃台まで冷え込んできた。
生育状況
露地作型は、9月上旬に播種した幼苗が強雨に叩かれて死滅したため、植栽密度が低下。
ハウス作型については順調に生育中。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
露地作型は12月上旬から、ハウス作型は1月からの出荷を見込む。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 露地作型、9月9日播種の圃場
- 幼苗期の強雨により死滅が発生したため、植栽密度が低下
《3~5枚目》
- ハウス作型、9月27日頃播種のハウス
- 生育は順調
《6、7枚目》
- 露地作型、9月中旬播種の圃場
- 生育は順調
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第1回目(調査日:9月18日)
調査時点の生育ステージ | 播種期 | 調査産地 | 久慈 |
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作付面積[前年比] | 増加 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | - | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月は高温乾燥傾向で推移したが、9月に入り降雨があり、播種には支障無し。
生育状況
発芽したばかりのところだが、生育は順調。
8月の高温乾燥傾向の影響は、特に無し。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
露地作型の播種後は、ハウス作型の播種となる。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 9月9日播種の露地作型圃場
《4枚目》
- 手前が9月9日播種の露地作型圃場、奥のハウスは10月上旬播種予定
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