鹿児島県(オクラ)
生産ステージ
播種期 2月上旬〜5月中旬
定植期 3月上旬〜7月上旬
収穫期 4月上旬〜10月中旬
出荷最盛期 6月上旬〜8月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:8月5日) New
調査時点の生育ステージ |
収穫期 |
調査産地 | いぶすき |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 回復 | 出荷進度[平年比] | 回復 |
天候状況
7月28日に梅雨明けしたことにより、干ばつ傾向となっている。
生育状況
7月は、過湿及び寡日照により、着花及び実止まりが悪く、根痛み、芯止まり等も発生した。
梅雨明け以降、一転して圃場は過乾燥気味で推移。
病害虫発生状況
病害虫の発生は無いが、根痛みが多く発生。
規格・品質
梅雨明け後の晴天で出荷量は回復傾向となったが、ピークらしいピークもなく落ち着いた出荷で、これまでの出荷量は累計で、前年の6割にとどまっている。
規格は、天候の回復によりスレ果が減り、品質も良好。
今後の生育・出荷の見込み
8月11日以降は出荷量が減少傾向となるが、盆前(13日)までは集荷対策を講じ、市場等からの要望に応えていく。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- トンネル作型
- 葉の展開数も減少し、節間が縮まるなど、老化してきている
《3、4枚目》
- 露地作型
- 露地作型も徐々にピークを過ぎているものの、葉の展開数、着花数とも充分にある
- 開花部分の節間もまだ広く、芯止まり症状も発生していない
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第3回目(調査日:7月13日)
調査時点の生育ステージ |
収穫期 |
調査産地 | いぶすき |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
7月に入り、長雨、暴風雨等、生育に芳しくない天候となっている。
生育状況
長雨等による過湿、寡日照等により生育が遅れており、根痛みの発生も懸念される。
病害虫発生状況
初期防除と長雨により害虫の発生は無し。
規格・品質
強風によりスレ果の発生頻度が増加。
着果が鈍いため、出荷量は伸びない。
今後の生育・出荷の見込み
梅雨明け等の天候回復により日照量が増加すれば、着果が回復し、出荷量も増加するが、平年のような大きな出荷ピークにはならない見込み。
生産量日本一で、粘りが強いいぶすきのオクラを是非ご賞味いただきたい。
写真の補足説明
《1枚目》
- ハウス作型
- ハウス作型はおおむね終了
《2枚目》
- トンネル作型
- 長雨、暴風雨等により根痛みが懸念される
《3枚目》
- 露地作型
- トンネル作型同様、長雨、暴風雨等により根痛みが懸念される
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第2回目(調査日:6月11日)
調査時点の生育ステージ |
収穫期 |
調査産地 | いぶすき |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
4月以降、平年よりも低温で推移していた気温は、5月以降、高めで推移している。
6月上旬は、梅雨に入ったこともあり、多雨傾向。
生育状況
風雨により、スレ果や規格外果の発生が僅かながら散見される。
病害虫発生状況
高温により、アブラムシの発生が若干多め。
規格・品質
品質は良好。
今後の生育・出荷の見込み
ハウス作型は出荷終盤、トンネル作型の出荷は6月中下旬がピークとなり、その後は露地作型の出荷が7月中旬から開始され、全ての作型がしっかりリレーでき、端境なく順調に出荷が行われる見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- ハウス作型
- 4月は低温により生育遅れが見られたものの、その後は順調に生育し、現在は既に出荷終盤を迎えている
《3枚目》
- トンネル作型
- 保温のためのトンネルは既に外され、6月上旬から出荷が始まり、中旬から出荷のピークを迎える
《4枚目》
- 露地作型
- 生育は順調で、7月中旬から出荷が始まる見込み
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第1回目(調査日:5月14日)
調査時点の生育ステージ |
露地:定植期 トンネル:生育期 ハウス:収穫期 |
調査産地 | いぶすき |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
4月以降、朝晩を中心に平年によりも低温に推移。
生育状況
低温により、生育が1週間程度遅れているとともに、花落ちや規格外の発生が見られ、収量はやや減。
病害虫発生状況
灰色かび病、菌核病の発生が見られる。
規格・品質
品質は良好だが、低温の影響で生育が遅れていることから、出荷量は平年よりも少なめで推移。
今後の生育・出荷の見込み
トンネル作型が5月下旬から出荷開始になるが、低温により初期生育が遅れたことから、出荷出揃いは、平年より10日程度遅くなる見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- ハウス作型圃場
《3枚目》
- トンネル作型圃場
《4枚目》
- 露地作型圃場
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