天候状況

９月は、上旬に秋雨前線や台風の影響で大雨やまとまった降雨の日が多かったが、中下旬は晴れの日や曇天日が続いたことから降水量は平年を下回り、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が上下旬は２２℃前後で３０℃まで上がる日もあり、中旬は２５℃前後で推移し、最低気温が上中旬は１５℃前後、下旬は１３℃前後で推移した。１０月は、天候に恵まれた日が多く、気温は、最高気温が１６日までは２４℃前後、１７日以降は１７℃を下回るようになっている。最低気温は、１６日までが１２℃前後、１７日以降が７℃を下回っており、１８日には２℃台まで低下した。

生育状況

生育は良好だが、降雨が少なく干ばつ傾向となっていることから、肥料吸収が鈍化しており小玉傾向。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

９月下旬までの出荷量は、前年比１５１％と大幅増。

１０月に入って、上旬は小玉傾向により一転して同８９％。

品質は良いが、規格は小玉傾向。

今後の生育・出荷の見込み

本年産も終盤に入ったため、今後は減少していく見込み。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• 圃場の様子
• 品種は青琳
• 小玉傾向だが生育は順調

《3、4枚目》

• 圃場の様子
• 品種は輝吉
• こちらも小玉傾向だが生育は順調

天候状況

８月は、上旬が天候に恵まれたものの、中旬以降曇雨天日が多くなったために日照時間は平年を下回り、中旬の１３-１５日は秋雨前線の影響で大雨が続いたことから、降水量は平年の２倍強と大幅に上回った。気温は、最高気温が上下旬は３３℃前後で３５℃の酷暑日があるなど高温で推移したものの、秋雨前線の影響を受けた中旬は２３℃前後に落ち着いた。最低気温は、上下旬が２２℃前後、中旬が１８℃前後で推移した。

なお、地域によっては降雹があった。

生育状況

排水条件の悪い圃場などでは、大雨による湿害で小玉傾向となっているところがあるものの、全体的に生育は順調。

なお、生育は３日程度遅れている。

病害虫発生状況

アブラナ科連作圃場を中心に、大雨による過湿で、黒斑細菌病、黒腐病の発生がみられたものの、全体の１割程度と少なかったことに加え、予防治療剤の早期防除対応を行い、病害密度を抑制している。

出荷状況と今後の出荷の見込み

８月下旬までの出荷量は、前年比１９５％と豊作基調だった。

８月中旬以降の大雨、低温、寡日照により生育にブレーキがかかり、９月上旬は同１３７％に落ち着いた。

品質は問題なく、規格は２L：１０％、L：８５％と小玉傾向。

９月は過湿、低温及び寡日照により結球、肥大が緩慢になっていることから、出荷量はやや減少傾向となるものの、作付面積拡大にため、昨年以上の出荷量となる見込み。

写真の補足説明

《1～6枚目》

• 1、2枚目：南牧村（野辺山）の圃場
• 品種は青琳
• 大雨、低温、寡日照により生育はやや不揃い
• ８月上旬までの高温時に、外葉に虫害があったものの、現在は害虫密度が低いため虫害等はない
• 在圃品質は良好
• 3、4枚目：南牧村（板橋）の圃場
• 品種は青琳
• 湿害で外葉に黒腐病の病斑が出ているが、現在は病害が抑制されていること、また、調整時に外葉はトリミングするため、出荷品質に影響はない
• 5、6枚目：南牧村（野辺山）の圃場
• 品種は輝吉
• 肥大、結球とも順調
• 在圃品質も良好