愛知県(冬キャベツ)
生産ステージ
播種期 7月下旬〜8月下旬
定植期 8月下旬〜9月下旬
収穫期 10月下旬〜翌4月下旬
出荷最盛期 2月下旬〜4月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第4回目(調査日:1月21日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 田原市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 豊作 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨の日があったものの、降水量は平年の3割強と大幅に下回った。気温は、最高気温が9℃前後で5℃を下回る日もあり、最低気温が2℃前後で推移した。
生育状況
厳寒期に入り、朝晩の冷え込みは厳しいものの、日中は日照が充分確保できていることから結球、肥大は順調。
生育進度は平年よりも7~14日程度進んでおり、春系が特に早まっている。
病害虫発生状況
病害虫は少ないが、一部圃場では冷え込みから菌核病の発生がみられたため、発生初期の予防治療剤散布で病害密度を抑制している。
規格・品質
生育が加速していることから出荷も7~14日程度早まっており、出荷量は日量で冬系が4万c/s、春系が2万5000c/s程度。
品質良く、規格は8玉中心。
今後の生育・出荷の見込み
今後の天候次第ではあるが、結球、肥大が順調なことから、引き続き順調な出荷を見込む。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月12日播種、9月17日定植の圃場の様子
- 品種はそらと
- 収穫は1月下旬予定
- 外葉が充実し、結球、肥大は順調
- 厳寒期に入り、結球表面にアントシアンがのっており、甘みが期待できる
- 在圃品質も良好
《3、4枚目》
- 8月8日播種、9月17日定植の圃場の様子
- 品種は秋よし2号
- 収穫は1月下旬予定
- 外葉が充実し、結球、肥大は順調
- 在圃品質も良好
[画像をクリックで拡大]
第3回目(調査日:12月23日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 田原市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 豊作 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
12月は、天候に恵まれた中、周期的に大雨やまとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が13℃前後で寒波の影響を受けた26日は4℃台までしか上がらず、最低気温が5℃前後で0℃を下回る日もある。
生育状況
気温は低下しているものの、これまで温暖で適度な降雨に恵まれたことから生育は順調で、早いものは平年よりも14~21日程度進んでいる。
特に、春系は前進傾向が顕著。
病害虫発生状況
コナガ、アブラムシ等は、気温低下により密度は少ない。
気温低下により、一部圃場で菌核病が散見されるものの、予防治療剤による早期防除で病害密度を抑制している。
規格・品質
現在の日量は、寒玉:3万5000c/s、春系:1万5000c/s程度で前進出荷中。
品質良く、規格は8玉中心。
今後の生育・出荷の見込み
12月中旬以降、気温低下が加速しているが、生育はすこぶる良好で豊作基調。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 寒玉の圃場の様子
- 播種:8月12日、定植:9月17日
- 収穫予定は1月下旬
- 品種はそらと
- 結球、肥大は順調で進みが早い
- 気温は低下してるが、特にアントシアンも出ていない
- 在圃品質は良好
《3、4枚目》
- 寒玉の圃場の様子
- 播種:8月9日、定植:9月17日
- 収穫予定は1月下旬
- 品種は秋よし2号
- こちらも結球、肥大は順調で進みが早い
- 気温は低下しているが、アントシアンも出ていない
- 在圃品質は良好
[画像をクリックで拡大]
第2回目(調査日:11月15日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 田原市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 豊作 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が続いたことで日照時間は平年を上回り、長い周期で大雨があったものの降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が26日までは17℃前後、27日以降は13℃前後で推移し、最低気温が上旬は12℃前後、中旬以降28日までは8℃前後、29日以降は4℃前後で推移した。
生育状況
11月に入り、朝晩の気温は低下してきたものの、日中は日照に恵まれて温暖に推移したことから、結球、肥大は順調。
病害虫発生状況
日中の温度が高めに推移したことから、若干鱗翅目害虫等が散見されたものの、異なる薬剤ローテーションによる適期防除に加え、気温低下により害虫密度は抑制されている。
病害は、降雨により黒腐病が散見されたものの、予防治療剤の早期散布により病害密度を抑制している。
また、一部の連作地では根こぶ病が散見されるものの、結球、肥大に大きな影響は出ていない。
規格・品質
天候に恵まれて順調に出荷している。
出荷量は、平日が寒玉1万8000c/s、春系2500c/s程度、休市明けが寒玉2万5000c/s、春系2500c/s程度。
品質良く、規格は8玉中心。
今後の生育・出荷の見込み
品種は、寒玉が「そらと」「冬のぼり」等、春系が「春岬」「さちはる」等
本年産は、台風等の被害も無く、豊作基調となっている。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 寒玉の圃場の様子
- 播種:8月12日、定植:9月17日
- 収穫予定は1月下旬
- 品種ははると
- 天候に恵まれて、外葉は充実し、結球も順調
- 病害虫被害も無く、在圃品質は良好
《3、4枚目》
- 寒玉の圃場の様子
- 播種:8月8日、定植:9月17日
- 収穫予定は1月下旬
- 品種は秋よし2号
- こちらも天候に恵まれて、外葉は充実し、結球も順調
- 病害虫被害も無く、在圃品質は良好
[画像をクリックで拡大]
第1回目(調査日:10月22日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 田原市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 豊作 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、台風や秋雨前線等の影響で降水量は平年の約4倍と大幅に上回り、9月も、秋雨前線や台風の影響で月を通して周期的に連続した大雨やまとまった降雨があったことから、降水量は平年を大幅に上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が28℃前後、最低気温が21℃前後で16℃台まで下がる日もあった。
10月は、周期的にまとまった降雨の日があり、気温は、最高気温が16日までは27℃前後、17日以降は19℃前後で推移し、最低気温が16日までは20℃前後、17日以降は19℃前後で推移している。
生育状況
8月の秋雨前線等による長雨で定植作業が遅れたものの、天候の回復と気温上昇で生育速度が加速したことで、生育ステージはほぼ平年並み。
病害虫発生状況
気温の上昇で鱗翅目害虫の発生がみられたが、予察等に基づく初期防除の徹底により、害虫密度を抑制している。
規格・品質
現在の出荷量は、日量2300c/s絡みの出荷となっている。
品質良好で、規格は8玉中心。
今後の生育・出荷の見込み
天候が安定し、台風等の被害もないため、順調な出荷が続いて増量する見込み。
本年産の品種は、冬作が藍天、そらと等、春作がはるみさき等。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月12日播種、9月17日定植の圃場の様子
- 品種はそらと
- 収穫予定は翌1月下旬
- 順調に生育し、現在結球開始
《3、4枚目》
- 8月8日播種、9月17日定植の圃場の様子
- 品種は秋よし2号
- 収穫予定は翌1月下旬
- 順調に生育中
[画像をクリックで拡大]