大阪府(冬キャベツ)
生産ステージ
播種期 8月上旬〜8月中旬
定植期 9月上旬〜10月中旬
収穫期 11月中旬〜翌2月中旬
出荷最盛期 12月上旬〜翌1月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:1月12日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 泉南産地 |
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作付面積[前年比] | やや減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬まで長い周期で大雨やまとまった降雨の日があったことから降水量は平年の1.7倍と大幅に上回った。
1月は、天候に恵まれた日が続く中、11日にまとまった降雨があった。気温は、最高気温が9℃前後、最低気温が0℃前後で-2℃を下回る日もあった。
生育状況
12月中旬のまとまった降雨以降、降雨日が無かったことから干ばつ傾向になっていることに加え、厳冬期に向けての気温低下で結球、肥大がやや緩慢になってきているものの、全体的な生育進度は平年並みで、在圃品質も良好。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
気温低下により、12月末の出荷量は平年の1、2割減となったが、順調に出荷されている。
品質良く、規格は大玉傾向。
今後の生育・出荷の見込み
出荷最盛期は2月を予定しているが、最盛期の主力となるべき中晩生種の彩音の作付面積が減少していることから、当該時期の出荷量は平年よりも減少する見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 収穫期の圃場の様子
- 品種は松波
- 結球直径は22~27cmで大玉傾向
- 気温低下によりアントシアンがのっており、甘みが強い良好な食味が期待できる
《4~6枚目》
- 9月下旬定植の圃場の様子
- 品種は冬藍
- 結球直径は14、15cm程度で在圃品質は良好
- 定植遅れと生育期の干ばつ傾向に加え、12月下旬以降の冷え込みにより、平年よりも生育進度が遅い
- 降雨と適度な日照による日中温度の上昇があれば順調に結球が進む
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第3回目(調査日:12月20日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 泉南 |
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作付面積[前年比] | やや減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
11月は、上下旬に大雨の日があったことから降水量は平年を上回ったものの、天候に恵まれた日も多かったことから日照時間も平年を上回った。気温は、最高気温が18℃前後、最低気温が上旬は10℃前後、中旬以降26日までは8℃前後、27日以降は3℃前後で推移した。
12月は、天候に恵まれた日が多い中、長い周期で大雨やまとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が15℃前後で10℃を下回る日もあり、最低気温が4℃前後で0℃台の日もある。
生育状況
適度な降雨と日照に恵まれたことに加え、気温も高めに推移したことで生育が加速し、遅れていた生育ステージは平年並みになった。
病害虫発生状況
11月までは気温高でヨトウムシの発生が散見されたものの、12月以降、気温低下により害虫密度は低下した。
規格・品質
現在、市場価格が安価に推移しているため、収穫、出荷ペースは緩め。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
今後も高品質、中心規格の出荷が見込まれる。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 9月上旬定植の圃場の様子
- 品種は松波
- 外葉は約40cmと充実している
- 結球は22~25cm程度と順調
- 現在市況安のため、出荷規格に肥大しても、価格浮上まで収穫を待つ生産者がいるため、大玉で在圃しているものもある
- 本圃は4玉入り中心で出荷予定
《4~6枚目》
- 9月下旬定植の圃場の様子
- 品種は冬藍
- 外葉は約38cmと充実している
- 結球は13cm程度
- 順調に結球、肥大している
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第2回目(調査日::11月26日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 泉南 |
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作付面積[前年比] | やや減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | やや遅い |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が続いたことで日照時間は平年を上回り、上下旬にまとまった降雨があったことから降水量も平年を上回った。気温は、最高気温が18℃前後で13℃までしか上がらない日もあり、最低気温が26日までは10℃前後、27日以降は3℃前後で推移している。
生育状況
9月の定植期は台風の影響で作業が遅れたため、その後の初期生育も平年よりも遅れ、10月以降の中期及び後期生育も干ばつ傾向で生育速度は回復せずに推移している。
生育ステージは平年よりも遅いが、気温の低下が遅いため、生育自体は順調。
病害虫発生状況
気温高のためにヨトウムシの発生がみられたものの、予察に基づいた早期防除により、害虫密度を抑制している。
病害については特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
平年よりもやや遅れているものの、生育自体は順調なことから、高品質な玉の出荷が期待できる。
12月の出荷量については、干ばつ傾向が続いていることから、今後の雨次第でその増減が分かれる見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 9月上旬定植の圃場の様子
- 品種は松波
- 玉肥大は干ばつ傾向のために遅れ気味で、直径は16、17cm程度
- 気温高でヨトウ類の食害痕が外葉に見られるものの、病害密度は抑制済
- 食害痕は調整時に除去する外葉のため、特に問題無し
《4~6枚目》
- 9月下旬定植の圃場の様子
- 品種は彩音、冬藍
- 耐寒性品種のために外葉は立性
- 外葉の大きさは約48cm程度
- 現在は結球開始期で、今後の適度な降雨に期待
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第1回目(調査日:10月13日)
調査時点の生育ステージ |
定植期 生育期 |
調査産地 | 泉南 |
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作付面積[前年比] | やや減少 | 作況[平年比] | 平年並みを見込む |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
9月は、曇天日が多かった中、上中旬に秋雨前線や台風の影響で周期的にまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年を大幅に下回り、日照時間も平年を大幅に下回った。気温は最高気温が29℃前後で32℃を上回った日があり、最低気温が21℃前後で推移した。
10月は、天候に恵まれた日が続いており、気温は、最高気温が29℃前後、最低気温が19℃前後で推移している。
生育状況
9月中旬に接近した台風の影響で、定植作業が遅れたため、生育ステージも遅れているが、生育自体は土壌水分が潤沢にある中、日照が充分確保され、気温も生育適温に近い温度で推移していることから、活着、初期生育とも順調。
病害虫発生状況
定植前の台風、定植前に粒剤施用をしていること、また、厳しい残暑もなかったことから、病害虫の発生は無い。
今後の生育・出荷の見込み
品種は人気品種に移行しており、松波が45%、冬藍が20%、彩音、冬のぼりとなっており、冬藍から松波への品種移行があった。
定植が遅れたことから今後の生育も遅れるが、日照と降雨が適度にあり、秋から冬への温度変化が緩やかになれば、生育速度が加速し、平年並みの生育ステージに追いつくことから、出荷最盛期は平年並みの1月中旬から2月を見込む。
本年産は、作付面積がやや減少していることから、出荷量もうやや減少する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 9月上旬定植の圃場
- 品種は松波
- 外葉の大きさは22cm
- 松波は、食感、食味が良いために市場評価が高く、他品種から移行する生産者が増えている
- 品種の特徴である大きな外葉は、食害痕等もなく順調に展開
- 結球はこれから
《5~8枚目》
- 9月下旬定植の圃場
- 品種は彩音
- 外葉の大きさは12cm
- 9月中旬定植予定であったが、台風の影響で定植が下旬にずれ込んだ
- 定植後は降水量が少ないため、徐々に土壌水分が低下しており、生育速度が鈍化している
- 適度な降雨と日照、冬への温度低下が緩やかに進めば、生育は加速して平年並みになることが可能なことから、出荷開始等は平年並みを見込む
《2枚目》
- ○○○○○
- ○○○○○
《3枚目》
- ○○○○○
- ○○○○○
《4枚目》
- ○○○○○
- ○○○○○
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