和歌山県(夏秋きゅうり)

生産ステージ

播種期 5月上旬〜5月中旬

定植期 5月下旬〜6月下旬

収穫期 6月中旬〜10月下旬

出荷最盛期 7月下旬〜8月中旬

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

第4回目(調査日:8月24日) New

調査時点の生育ステージ 収穫期 調査産地 紀ノ川中央
作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比] 不良
生育進度[平年比] 平年並み 出荷進度[平年比] 平年並み
天候状況

8月は、上旬が比較的天候に恵まれたものの、中旬が秋雨前線の影響から大雨が続いたため、24日時点の積算降水量は月間平均降水量の4倍強と大幅に上回っており、同日時点の積算日照時間は月間平均日照時間の4割程度と大幅に平年を下回っている。気温は、最高気温が上旬は33℃前後で35℃の酷暑日もあり、中旬は秋雨前線の影響で27℃前後に低下し、下旬は30℃前後で推移している。最低気温は、上旬が25℃前後、中旬は23℃前後まで低下したものの、下旬は再び25℃前後で推移している。

生育状況

秋雨前線による寡日照で生育不良となっている。

病害虫発生状況

大雨等で多湿条件となったことから、褐斑病の発生がみられたため、雨の止み間を見計らって予防治療剤の施用を行っている。

規格・品質

本来は出荷最盛期のはずだが、曇雨天日が続いているため出荷量は伸び悩んでいる。

品質は良いものの、過湿条件下での生育となっていることから曲がり果の発生が多い。

今後の生育・出荷の見込み

今後は露地作型の出荷量が減少傾向になり、ハウスの抑制作型に切り替わる予定。

写真の補足説明

《1~4枚目》

  • 圃場の様子
  • 品種は夏もよう
  • 全体的には生育良く、樹勢が安定していることから果形も良好
  • 多湿条件のため、一部の樹で褐斑病がみられる

《5、6枚目》

  • 圃場の様子
  • 品種はVアーチ
  • 樹勢は比較的安定しているが、着果肥大中のものにやや尻太気味のものがみられるため、樹勢低下に注意が必要

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      第3回目(調査日:7月21日)

      調査時点の生育ステージ 収穫期 調査産地 紀ノ川中央
      作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比] 平年並み
      生育進度[平年比] 平年並み 出荷進度[平年比] 平年並み
      天候状況

      7月は、前線、湿った空気及び上空の寒気の影響で中旬までまとまった降雨の日があり、特に上旬の1日及び8日は大雨となったものの、19日以降は晴天日が多くなっている。気温は、最高気温が30℃前後で33℃を超える日もあり、最低気温が24℃前後で推移している。

      なお、当県内は17日に平年より15日早い梅雨明けとなった。

      生育状況

      大雨等があったものの、順調に生育している。

      病害虫発生状況

      害虫は気温高によるウリノメイガ、病害は高温多湿による炭そ病やべと病が一部で発生したものの、早期防除を徹底したことにより、病害虫密度を抑制している。

      規格・品質

      7月16日から共選荷受けが開始となり、5月定植の出荷分を含めると1回目の出荷最盛期を迎えている。

      品質良く、規格は秀M中心。

      今後の生育・出荷の見込み

      2回目の出荷最盛期は、8月上旬から中旬の見込み。

      写真の補足説明

      《1~4枚目》

      • 6月11日定植の圃場の様子
      • 品種は夏もよう
      • 受粉は日本ミツバチを利用
      • 気温が高い正午で水分が蒸散しているため、葉はやや張りがないものの、樹勢は良好で、生育も順調
      • 下葉掻きの励行で株元の採光も確保されている
      • 適度な樹勢により、果形も筋が良く良好

      《5、6枚目》

      • 6月11日の圃場の様子
      • 品種はVアーチ
      • こちらも生育は順調

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        第2回目(調査日:7月5日)

        調査時点の生育ステージ 生育期 調査産地 紀ノ川中央
        作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比]
        生育進度[平年比] 平年並み 出荷進度[平年比]
        天候状況

        7月は日照が少なく、前月の29日から3日まで降雨が続き、特に1日は大雨となった。気温は、最高気温が30℃前後、最低気温が24℃前後で推移した。

        生育状況

        初期生育が順調であったことから、現在も順調に生育している。

        病害虫発生状況

        気温及び湿度とも高い状態が続き、病害リスクが高まっているため、予防的防除を徹底していることから、病害虫は特に無し。

        今後の生育・出荷の見込み

        生育が順調なことから、7月16日から共同選果を予定

        写真の補足説明

        《1~3枚目》

        • 6月11日定植の圃場の様子
        • 品種は夏もよう
        • 樹の草丈は140cm前後(3本仕立て)
        • 生育は順調
        • 着花及び着果とも順調で着果したものは、3、4cm程度

        《4、5枚目》

        • 6月11日定植の圃場の様子
        • 品種はVアーチ
        • 樹の草丈は145~150cm(3本仕立て)
        • 生育は順調
        • 着花及び着果とも順調で、着果したものは3、4cm程度

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          和歌山県(夏秋きゅうり)
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          第1回目(調査日:6月22日)

          調査時点の生育ステージ 定植期 調査産地 紀ノ川中央
          作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比]
          生育進度[平年比] 平年並み 出荷進度[平年比]
          天候状況

          5月は、上中下旬で大雨の日があったことから降水量は平年を大幅に下回り、中旬に曇雨天日が続いたことから、日照時間も平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が25℃前後、最低気温が16℃前後で推移した。

          なお、当県内は16日の曇雨天で、統計開始以来最も早い入梅となった。

          6月は、上中旬はまとまった降雨の日があったものの、下旬に入ってからは降雨日がない。気温は、最高気温が28℃前後で31℃を超える日があり、最低気温が20℃前後で推移している。

          生育状況

          平年並みで推移。

          病害虫発生状況

          適正防除励行により、特に無し。

          今後の生育・出荷の見込み

          出荷開始は7月15日頃を予定し、出荷のピークは8月中旬(盆頃)を見込む。

          当地の作付品種は、主にVアーチだが、一部では昨年試作した夏もようが作付けされている。

          写真の補足説明

          《1~5枚目》

          • 6月11日定植の圃場
          • 1~3枚目の品種はVアーチ(樹の草丈は37cm前後)
          • 4、5枚目の品種は夏もよう(樹の草丈は45cm前後)
          • 大苗で、定植後11日経過しており、ほぼ活着している
          • 夏もようは、Vアーチに比べて節間が短く多収が見込まれるということから、昨年の試作から多く作付けされている
          • 本圃場は山間地にあり、比較的冷涼な気候を利用した夏秋どりネット栽培を行っている

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            和歌山県(夏秋きゅうり)
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