天候状況

５月は、統計開始以来最も早い５月１５日に入梅し、大雨の日が多かったことから降水量は平年の２倍近くと大幅に上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が２３℃前後、最低気温が１５℃前後で推移した。

６月は、上中旬にまとまった降雨があったものの、曇天日が多かったことから降水量は平年を大幅に下回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が２７℃前後、最低気温が２０℃前後で推移した。

７月は曇天日が続く中、まとまった降雨の日もある。気温は、最高気温が３１℃前後と高温で、最低気温が２３℃前後で推移している。

生育状況

５月定植分の初期生育は遅れ気味であったが、気温の上昇と降雨により土壌水分が適度にあったことから、現在は平年並みに回復している。

病害虫発生状況

特に無し。

一部でべと病、カメムシが散見されたことから、早期防除を行い、病害虫密度を抑制している。

品質・規格

５~６月定植が増加したことで、当地では作型が前進しているため、６月の出荷量は前年同期比で１２０％、現在の出荷量は日量８ｔ程度。

品質良く、規格は秀品M級が中心。

一部、強風によるスレ果が発生している。

今後の生育・出荷の見込み

本年は作型が前進しているため、９月以降は出荷量が減少する見込み。

写真の補足説明

《1枚目》

• ５月７日定植圃場
• 品種はＳＲ－３７及びＴＣＶ-１６２
• 耐病性があり、曲がり果が少ないのが特徴
• 樹勢は良好

《2枚目》

• 出荷品の品質及び形状ともすこぶる良好
• 照りも美しい

《3枚目》

• ７月６日定植の圃場
• 品種はＳＲ－３７
• 活着は良好

《4枚目》

• 定植１週間後の樹
• 活着は良好