天候状況

２月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が９℃前後で１４℃台まで上がる日もあり、最低気温が１℃前後で－１℃台まで低下する日もあった。

３月は、中旬にまとまった降雨があったものの、天候に恵まれた日が続いている。気温は、暖候期に入ったことことで最高気温が１４℃前後で２１℃台まで上がる日もあり、最低気温が５℃台で０℃台まで低下する日もある。

生育状況

２月まで低温干ばつ傾向で推移していたことから、生育は平年より５日程度遅れている。

病害虫発生状況

低温干ばつで根の肥料吸収が緩慢なことから、病害抵抗性が若干弱まっており、べと病の発生が散見されるため、発生初期の予防治療剤散布により、病害密度の抑制を図っている。

今後の生育・出荷の見込み

暖候期に入ったことで日照時間、気温とも上昇傾向にあるため、今後も安定して平均気温が上昇すれば、平年並みの生育進度に回復する見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• 圃場の様子
• 干ばつ傾向が続いているため、生育は５日程度遅れている
• 今後の気温の上昇に期待

天候状況

６月は、上中旬にまとまった降雨の日があったものの、晴天及び曇天の日が多かったことから、降水量は平年の約半分と大幅に下回り、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が２８℃前後、最低気温が２０℃前後で推移した。

生育状況

収穫はほぼ終了。

入梅により、６月上旬まで収穫作業が遅れた。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

大玉傾向が続いている。

品質は平年並みで良好、規格は２L、L中心。

今後の生育・出荷の見込み

７月中旬まで選果が続く見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• 選果場の様子
• 本年は大玉傾向
• ７月中旬まで選果

天候状況

５月は上旬が周期的に晴天日となったが、中旬に入ってからは、曇雨天が続き、１５日に統計開始以来最も早い入梅となった。入梅以降も曇雨天が続いたことで、降水量は平年を大幅に上回り、２９日からは晴天となったものの、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が２５℃前後、最低気温が１７℃前後と高めに推移した。

生育状況

生育は、年内から春にかけて温暖に推移したことから順調で、大玉傾向。

病害虫発生状況

気温高によりアザミウマの被害がみられることから、ローテーション散布により害虫密度を抑制している。

晩生は現在生育中で、収穫はまだだが、今後の天候によっては軟腐病の発生が懸念されることから、予防的防除で病害密度を抑制できるよう心掛けている。

規格・品質

５月上旬までは順調な収穫となったが、入梅後、下旬以降は梅雨の影響で出荷量が減少した。

品質良く、規格は大玉傾向。

今後の生育・出荷の見込み

今後も大玉傾向が続く。

今後の天候にもよるが、梅雨による過湿により腐敗が増えることが危惧される。

写真の補足説明

《１～４枚目》

• 圃場の様子
• 品種は、晩生種のもみじ３号
• 生育は良好

天候状況

３月は、上中旬にまとまった降雨があったものの降水量は平年を下回り、日照に恵まれた日が多かったものの、周期的に曇天日があったことから、日照時間も平年を下回った。気温は、最高気温が１６℃前後で推移し、２６日以降は２０℃前後に上昇した。最低気温は、５℃前後で推移した中、２３日は３℃を下回り、２８日からは一転して１０℃を上回った。

生育状況

早生、中生、晩生とも、気温の上昇と適度な降雨により生育は前進傾向。

球径は、平年であれば４，５ｃｍのところ、本年は７，８ｃｍまで肥大しており、葉鞘も平年よりも１０ｃｍ以上伸長している。

病害虫発生状況

気温の上昇により、３月からネギアザミウマが散見されたものの、発生初期の適正防除を徹底したことにより、害虫密度は抑制されている。

また、べと病も散見されたが、発生初期の適正防除を徹底したことにより、病害密度は抑制されている。

今後の生育・出荷の見込み

気温高と適度な降雨により生育は加速しており、出荷は平年よりも７~１０日程度早まる見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• 圃場の様子
• 品種は、晩生種で貯蔵性の高いもみじ３号
• 気温高と適度な降雨により生育は前進傾向
• 在圃品質は良好