天候状況

１月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約６割と大幅に下回った。気温は、最高気温が中旬までは７℃前後で１３℃台まで上がる日もあり、下旬は９℃前後で５℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が－２℃前後で－５℃近くまで低下する日もあった。

２月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬に降雨や降雪日があったものの、降水量は平年の約６割と大幅に下回った。気温は、最高気温が１０℃前後で４℃台までしか上がらない日もあり、最低気温がー２℃前後で推移した。

３月は、１日に降雨があったものの、その後は天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が１２℃前後で２２℃に届く日もあり、最低気温が０℃前後で７℃台までしか下がらない日もある。

生育状況

２月までは寒波の影響で降雪があり、外気温も低温で推移したが、ハウス内設定温度を適切に維持したことに加え、日照に恵まれた日が多かったことから生育は順調で、樹勢も回復。生育進度は、１０日程度早い。

病害虫発生状況

樹勢回復途中でうどんこ病が散見され、降雪で換気ができない日のハウス内湿度がやや高くなったことから灰色かび病が散見されたが、追肥や葉面散布による樹勢回復対策、発生初期の予防治療剤散布による病害密度抑制により、特に問題は無い。

規格・品質

現在の日量は、１１００ｃ/ｓ程度。

品質良く、規格は２L中心。

今後の生育・出荷の見込み

徐々に下位等級が増加しているところではあるが、暖候期に入り、出荷量自体も増加傾向になる見込み。

今後も樹勢を維持し、出荷最盛期に向けて安定出荷を行う。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月２７日定植のハウス内の様子
• 品種はとげなし美茄子
• 生育は良好で、樹勢、着花、着果数とも良好
• 日照に恵まれて着色も良好
• 今後も樹勢を維持して安定出荷を目指す

天候状況

１２月は、上中下旬で周期的に大雨やまとまった降雨の日があったことから降水量は平年の１．８倍と大幅に上回り、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が２５日までは１２℃前後、２６日以降は７℃前後に低下し、最低気温が上旬は５℃前後、中旬以降は－１℃前後で推移した。

１月は、比較的天候に恵まれた日が続く中、中旬にまとまった降雨があった。気温は、最高気温が７℃前後、最低気温が－２℃前後で－４℃台の日もある。

生育状況

１２月は成り疲れから出荷量が減少したものの、現在は樹勢、着果量ともに回復傾向で、生育は平年よりも１０日程度早い。

病害虫発生状況

成り疲れによる樹勢低下で、一時すすかび病が散見されたものの、発生初期の予防治療剤散布に加え、葉面散布による樹勢回復を促したことで病害密度は抑制されている。

また、日中のハウス内温度上昇により、コナジラミが若干発生したものの、発生初期のローテーション防除により害虫密度を抑制している。

規格・品質

出荷量は、日量６５０～７００ｃ/ｓ程度。

千両は品質良く、規格は中心規格だが、とげなし美茄子は、これまでの日中温度が高めに推移したことから、高温障害による赤果の発生比率が高く、下位等級品が多い。

今後の生育・出荷の見込み

樹勢回復により、充分な着果数が確保されていることから、今後は順調な出荷となる見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月２７日定植のハウス内の様子
• 品種はとげなし美茄子
• 樹勢良く、整枝、摘葉等の管理状況は良好
• 着果数も充分
• 病害虫の発生も無く、今後も順調に出荷見込み

天候状況

１１月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、上下旬に大雨があったものの降水量は平年を下回った。気温は、誌赤穂気温が２２日までは２０℃前後、２３日以降は１３℃前後で推移し、最低気温が２２日までは７℃前後、２３日以降は２℃前後で０℃を下回る日もあった。

１２月は、天候に恵まれた中、周期的に大雨やまとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が１３℃前後、最低気温が５℃前後で推移している。

生育状況

これまで、温暖で十分な日照があったことから、当初遅れていた生育は一転して平年より５日程度早くなり、樹勢、着果ともに順調。

病害虫発生状況

高日照で推移したことから、ハウス内温度が上昇したことでコナジラミが発生したため、異なる薬剤系統による適切なローテーション防除を行い、害虫密度を抑制している。

夜温の低下により、菌核病や灰色かび病が一部でみられたことから、樹勢維持による病害抵抗力の強化とともに、予防治療剤による早期防除による病害抑制を行っている。

規格・品質

現在、日量１２００ｃ/ｓ程度の出荷量。

品質良く、規格は秀品が多く、下ものが少ない。

今後の生育・出荷の見込み

１２月下旬から出荷量は増加する見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月２７日定植のハウス内の様子
• 品種はとげなし美茄子
• ４段目が着果中
• 樹勢よく、きれいに整枝されており、着果、肥大ともに良好
• 今般の燃油高騰により、平年より２割程度低い温度設定にしている
• 着果促進のため、光合成促進機を１棟１台設置

天候状況

8月は、上中旬にまとまった降雨の日があり、特に９日は台風９号、１２-２０日は秋雨前線の影響で連続した大雨となったことから、降水量は平年の３倍弱と大幅に上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が上下旬は３３℃前後で３８℃を超える酷暑日があったものの、中旬は秋雨前線の影響で２７℃前後に落ち着いた。最低気温は、上旬が２４℃前後、中下旬が２３℃前後で推移した。

９月は、秋雨前線や台風１４号の影響で大雨やまとまった降雨の日が多くなっており、気温は、最高気温が２８℃前後、最低気温が２１℃前後で推移している。

生育状況

８月中旬、９月上旬の秋雨前線の影響で、日照がやや弱く、積算気温が１００℃程低いことから、生育が３日程度遅れいている。

病害虫発生状況

８月下旬に、天候が回復して気温が高くなったことからハウス内温度が上がったことで、ハダニ、コナジラミが一部で散見されたが、早期防除を徹底したことで害虫密度を抑制している。

今後の生育・出荷の見込み

本年産は、９月１９日から出荷の予定で、生育同様３日程度遅くなっている。

品種構成は、とげなし美茄子が８割、千両が２割。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月２７日定植のハウス内の様子
• 品種はとげなし美茄子
• １段目の収穫は９月末を予定
• 生育及び着果促進のため、光合成促進機をハウス１棟に１台設置