天候状況

１２月は、上旬にまとまった降雨や大雨の日があったことから降水量は平年の約２倍と大幅に上回ったものの、中旬以降、天候に恵まれた日が続いたことから日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が２５日までは１３℃前後、２６日以降は７℃前後で推移し、最低気温が上旬は５℃前後、中旬は３℃前後で－２℃台の日もあり、下旬は－３℃前後で－５℃台まで低下する日もあった。

１月は、天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が８℃前後、最低気温が－３℃前後で推移している。

生育状況

天候に恵まれて１２月中旬まで比較的温暖であったことに加え、降雨で土壌水分も充実していたことから、太り良く、生育は順調で生育進度は平年より７日程度早く、在圃品質も良好。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

生育進度が早いことから、出荷も平年より７日程度早まっている。

品質良く、規格は太物中心。

今後の生育・出荷の見込み

年内出荷分は順調に推移しており、１月に入り、生育調査の週（１１日～）から出荷最盛期に入った。

今後は、下旬にかけて増量を見込む。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• 圃場の様子
• 良好な生育環境の下、生育及び出荷進度は７日程度早まっている
• 病害虫密度は大幅に抑制されている中、根量が充実していたことで在圃品質は良好、太物傾向

天候状況

１０月は、天候に恵まれた日が多かったことで日照時間は平年を大幅に上回り、上中下旬に長い周期で降雨の日があり、特に１日は大雨となったものの、降水量は平年の半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が１１日までは２８℃前後、１２日以降は２０℃前後で推移し、最低気温が１６日までは１６℃前後、１７日以降は８℃前後で推移した。

１１月は、９日に大雨となったものの、天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が２０日までは１９℃前後、２１日以降は１６℃前後で、最低気温が２３日までは９℃前後、２４日以降は２℃前後で推移している。

生育状況

徹底した栽培管理を励行してきた中、これまで、平年より高い気温と充分な日照、適度な降雨により、平年より生育進度は早く、太りも良く、生育は順調。

病害虫発生状況

気温高で推移したことからハモグリバエの発生がみられたものの、早期の適正防除を励行したことで、害虫密度は抑制されている。

規格・品質

１１月下旬から出荷開始。

品質良く、太物が多い。

今後の生育・出荷の見込み

年明け以降に出荷最盛期となる見込み。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• ３月１０日播種の圃場
• 天候に恵まれて生育は順調
• 太物中心で在圃品質も良好

天候状況

８月は、上下旬で天候に恵まれた日が多かったため、日照時間は平年を上回ったものの、秋雨前線の影響で中旬の１３-１５日に連続した大雨となったことから、降水量は平年のをわずかに上回った。気温は、最高気温が上旬は３５℃前後で３７℃の酷暑日になる日があったものの、中旬は秋雨前線の影響で２８℃前後に落ち着き、２１℃までしか上がらない日もあった。最低気温は、上下旬が２５℃前後、中旬が２０℃前後で推移した。

９月は、秋雨前線の影響で曇雨天日が多くなっている。気温は、最高気温が２５℃前後で２０℃までしか上がらない日もあり、最低気温は１８℃前後で推移している。

生育状況

８月上旬まで好天に恵まれたために、全体的に生育は順調で、生育進度は７日程度早まっている。

しかし、中旬に連続した大雨の日があったことに加え、その後も曇雨天が続いたことから、排水の悪い圃場では根傷みを起こし、生育が遅れている。

病害虫発生状況

排水の悪い圃場を中心に軟腐病等が発生しているため、発生初期の予防治療剤散布により病害密度を抑制している。

今後の生育・出荷の見込み

生育が順調な圃場では、１１月中下旬には仕上がり、１１月下旬から１２月上旬には出荷開始となる見込み。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• 圃場の様子
• 排水性が充分な圃場でも、大雨等により土壌水分がやや多め
• 排水性の良い圃場では生育が早まっているが、今後の秋雨前線や台風等の生育に対する影響が心配されるところである
• 予防的防除を徹底していることに加え、秋雨前線等の影響から周期的に降雨があり、８月中旬以降は気温が落ち着いているので、害虫の発生は少ない

天候状況

４月は、天候に恵まれたことで日照時間は平年を上回り、中下旬にまとまった降雨があったものの、降水量は平年の半分程度と大幅に下回った。気温は、最高気温が２０℃前後で推移した中、下旬の２０~２２日は２６℃台と夏日になった。最低気温は２０℃前後で推移したが、中旬は５℃を下回る日があるなど、昼夜の気温差が大きくなった。

５月は、中旬以降降水量は少ないものの、曇雨天が続いている。気温は、最高気温が２４℃前後で中旬には３０℃の真夏日になった日があり、最低気温は１５℃前後で推移し、４月同様、昼夜の気温差が大きくなっている。

生育状況

育苗は、日中の気温差が大きかったものの、日照に恵まれたことで健苗に仕上がった。

また、定植作業も天候に恵まれたことで順調に進み、活着及び初期生育は良好。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

今後は梅雨になるため、産地としては栽培管理とともに過湿による病害対策に注力していく

本年の秋冬ねぎは、１１~１２月上旬から出荷予定。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• 育苗の様子
• 日照に恵まれたことで、生え揃い良く、健苗に仕上がった

《3枚目》

• 圃場の様子
• ５月中旬前半までは天候に恵まれていたことから、定植作業も順調に行われた
• 定植後の活着も順調