大分県(秋冬はくさい)
生産ステージ
播種期 8月上旬〜9月下旬
定植期 8月下旬〜10月上旬
収穫期 10月下旬〜翌1月下旬
出荷最盛期 11月中旬〜12月中旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第4回目(調査日:12月10日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 日田市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が続く中、16日はまとまった降雨となった。気温は、最高気温が15℃前後で10℃を下回る日もあり、最低気温が0℃前後で推移している。
生育状況
依然として10月までの高温干ばつの影響が残る中で、12月も降水量が少ないことから、生育が10日程度遅れている。
病害虫発生状況
日照に恵まれて最高気温が比較的高いことから、効率的防除により害虫密度を抑制している。
また、最低気温の低下によりべと病が散見されていることから、予防治療剤の散布により病害密度を抑制している。
規格・品質
出荷最盛期に入ったものの、生育が遅れていることに加えて生育揃いにムラがあることから、出荷量は平年の8割程度となっている。
品質良く、規格は出荷者によりややばらつきがみられることから、中心規格だけでなくやや小玉もある。
今後の生育・出荷の見込み
年内は出荷最盛期が続き、翌1月まで出荷が続く見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 出荷を迎える圃場の様子
- 降雨が少ない中、最高気温が生育適温内で比較的高めに推移してきたことから、外葉の展開、結球ともほぼ順調
- 外葉にべと病斑がみられる玉があるものの、調整するために品質に問題は無い
[画像をクリックで拡大]
第3回目(調査日:11月29日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 日田市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
11月は、下旬に大雨があったことから降水量は平年を上回ったものの、天候に恵まれた日が続いたことから日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が中旬までは21℃前後、下旬は16℃前後で推移し、最低気温が上旬は8℃前後、中旬以降25日までは4℃前後、26日以降は0℃前後で推移した。
12月は、天候に恵まれた日が続く中、16日はまとまった降雨となった。気温は、最高気温が15℃前後、最低気温が0℃前後で推移している。
生育状況
降雨により土壌水分が回復してきたものの、これまでの干ばつ傾向の影響で生育は10日程度遅れている。
また、生育が疎らな圃場もある。
病害虫発生状況
これまでの高温干ばつの影響で虫害が、また、べと病も散見されているので、防除を徹底して病害虫密度を抑制している。
規格・品質
高温干ばつの影響が残っているため、出荷は平年より10日程度遅れている。
品質は良いが、規格は圃場によってばらつき気味となっている。
今後の生育・出荷の見込み
出荷ペースが10日程度ずれ込んでいることから、出荷最盛期が年内いっぱい続き、本年産の出荷は翌1月下旬まで続く見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 11月中旬に出荷最盛期を迎え、現在は出荷終了した圃場の様子
- 次作作付けのため、耕うん予定
《2、3枚目》
- 12月上旬に出荷最盛期を迎える圃場の様子
- 降雨により土壌水分が回復したことから生育は回復に転じたものの、平年よりは遅れている
- 在圃品質は良好
[画像をクリックで拡大]
第2回目(調査日10月15日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 日田市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、上中旬に降雨の日があったものの、曇天日や晴れ間が多かったことから降水量は平年の約4割と大きく下回り、日照時間も平年を下回った。気温は、最高気温が30℃前後で24℃台に落ち着いた日があり、最低気温が上中旬は22℃前後、下旬は18℃前後で推移した。
10月は、天候に恵まれた日が続いており、気温は、最高気温が16日までは30℃前後で35℃を超える酷暑日もあったが、17日以降は20℃前後で推移している。最低気温は、16日までが18℃前後、17日以降は8℃前後に下がり、5℃台の日もある。
生育状況
高温干ばつ傾向となったため、かん水作業を励行しているものの、生育にばらつきがみられる。
病害虫発生状況
高温干ばつ傾向ということで、予察等に基づく早期防除を徹底しており、害虫密度は抑制されている。
今後の生育・出荷の見込み
10月下旬から出荷開始見込み。
早生種については、干ばつ傾向で小玉中心の出荷となる見込み。
今後は、定期的な降雨と気温低下により、11月下旬に出荷最盛期を迎える見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 圃場の様子
- 高温干ばつ傾向で推移していたが、早期防除を徹底したことで目立った病害虫は無し
- 今後は降雨の予報があることに加え、気温も低下してきたので、生育速度は回復する見込み
[画像をクリックで拡大]
第1回目(調査日:9月10日)
調査時点の生育ステージ |
播種期 定植期 |
調査産地 | 日田市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並みの見込み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月は、上中旬に大雨の日が多く、特に8、9日は台風9号、11-18日は秋雨前線の影響で連続した大雨となったことから、降水量は平年の4倍と大幅に上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が上旬は33℃前後で38℃の酷暑日があったものの、中旬は秋雨前線の影響で25℃前後に落ち着き、下旬は再び34℃前後で推移した。最低気温は、23℃前後で推移した。
9月は、曇天や晴れの日が多いものの、秋雨前線や台風の影響で上中旬にまとまった降雨の日があった。気温は、最高気温が30℃前後、最低気温が上中旬が22℃前後、下旬に入ってからは20℃を下回って推移している。
生育状況
8月中旬までは大雨に見舞われてきたが、下旬の定植期に入ってからは一転して晴天となり気温が上昇したことから、定植後のかん水が必要となったものの、夜温がしっかりと生育適温まで下がっていたことから、活着は良好で初期生育は順調。
育苗中の苗についても健苗に仕上がっている。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
天候次第ではあるが、平年並みの生育で推移していることから、出荷開始も平年並みを見込む。
太平洋の海水温が高い状態となっているため、今後も台風の発生等が懸念されることから、初中期生育における台風対策をしっかりと講じていく。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 圃場の様子
- 定植後の活着及び生育揃いは順調
- 現在、本葉5.5枚程度
- 土壌水分も充分
[画像をクリックで拡大]