天候状況

１月は、天井に恵まれた日が続く中、下旬にまとまった降雨の日があった。気温は、最高気温が９℃前後、最低気温が２℃前後で推移している。

生育状況

厳寒期で寒波の影響から低温で推移していたため、生育、結球、肥大が停滞した。

病害虫発生状況

気温低下により菌核病が散見されるため、予防治療剤による発生初期防除を徹底し、病害密度を抑制している。

規格・品質

年内の出荷が加速したことに加え、寒波の影響で著しい気温低下となっていたため、年明け以降、出荷量は減少傾向。

品質良く、規格はL中心。

今後の生育・出荷の見込み

今後、厳寒期が明けて暖候期に入れば、日中の日照時間も伸びることから、結球、肥大が加速し、出荷量が増加する見込み。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• １月２１日定植の圃場の様子
• 品種はシスコビバ
• 活着は順調だが、低温のため初期生育は鈍め

《3、4枚目》

• １０月２７日定植の圃場の様子
• 品種はシスコビバ
• 外葉は充実しているが、寒波等の影響で結球、肥大は鈍め
• 在圃品質は良好

天候状況

１２月は、上中旬に降雨の日があるものの、天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が１２℃前後で寒波の影響を受けた２６日は５℃台までしか上がらず、最低気温が４℃前後で１℃台に低下する日もある。

生育状況

１１月までは気温高で推移したことから、ややたこ足などの形状不良の結球が散見されたが、１２月に入ってからは生育適温に低下してきたことで、形状の良い結球となっている。

病害虫発生状況

気温低下により、病害虫は抑制されている。

規格・品質

１２月以降、気温低下により形状は良好。

品質良く、これまで温暖に推移してきたことで規格は３L、２L中心。

今後の生育・出荷の見込み

１２月以降、寒波等の影響で気温が大幅に低下しており、１月は大きな出荷最盛期にはならない見込み。

著しい気温低下で、規格はL中心になる見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• １０月１８日定植の圃場の様子
• 冬どりのため、トンネル作型となっている
• トンネル内の温度管理は順調
• 葉の展開も順調で、病害虫の発生も無い

天候状況

１１月は、中旬を中心に降雨があったものの、比較的天候に恵まれた日が多い。気温は、最高気温が８日までは２１℃前後、９日以降は１７℃前後で推移しており、最低気温が１０℃前後で推移している。

生育状況

これまでの気温高と多湿により、結球が不安定になっている。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

収穫物は品質が良いものの、結球不良となっている玉が多い。

選果選別を徹底していることから、規格は良好。

今後の生育・出荷の見込み

１２月以降は、トンネル作業も並行することから、収穫量は落ち着く見込み。

写真の補足説明

《１枚目》

• １０月４日定植の圃場の様子
• 品種はしずか
• 在圃品質は良好

《2～4枚目》

• ９月２９日定植の圃場の様子
• 品種はラプトル
• 収穫直前となっているが、巻きがやや甘め
• 収穫物の品質は良好

天候状況

８月は、秋雨前線や台風の影響で降水量が平年の２倍強と大幅に上回り、９月も、秋雨前線や台風の影響により、上中旬に大雨やまとまった降雨の日が周期的にあったことで降水量は平年を上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が２８℃前後、最低気温が２１℃前後で推移した。

１０月は、天候に恵まれた日が続いているが、２５日は大雨となった。気温は、最高気温が１６日までは２８℃前後、１７日以降は２０℃前後で１５℃までしか上がらない日があり、最低気温が１７日までは１７℃前後、１８日以降は１０℃前後で推移した。

生育状況

９月前半は秋雨前線や台風の影響で定植作業が遅れたものの、その後は活着、生育ともに順調。

病害虫発生状況

前年より少ない。

規格・品質

現在は出荷開始期のため、出荷者は８件のみ。

品質等は良好。

今後の生育・出荷の見込み

今後の気象次第だが、概ね良好の見込み。

１１月中旬から出荷量は増加する見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• 1、2枚目：９月２５日定植の圃場の様子
• 品種はサーマルスター（中早生種）
• 生育は順調で、葉の展開も良好
• 3、4枚目：９月２９日定植の圃場の様子
• 品種はラプトル（極早生種）
• こちらも生育は順調で、葉の展開も良好