福岡県(冬レタス)

生産ステージ

播種期 8月上旬〜11月下旬

定植期 8月下旬〜12月中旬

収穫期 10月下旬〜翌3月下旬

出荷最盛期 11月中旬〜翌2月下旬

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

第4回目(調査日:3月17日) New

調査時点の生育ステージ 収穫期 調査産地 JAみい
作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比] やや良
生育進度[平年比] 平年並み 出荷進度[平年比] 平年並み
天候状況

2月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬に降雨やまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約3割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24日までは8℃前後で5℃台までしか上がらない日もあり、25日以降は14℃前後で推移し、最低気温が上中旬は2℃前後で7℃近くまでしか下がらない日もあり、下旬は寒波の影響で-2℃前後で推移した。

3月は、1日に降雨があったものの、その後は天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が上旬は14℃前後で19℃台まで上がる日もあり、中旬は23℃前後に上昇してきており、最低気温が上旬は2℃前後で7℃台までしか下がらない日もあり、中旬は12℃前後と寒さが緩んできている。

生育状況

2月下旬以降、寒さは徐々に緩んできたことで生育抑制から回復しつつあるものの、干ばつ傾向が続いているため、同一圃場内での生育のばらつきが依然として改善されない。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

生育のばらつきと市場からの出荷要請による前進出荷の影響で、出荷量は伸び悩んでいる。

品質は良いが、規格はL以下が3割程度(前年は1割程度だった)と小玉傾向。

今後の生育・出荷の見込み

暖候期に入っていることで、日照時間が伸び、気温も上昇傾向となることから、生育停滞分も徐々に回復し、3月下旬から4月上旬に出荷最盛期となる見込み。

その後、4月末に向けて出荷量は緩やかに減少する見込み。

写真の補足説明

《1~8枚目》

  • 圃場の様子
  • 干ばつ傾向ながら、気温の上昇により、遅れていた生育が徐々に回復傾向
  • 結球期に干ばつで推移したため、小玉傾向
  • 小玉ながら在圃品質は良好
  • 生育にムラがあるため、べた切りはできないものの、徐々に出荷量が回復する見込み
  • 圃場の土壌水分は干ばつ傾向のためにかなり少ない状態

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    福岡県(冬レタス)
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    第3回目(調査日:2月15日)

    調査時点の生育ステージ 収穫期 調査産地 JAみい
    作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比] やや良
    生育進度[平年比] 平年並み 出荷進度[平年比] 平年並み
    天候状況

    1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、下旬に大雨の日があったものの降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が11℃前後、最低気温が2℃前後で-2℃まで低下する日もあった。

    2月は、天候に恵まれた日が多い中、中旬に降雨日があった。気温は、最高気温が9℃前後で14℃台まで上がる日もあり、最低気温が3℃前後で推移している。

    生育状況

    干ばつで生育が停滞していたため、年内どりが1月にずれ込んでおり、厳寒期で結球、肥大はさらに抑制されているが、日照に恵まれていることでトンネル換気を無換気に近いかたちにしてトンネル内温度を確保していることで、徐々に生育進度は回復傾向となってきた。

    低温障害によるチップバーン(葉焼け)が散見される。

    病害虫発生状況

    特に無し。

    規格・品質

    品質は良いものの、生育遅れと低温干ばつにより肥大、結球が抑制されている中、全国的に品薄となったいることで市場からの要請があり、前倒し出荷を行っていることから小玉傾向。

    規格は、L以下の小玉が約3割となっている(平年では2割程度)。

    今後の生育・出荷の見込み

    低温干ばつ傾向ではあるものの、今後は暖候期に入ることから、急激な気温上昇が無い限りは安定した出荷が見込まれる。

    写真の補足説明

    《1~4枚目》

    • 圃場の様子
    • トンネル内温度を確保するため、トンネル裾換気は弱めにしており、ほぼ無換気
    • ようやく生育遅れから回復しつつあり、在圃品質も良好
    • トンネル内温度は確保されているものの、地温が著しく低くなっていることから、チップバーンが散見される

    《5~7枚目》

    • 3月下旬から4月出荷予定の春レタス圃場の様子
    • 天候に恵まれていることから、定植作業は順調

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      第2回目(調査日:12月6日)

      調査時点の生育ステージ 収穫期 調査産地 JAみい
      作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比] やや良
      生育進度[平年比] 平年並み 出荷進度[平年比] 平年並み
      天候状況

      11月は、まとまった降雨や大雨があったものの、天候に恵まれた日が続いたことから降水量はほぼ平年並みで、日照時間は平年を上回った。気温は、最高気温が19℃前後、最低気温が25日までは9℃前後、26日以降は4℃前後で推移した。

      12月は、天候に恵まれた日が続いており、気温は、最高気温が11℃前後、最低気温が3℃前後で推移している。

      生育状況

      育苗期の8月中旬の豪雨と寡日照による苗の廃棄や定植不能圃場の発生、9月中旬以降の干ばつ傾向による鱗翅目害虫の発生頭数増加により、結球内にオオタバコガの混入が多発したことによる自主廃棄等、11月までは計画を大幅に下回る出荷となった。

      現在は、適度な降雨により干ばつも解消し、生育は順調に回復傾向となっている。

      病害虫発生状況

      特に無し。

      規格・品質

      品質は良いが、規格は小玉傾向。

      今後の生育・出荷の見込み

      天候等要因により、計画通りに作付ができていないことから、12月下旬に出荷量が減少する可能性がある。

      出荷量の推移は今後の気温次第であるが、今冬はラニーニャが発生しているので予断は許されないところ。

      写真の補足説明

      《1~6枚目》

      • 圃場の様子
      • 干ばつ及び虫害により遅れていた出荷は、適度な降雨により回復傾向
      • 小玉ながら結球揃い、在圃品質ともに良好
      • 気温の低下により、鱗翅目の発生もない

      《7枚目》

      • 集荷所の様子
      • 真空予冷で輸送中の品質も維持している

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        第1回目(調査日:10月26日)

        調査時点の生育ステージ

        生育期

        収穫期

        調査産地 JAみい
        作付面積[前年比] 前年並み 作況[平年比] 不良
        生育進度[平年比] 遅い 出荷進度[平年比] 遅い
        天候状況

        8月は、秋雨前線や台風の影響で降水量が平年の約4倍と大幅に上回ったが、9月は、秋雨前線等の影響で上中旬に大雨やまとまった降雨の日があったものの、曇天日や晴れの日が多かったことで降水量は平年を下回り、日照時間も平年を下回った。気温は、上下旬が31℃前後で月末は33℃まで上がり、中旬は28℃前後で推移した。最低気温は、22℃前後で推移した。

        10月は、天候に恵まれた日が続いており、気温は、最高気温が16日までは32℃前後と高温で推移したものの、17日以降は22℃前後に落ち着き、最低気温が16日までは18℃前後、17日以降は12℃前後で推移している。

        生育状況

        8月中旬の秋雨前線による豪雨で圃場準備が遅れ、その後9月上旬までの断続的な降雨と寡日照により定植作業が遅れたことから、長期間の育苗になってしまったために老化苗となり、傷み等による廃棄もあった。

        定植後は、老化苗による活着不良や初期生育不良はもちろん、9月中旬以降は、天候が回復して高温干ばつ傾向となったために土壌中の水分含量が低下し、根の肥料吸収が著しく阻害されたことで、比較的順調な株も生育不良となった。

        このため、生育は10日程度遅れている。

        病害虫発生状況

        短時間に豪雨となる日があったものの、8月下旬後半以降は天候に恵まれた日が多く、気温も高温で推移したことから、鱗翅目害虫の発生が増加した。

        中でも、防除困難な重要害虫であるオオタバコガについては、既存の薬剤系統では防除効果が期待できず、比較的防除しやすい若齢幼虫のうちに密度を抑制する必要があるため、防除暦に基づく早期防除を徹底してきたものの、天候回復後は高温乾燥傾向で推移してきたため、10月後半のレタスにおける寄生率が平年の2.5倍と大幅に増加しており(キャベツでは同6倍で過去10年間で最も高い)、害虫密度が抑制できない状況となっている。

        県防除所では、10月26日に病害虫発生予察注意報(第1号)により防除徹底を促しているが、幼虫が食害しながらレタスの玉の内部に潜り込んでしまうために薬液が効きにくいことに加え、成虫の飛翔距離が長いことから産卵のために長距離移動することが可能なこと等から、レタスだけでなく、他品目を含む産地全体への被害拡大を防止することも視野に入れ、食害の多い圃場では自主的な圃場廃棄が始まっている。

        また、ハスモンヨトウについても平年の1.5倍の寄生率となっており、被害が出ている。

        10月中旬後半以降、気温は秋らしく低下してきたものの、11月は平年よりも気温高で推移する見込みであり、依然として鱗翅目害虫の生育適温条件で推移することから、これらの害虫密度抑制に向け、適正防除はもちろん、圃場廃棄を含む発生拡大防止策を講じている。

        規格・品質

        オオタバコガを中心とした鱗翅目害虫による食害等により、収穫率は4割と低調。

        食害果の混入を防止すべく、選果選別の徹底を平時よりも励行していることで品質はしっかりと維持しているが、気温高と生育不良によりA品率は全体の2割と低い。

        今後の生育・出荷の見込み

        気温高で、かつ、防除困難なオオタバコガの発生が増加したことで鱗翅目害虫の密度抑制が速やかに図れていないことから、気温が落ち着く11月中旬までは計画を大幅に下回る出荷となる見込み。

        出荷できるものについては、徹底した選果選別により高品質なものを出荷してまいりたい。

        写真の補足説明

        《1~5枚目》

        • 生育不良、かつ、オオタバコガによる食害の著しい圃場の様子
        • 天候不良により圃場準備、定植作業が遅れたために老化苗の定植となってしまい、活着不良となった
        • 活着後は、高温干ばつにより枯死したものもあるために歯抜け状態となっており、生育は10日程度遅れている
        • 比較的順調に生育できた株については、外葉等は充実しているものの、株元からオオタバコガが食害し、玉内部に入り込んでしまっている
        • オオタバコガは、そもそも防除困難な重要害虫なことに加え、食害しながら玉内部に入り込んでしまうため、科学的防除が非常に難しい
        • このため、食害により玉内部にオオタバコガが入り込んだ株が多い圃場では、既に自主的に圃場廃棄が始まっている

        《6~8枚目》

        • 比較的生育が順調な圃場の様子
        • 活着、初期生育が順調な圃場でも、高温干ばつにより生育が10日程度遅れている
        • 今後、平年並みの天候で推移してくれれば、11月末から12月上旬に出荷できる見込み
        • しかし、平年よりも生育が遅れているため、天候次第では結球途中で抽苔してしまうことも危惧される

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