天候状況

１０月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上旬に大雨の日があったものの、降水量は平年の約３割と大幅に下回った。気温は、最高気温が４日までは２５℃前後

５日以降は１７℃前後で１０℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が１８日までは１０℃前後、１９日以降は３℃前後で－１℃台まで低下する日もあった。

生育状況

前線による降雨で土壌水分が確保されていたことから、干ばつ傾向に入っても順調に結球、肥大が続いているものの、土壌水分が少なくなってきた圃場では結球、肥大が緩慢になってきている。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

９月下旬までの出荷量は、前年比９３％の２万７２７５ｔ。

品質は良いが、規格は２L：２６％、L：６９％と小玉傾向。

今後の生育・出荷の見込み

集中的な出荷がなかったことから、終盤まで安定的な出荷を見込む。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• 南牧村の圃場の様子
• 品種は青琳
• 土壌水分が充分あることで生育は順調
• 在圃品質も良好

《3、4枚目》

• 南牧村の圃場の様子
• 品種は青琳
• こちらも生育は順調

天候状況

８月は、曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を大幅に下回り、上中旬に大雨の日があり、また、中下旬に周期的に降雨日があったものの降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が３０℃前後で３５℃台の猛暑日もあり、最低気温が２０℃前後で推移した。

９月は、前線などの影響で上下旬を中心に大雨や降雨日が多かったことから降水量は平年を上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が２８℃前後で１６℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が１９日までは１９℃前後、２０日以降は１４℃前後で推移した。

生育状況

前線の影響による降雨で土壌水分量が確保されたことに加え、生育適温となったことから、結球、肥大は順調。

病害虫発生状況

降雨により黒斑細菌病、黒腐病の発生がみられたものの、予防治療剤の早期防除対応を行い、病害密度を抑制している。

出荷状況と今後の出荷の見込み

８月下旬までの出荷量は、前年比８５％の１万７８５６ｔ。

品質良く、規格は２L：３６％、L：６１％とやや小玉傾向。

９月下旬以降は気温低下と干ばつ傾向により結球、肥大がどんかしているため、出荷は鈍化する見込み。

写真の補足説明

《1～6枚目》

• 1、2枚目：南牧村（野辺山）の圃場
• 品種は青琳
• 外葉は充実し、結球、肥大ともに順調
• 在圃品質は良好
• 3、4枚目：南牧村（板橋）の圃場
• 品種は青琳
• 株ごとにバラツキはみられるものの、肥大、結球とも順調
• 在圃品質も良好