天候状況

１０月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上中旬を中心にまとまった降雨や大雨の日があったものの降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が４日までは２８℃前後、５日以降は２２℃前後で２５℃台の夏日もあり、最低気温が１７日までは１５℃前後、１８日以降は１１℃前後で推移した。

生育状況

８月上旬播種分までは、天候不順等により生育が鈍いものの、８月中旬以降の播種分については、平年並みに順調な生育となっている。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

８月上旬播種分の生育が鈍かったことから、出荷は平年より２、３日遅かったが、１０月２０日頃から出荷が出揃い、出荷量は日量１万ｃ／ｓ超となっている。

品質良く、規格は中心規格だが、前年産よりはやや細物。

今後の生育・出荷の見込み

今後の天候次第ではあるが、１１月上旬までの出荷量は日量１万ｃ／ｓ超、その後は終盤となって減少し、１１月中旬に終了する見込み。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• ８月２０日播種の圃場の様子
• 品種は福誉
• 生育良く、肥大は順調
• 在圃品質も良好

《3、4枚目》

• ８月２５日播種の圃場の様子
• 品種は福誉
• 生育良く、肥大は良好
• 在圃品質も良好

天候状況

１０月は、周期的にまとまった降雨や大雨の日がある。気温は、最高気温が４日までは２８℃前後、５日以降は１９℃前後で推移し、最低気温が４日までは１８℃前後、５日以降は１４℃前後で推移している。

生育状況

８月上旬播種分までは、これまでの著しい気象変動の影響で生育がやや悪化したものの、それ以降の播種分は順調に生育、肥大中。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

１０月２日から出荷開始。

生育悪化の影響で、出荷量がまだ増えない状況。

品質は良いが、規格はＬ中心だが細物傾向で、Ｍ、Ｓの発生率も多い。

今後の生育・出荷の見込み

今後の天候次第であるが、１０月１０日頃から品質、出荷量ともに平年並みになる見込み。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• ８月５日播種の圃場の様子
• 品種は夏の守
• 出荷開始となっているが、肥大が鈍く、拾いどりとなっている
• 細物傾向だが、在圃品質は良好

《4～6枚目》

• ８月５、７日播種の圃場の様子
• ８月５日播種分は、出荷開始となっているが肥大が鈍く拾いどりとなっている
• ８月７日播種分の肥大状況は、同５日播種分同様となっており、同５日播種分の肥大遅れが顕著に表れている
• 両播種日分ともに在圃品質は良好

天候状況

９月は、前線や台風の影響で大雨や曇雨天日があり、特に１日は８９．５ｍｍの大雨となったものの、周期的に天候に恵まれた日も多かったことから日照時間は平年を上回り、降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が２８℃前後で３８℃台の猛暑日もあり、最低気温が中旬までは２３℃前後で２５℃台までしか下がらない日もあり、下旬は１７℃前後で推移した。

生育状況

台風の影響はほとんどなかったものの、周期的な気象変動が大きかったことから、生育遅延が危惧される。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

今後の天候次第ではあるが、平年並みに推移する見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月５日播種の圃場の様子
• 品種は夏の守
• 台風等の影響は無し
• 現在のところは順調な生育、肥大となっているが、これまでの気象変動が大きかったことから、今後の肥大への影響が懸念される
• 病害虫の発生は無い

天候状況

８月は、台風や前線等の影響で大雨やまとまった降雨の日が多く、特に２０日は８３ｍｍの大雨となったことから、降水量は平年の約２．１倍と大幅に上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が３２℃前後で３６℃台の猛暑日もあり、最低気温が中旬までは２６℃前後、下旬が２３℃前後で推移した。

９月は、１日が８９．５ｍｍの大雨となり、その後も短い周期で天候が変わっている。気温は、最高気温が２８℃前後で３３℃台も真夏日もあり、最低気温が２３℃前後で推移している。

生育状況

大雨等、天候不順傾向となったものの、播種作業、発芽、初期生育ともに順調。

今後の生育・出荷の見込み

今後の天候次第ではあるが、平年作を見込む。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ８月５日播種の圃場
• 品種は夏の守
• 本葉３．５～４枚程度展開
• 徹底した栽培管理により、順調に生育中