福井県(秋冬だいこん)
生産ステージ
播種期 8月中旬〜9月上旬
収穫期 10月中旬〜12月下旬
出荷最盛期 10月下旬〜11月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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番外(調査日:11月26日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福井市木田地区 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 早い |
概要
福井市木田地区で生産される「板垣大根」は、約150年の歴史がある幻のだいこんと呼ばれており、小ぶりで辛みの強さが特徴の伝統野菜。
福井市では、各地区の地区創生事業を行っており、木田地区では板垣大根の振興を行っている。
生育状況
播種期から温暖に生育したことに加え、かん水を徹底してきたことから生育、肥大は順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
少量ながら、市場出荷されている。
品質良く、本年産は平年よりも太りが良い。
写真の補足説明
《1~14枚目》
- 福井市木田公民館で行われた板垣大根収穫体験の様子
- 本年産は、天候に恵まれたことから平年よりも太りが良かった
- 板垣大根の特徴は、一般的なだいこんよりも小ぶりで辛みが強いこと
- 同体験では、収穫作業だけでなく、板垣大根を使った調理学習も行った
- 調理学習では、するめだいこん、千切りだいこんパスタ、千切りだいこんピザトーストを作った
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第4回目(調査日:11月17日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 坂井市三国地区 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が多い中、中旬に入ってから降雨日が多くなっている。気温は、最高気温が18℃前後で13℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が8℃前後で推移している。
生育状況
天候に恵まれた中、かん水を徹底してきたことから、生育、肥大は順調。
収穫作業も順調に推移し、砂地の三国地区では、ほぼ収穫終了。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
10月末時点では、平年によりも出荷量が多くなっている。
品質良く、規格は秀品率が8割弱、2L:6割、L:3割、M:1割となっている。
今後の生育・出荷の見込み
三国地区の出荷はほぼ終了し、今後は丘陵地のあわら市加戸地区が主体となる。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 圃場の様子
- 収穫作業は順調
- 太物が多く、品質良好
《3~6枚目》
- 選別作業の様子
- 白肌が美しく、品質良好
《7~10枚目》
- 集荷所の様子
- 三国地区はほぼ出荷終了
- 秀2L中心であった
- 道の駅の直売所でも販売しており、気温の低下とともに売れ行きが良い
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第3回目(調査日:10月29日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 坂井市三国地区 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、前線や台風の影響で周期的に大雨や曇雨天日があったものの、天候に恵まれた日も多かったことから日照時間は平年並、降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が19日までは28℃前後で34℃台の真夏日もあり、20日以降は24℃前後で推移し、最低気温が19日までは23℃前後、20日以降は17℃前後で推移した。
10月は、上中旬を中心に大雨やまとまった降雨に日があったものの、天候に恵まれた日も多い。気温は、最高気温が23日までは22℃前後で30℃台の真夏日もあり、24日以降は18℃前後で推移し、最低気温が17日までは16℃前後、18日以降は8℃前後で5℃台まで低下する日もある。
生育状況
天候に恵まれたことで、生育は概ね順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
出荷開始期にしては出荷量が多くなっている。
品質良く、規格は秀品率9割以上で2L中心。
今後の生育・出荷の見込み
今後も高品質かつ順調な出荷を見込む。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 選別の様子
- 白肌美しく、規格は2L中心と太りも良好
- 割れたものは加工用に仕向
《9、10枚目》
- 圃場の様子
- 収穫作業は順調
- 割れや形状不良なものも散見される
- 全体的に在圃品質は良好
- 今後も順調な出荷を見込む
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台風14号被害調査(調査日:9月21日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 坂井市三国地区 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
9月は、上下旬に台風等の影響で大雨の日があったが、天候に恵まれた日も多い。気温は、最高気温が中旬までは28℃前後で34℃台の真夏日もあり、下旬は24℃前後で推移し、最低気温が中旬までは22℃前後、下旬は16℃前後で推移している。
生育状況
9月19日、20日は台風14号の影響で強風、20日は大雨となったものの、台風通過後は高温にならずに天候回復したことから、生育に大きな影響はなかった。
しかし、初期生育のものについては風で振り回されたり飛ばされたものが一部圃場で散見される。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
台風14号通過時に大きな被害もなく、その後は好天となっていることから、風で振り回されたものの生育が若干遅れたとしても、全体的には、現状の天候が続けば豊作が期待される。
写真の補足説明
《1~6枚目》
- 台風通過後の圃場の様子
- 当地は砂壌土であることから、大雨による圃場滞水はなかった
- 砂壌土で水はけがよいため、土壌水分も適度に保たれたことから、発芽は順調
- 本葉3.5枚程度のものについては、台風通過時の強風で一部が振り回されたり飛んだりしたものも散見される
- 若干の生育遅れになる可能性があるものの、大幅な収量減にならない見込み
- 中期生育以降のものについては、強風の影響もなく、生育は順調
- 台風とは無関係だが、一部で追肥による窒素過多で肥料焼けしている葉が散見される
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第2回目(調査日:9月17日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 坂井市三国地区 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月は、台風や前線、上空の暖かく湿った空気の影響で曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を大幅に下回り、周期的に大雨やまとまった降雨の日があり、特に20日は90mmの豪雨となったことから降水量は平年の約2倍と大幅に上回った。気温は、最高気温が33℃前後で36℃台の猛暑日もあり、最低気温が23℃前後で18℃台まで低下する日もあった。
9月は、上旬に大雨やまとまった降雨の日があったものの、中旬に入ってからは天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が28℃前後で34℃台の真夏日もあり、最低気温が22℃前後で推移している。
生育状況
播種期が大雨の時期に当たらず、むしろ土壌水分量が潤沢となったことで発芽は良好、初期生育は概ね順調。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
初期生育中のため、台風14号の強風等の影響が危惧される。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 圃場の様子
- 1、2枚目は播種後1~3週間程度経過の圃場
- 生育は良好
- 生育2週間程度で畝間に追肥を実施
- 3、4枚目は間引きの様子
- 5、6枚目は追肥後の様子
- 7枚目は播種直後の様子
- 8枚目は播種2週間後の生育の様子
- 生育はかなり旺盛
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第1回目(調査日:8月27日)
調査時点の生育ステージ | 播種期 | 調査産地 | 坂井市三国地区 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | - | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月は、台風や前線、上空の暖かく湿った空気の影響で上中旬を中心に大雨やまとまった降雨の日が多く、28日現在の累計降水量は月間平均降水量の約1.9倍と大幅に上回っている。気温は、最高気温が33℃前後で36℃台の猛暑日もあり、最低気温が23℃前後で18℃台まで低下する日もある。
生育状況
高温傾向となったが、周期的な降雨で土壌水分量も充分あったことから、順調な播種作業となっている。
晴天時は土壌乾燥が早くなるため、発芽促進のために播種後はスプリンクラーでかん水を励行。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
初期生育については、土壌水分が十分確保されていることから順調に発芽しており、豊作が期待されるところ。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 播種作業の様子
- 朝晩の気温は落ち着いてきたものの、晴天日の日中は33℃前後と高温傾向となっている
- 播種作業は順調に進んでいる
- 播種後は発芽促進のためにスプリンクラーでかん水
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