天候状況

２月は、曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、中旬を中心に短い周期で降雨日があったことから降水量は平年を上回った。気温は、最高気温が１３℃前後で１８℃台まで上がる日もあり、最低気温が４℃前後で１１℃台までしか下がらない日もあった。

３月は、月初めにまとまった降雨の日があったものの、天候に恵まれた日が多い。気温は、最高気温が１９℃前後、最低気温が８日までは７℃前後、９日以降は１１℃前後で推移している。

生育状況

これまで遅れていた生育は、２月以降の気温の緩みにより、平年より５日程度の遅れまで回復してきた。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

品質良く、規格は３Ｌ、２Ｌ中心に回復してきているが、９月中旬播種までのものはＢ品率が高くなっている。

今後の生育・出荷の見込み

計画上は３月中旬までの出荷だが、同下旬まで続く見込み。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• ９月中旬播種の圃場の様子
• 干ばつ傾向となっていたことから、横縞が入っている
• また、これまでの低温干ばつの影響で葉がやや黄化している
• 現在は気温が温暖に推移してきたが、１月の寒波による低温の影響でＢ品の発生が増加するなど、これまでの低温の影響が残っている

《4～6枚目》

• ９月下旬播種の圃場の様子
• ３月下旬出荷予定
• 寒波の影響をあまり受けなかったことから、在圃品質は良好
• 生育ステージのわずかな差で、生育は大きく変わっている

天候状況

１２月は、上下旬を中心に曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を下回ったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が１３日までは１３℃前後で１７℃台まで上がる日もあり、１４日以降は１０℃前後で３℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が３℃前後で１０℃前後までしか下がらない日もあった。

１月は、比較的天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬以降、まとまった降雨や降雪日が多かったことから降水量は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が１０℃前後で２℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が３℃前後で－２℃台まで低下する日もあった。

生育状況

１２月中旬までは、日照に恵まれて温暖に推移してきたことから生育、肥大は前進傾向だったものの、下旬は寒波の影響で落ち着き、１月上旬は再び好天で前進傾向になってきたが、中旬以降は強烈な寒波の影響で低温、降雪となったことから再び進度が鈍化した。

病害虫発生状況

病害虫は特に無いものの、害獣（イノシシ）の増加による食害が増加している。

規格・品質

現在は前進出荷が落ち着いていたことから、日量は２２００～２５００ｃ／ｓ程度。

品質良く、規格は２L中心。

今後の生育・出荷の見込み

これまでの生育前進により、出荷進度も３日程度進んできたが、今後は当初計画通りの出荷に落ち着く見込み。

１月３０日から春だいこんの出荷開始見込み。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• ９月中旬播種の圃場の様子
• 海岸に近い地域であることから、比較的最低気温は高めで落ち着いたことから、霜害等低温の影響はない
• 生育、肥大揃い良く、在圃規格は２L中心
• 在圃品質も良好

《4～6枚目》

• ９月下旬播種の圃場の様子
• １月下旬の大寒波の影響で、地上部の葉に傷みが散見されるものの、出荷時は調整される部分のため、品質に影響はない
• 低温で生育、肥大は停滞していたものの、回復傾向に転じている
• 在圃品質は良好

天候状況

１１月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の４割弱と平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が２０℃前後で２５℃台の夏日もあり、最低気温が１０℃前後で推移した。

１２月は、曇天日が多い。気温は、最高気温が１２℃前後、最低気温が５℃前後で推移している。

生育状況

１０月中旬以降、干ばつ傾向が続いていたことから、かん水を徹底して根の肥料吸収を促してきた。

上記に加え、１１月まで日照に恵まれて温暖に推移してきたことから、作型によっては平年よりも生育進度が早まっている。

病害虫発生状況

特に無し。

規格・品質

生育の前進に伴い、出荷も前進傾向。

品質良く、規格は３L中心で太物傾向。

今後の生育・出荷の見込み

年内は出荷前進で太物傾向となるが、年明けは前進化の反動で出荷量が減少し、出荷計画を下回る可能性がある。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• 北崎地区の圃場の様子
• これまで温暖に推移してきたことから、生育揃いは良好
• 生育が前進化していることから、出荷も前進傾向
• 在圃品質良く、白肌も美しい

《4～6枚目》

• 今津地区の圃場の様子
• １月下旬以降に出荷予定
• これまでは順調以上の生育であったが、１２月に入り気温が大幅に低下してきたことから、さらなる気温低下となった場合、生育がやや鈍化することも考えられる
• 在圃品質は良好

天候状況

９月は、前線や台風の影響で周期的に大雨や曇雨天日があったことから降水量は平年を大幅に上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が１８日までは３２℃前後、１９日以降は２７℃前後で推移し、最低気温が１８日までは２５℃前後、１９日以降は２７℃前後で推移し、最低気温が１８日までは２５℃前後、１９日以降は２０℃前後で推移している。

１０月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、まとまった降雨の日があったものの降水量は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が４日までは３１℃前後、５日以降は２３℃前後で推移し、最低気温が２３日までは１７℃前後、２４日以降は１２℃前後で９℃台まで低下する日もあった。

生育状況

本年産は、８月２９日より播種作業を開始。

９月１９日の台風１４号による吹き返しの影響で、播種の早かった株の一部は風に振り回されたことによる根折れや欠株、塩害等が発生したため、若干生育が遅れているものもあるが、全体的には平年並みの生育となっている。

病害虫発生状況

残暑が長引いたことから鱗翅目害虫がでてきたため、異なる薬剤系統によるローテーション散布を励行して害虫密度を抑制してきた。

今後の生育・出荷の見込み

生育は遅れた早い作型も、現在は天候に恵まれて生育進度は回復してきている。

今後も順調な生育を見込む。

写真の補足説明

《１～7枚目》

• 圃場の様子
• １～３枚目は８月下旬播種の圃場
• 播種の早かったものは台風の吹き返しの影響で生育が遅れたものの、現在は回復基調にある
• 在圃品質も良好
• ４～８枚目は９月下旬播種の圃場
• 発芽、初期生育、葉の展開ともに順調