栃木県(夏秋なす)
生産ステージ
播種期 2月上旬〜3月上旬
定植期 5月中旬〜6月中旬
収穫期 6月下旬〜10月下旬
出荷最盛期 8月上旬〜8月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第3回目(調査日:9月21日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 大田原市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回ったものの、前線や台風の影響で中下旬を中心にまとまった降雨や大雨の日があり、特に24日は125.5mmの豪雨となったことから降水量は平年を上回った。気温は、最高気温が27℃前後で22℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が19日までは19℃前後、20日以降は16℃前後で11℃台まで低下する日もあった。
生育状況
これまで遅れいていた生育は平年並みに回復。
着果、肥大も順調。
病害虫発生状況
これまでの気温高でオオタバコガ、ハダニが散見されるため、収穫タイミングを勘案した上で適切な防除を実施して、害虫密度を抑制している。
規格・品質
生育の回復とともに、出荷進度も平年並みに回復。
台風の強風により、一部でスレ果がみられるものの、選別の徹底により出荷品質は良好。
規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
10月初めまでは安定出荷を見込んでいるが、その後は気温低下が著しくなることから、出荷量は減少する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 樹勢は平年並みに回復
- 着果、肥大も順調
- 気温の低下具合次第ではあるが、終盤も安定出荷を見込む。
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第2回目(調査日:8月23日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 大田原市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
8月は、前線や上空の暖かく湿った空気の影響で曇天日が多かったことから日照時間は平年を大幅に下回り、中下旬を中心に降雨日や大雨の日があったものの、降水量は平年の半分以下と大幅に下回った。気温は、最高気温が24日までは32℃前後で37℃台の猛暑日もあり、25日以降は28℃前後で24℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が23℃前後で16℃台まで低下する日もあった。
生育状況
中旬まで高温干ばつ傾向で推移したことから、樹勢は弱く、生育進度は平年より5日程度遅れているものの、着果は平年並みとなっており、肥大も順調。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
出荷進度は平年より7日程度遅れており、7月まで高温干ばつで推移したことによる花落ちで、出荷量は少なめとなっている。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
気温が落ち着いてきたことで、徐々に出荷量は回復傾向。
今後の天候次第ではあるが、9月中旬まで安定出荷を見込む。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- やや草勢が弱いものの、混みあっていないことから採光性は良好
- 現在着果しているものについては、順調に肥大
- 病害虫の発生は無い
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第1回目(調査日:7月25日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 大田原市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
7月は、上下旬を中心に天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬を中心にまとまった降雨や大雨の日があったものの降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が32℃前後で37℃台の猛暑日もあり、最低気温が22℃前後で推移した。
生育状況
小苗傾向での定植となったことから、樹勢がやや弱めとなっており、生育は平年より10日程度遅い。
7月に入り、高温干ばつ傾向になっていることから、花落ち傾向が懸念される。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
出荷進度は平年より5日程度遅れているものの、7月上旬以降は安定出荷となっている。
品質良く、規格は中心規格。
品質、規格とも良好。
今後の生育・出荷の見込み
高温干ばつによる花落ちで、8月上旬の出荷量は減少見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 樹勢はやや弱め
- 天候に恵まれていること、これまでの花落ちや切り戻しにより樹への着果負担は無し
- 着花しているものについては、花色良好
- 着果した果実の果形及び肥大も良好
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