大分県(ねぎ)
生産ステージ
播種期 2月中旬〜6月上旬
定植期 4月上旬〜7月下旬
収穫期 5月上旬〜12月下旬
出荷最盛期 7月上旬〜11月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第4回目(調査日:2月16日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 豊後高田市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
2月は、比較的天候に恵まれた日が多い中、中旬に降雨日があった。気温は、最高気温が12℃前後で18℃台まで上がる日もあり、最低気温が9日までは0℃前後、10日以降は5℃前後で推移している。
生育状況
1月下旬の雪害により、生育、肥大は15日程度遅れている。
また、低温により育苗も生育が鈍く、春ねぎへの影響が懸念される。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
雪解けにより止まっていた収穫、出荷が加速していることから、出荷量は多くなっている。
雪害により品質が低下したことから、下位等級品の発生が多いものの、選果選別の徹底により、上位等級の品質は良好。
今後の生育・出荷の見込み
暖候期に向かって気温が徐々に上昇することから、今後の出荷量増加に期待。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 圃場の様子
- 雪解け後、葉折れ、葉枯等が目立つようになってきた
- 病害等はないものの、低温傾向のために生育、肥大が緩慢
- 12月定植分については、初期生育が低温、降雪で鈍化している
[画像をクリックで拡大]
第3回目(調査日:1月26日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 豊後高田市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
12月は、曇天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の4割強と大幅に下回った。気温は、最高気温が11℃前後で1℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が0℃前後で7℃台までしか下がらない日もあった。
1月は、上旬を中心に天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日や降雪日があったことから降水量も平年を上回った。気温は、最高気温が20日までは10℃前後で18℃台まで上がる日もあり、21日以降は7℃前後で1℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が0℃前後で-5℃台まで低下する日もあった。
生育状況
1月下旬の寒波による降雪で、多くの圃場で積雪による雪害を受けたため、葉枯等が発生している。
病害虫発生状況
特に無し。
しかし、雪害からの回復が遅れた場合、病害の発生が懸念される。
規格・品質
降雪までは順調な出荷で、品質良く、規格は中心規格であったが、今後は雪害の影響が懸念される。
今後の生育・出荷の見込み
雪害により出荷量は減少する見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 圃場の様子
- 雪害により葉枯が発生
- 雪害で生育が鈍っていることに加え、地温が低いことから、肥大が大幅に鈍化することが危惧される
[画像をクリックで拡大]
第2回目(調査日:10月7日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 豊後高田市 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
9月は、前線や台風の影響で曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を大幅に下回り、中下旬を中心に台風の影響で大雨の日があったことから降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が28℃前後で33℃台の真夏日もあり、最t下い気温が中旬までは22℃前後で25℃台までしか下がらない日もあり、下旬は18℃前後で15℃台まで低下する日もあった。
10月は、上旬前半が天候に恵まれたものの、同後半は周期的に曇雨天日がある。気温は、最高気温が4日までは30℃前後、5日以降は22℃前後で20℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が7日までは18℃前後、8日以降は14℃前後で推移している。
生育状況
9月の台風の影響で、冠水、強風による倒伏被害等があったことから、生育は15~30日と大幅に遅れており、やや不作傾向となっている。
病害虫発生状況
気温高によりシロイチモンジヨトウ等が散見されるため、発生初期防除の徹底により、害虫密度を抑制している。
規格・品質
倒伏被害や大幅な生育遅れにより、出荷量は平年を下回っている。
選別の徹底により出荷品質は良好だが、規格は秀Lもあるが、規格外が多くなっている。
今後の生育・出荷の見込み
在圃中のものは15~30日程度生育が遅れているため、生育回復後は出荷量が増加する見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 台風の被害により冬ねぎの定植準備に切り替えた圃場の様子
《2、3枚目》
- 11、12月出荷予定の圃場の様子
- 生育が遅れているものの、順調に回復中
- 今後の冷え込み次第ではあるが、順調に出荷できる見込み
[画像をクリックで拡大]
第1回目(調査日:6月16日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 豊後高田 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 増加 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
5月は、上中旬に曇雨天日が続いたことから日照時間は平年を下回り、中旬にまとまった降雨があったものの、降水量は平年の約6割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24℃前後で30℃を超える真夏日もあり、最低気温が14℃前後で7℃台まで低下する日もあった。
6月は、天候に恵まれた日が多い中、上中旬は周期的に大雨や降雨日があり、11日には平年より1か月遅く入梅した。気温は、最高気温が上旬は26℃前後、中旬は25℃前後で31℃を超える真夏日もあり、最低気温が16℃前後で22℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
生育初中期が天候に恵まれたことに加え、生育後期は適度な降雨で土壌水分量が確保されたことから、生育は順調。
病害虫発生状況
寒暖差が大きいため、さび病発生リスクが高まっていることから、予防的防除を徹底する。
規格・品質
品質良く、規格は平年並みで中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
今後梅雨明けとともに気温が上昇するので、病害虫対策を徹底し、高品質なねぎの出荷を心掛けてまいりたい。
昨年が干ばつ傾向となったことから、干ばつ対策も考慮しつつ、良品栽培を励行したい。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 春ねぎ圃場の様子
- 品質良好
《3枚目》
- 夏ねぎ圃場の様子
- 定植後の活着は順調で、初期生育も良好
- 今後は過湿だけでなく干ばつ対策も行っていく
[画像をクリックで拡大]