宮城県(ほうれんそう)
生産ステージ
播種期 1月上旬〜12月下旬
収穫期 1月上旬〜12月下旬
出荷最盛期 11月中旬〜翌2月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:2月15日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 大崎(涌谷町) |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
1月は、中旬を中心に曇天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、ほとんど降雨日がなかったことから、降水量は平年の1割強と大幅に下回った。気温は、最高気温が22日までは5℃前後で13℃前後まで上がる日もあり、23日以降は0℃前後で-4℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が17日までは-3℃前後、18日以降は-6℃前後で-12℃台まで低下する日もあった。
2月は、天候に恵まれた日が続いている。気温は、最高気温が5℃前後で-0℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が-5℃前後で-10℃台まで低下する日もある。
生育状況
1月中旬までは比較的温暖な日が続いたことから、株の生育は順調。
病害虫発生状況
日中温度の上昇により、一時的にべと病が発生したものの、発生初期の予防治療剤散布により、病害密度を抑制した。
規格・品質
1月以降は出荷量が安定。
品質良く、規格はAM中心。
今後の生育・出荷の見込み
夜温の低下が厳しいことから、凍害発生が懸念される。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 11月10日播種のハウス内の様子
- 品種はピンドン
- 厳寒期のため、不織布のべた掛けにより保温している
- 現在出荷中で、キワの列はハウス内でも温度が低いことから、中心の列と比較して1~2週間程度の生育進度差がある
- 葉は肉厚で株の生育は順調
《4、5枚目》
- 11月15日播種のハウス内の様子
- 品種はピンドン
- ハウス内中心部の生育揃いは良好
- 在圃品質も良好
《6、7枚目》
- 11月20日播種のハウス内の様子
- 低温で生育進度はゆっくりしているが、生育自体は順調
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第3回目(調査日:1月18日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 大崎(涌谷町) |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
12月は、上下旬を中心に天候に恵まれた日が多かったことから日照時間はほぼ平年並、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約6割と御幅に下回った。気温は、最高気温が13日までは7℃前後、14日以降は6℃前後で2℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が-2℃前後で-5℃台まで低下する日もあった。
1月は、比較的天候に恵まれた日が多い。気温は、最高気温が20日までは8℃前後で0℃台までしか上がらない日もあり、21日以降は1℃前後で-4℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が-4℃前後で-12℃台まで低下する日もある。
生育状況
12月中旬まで温暖、年明けも1月上旬が比較的温暖で日射量が多かったことから、生育は比較的順調。
生育は順調だが、ハウスによっては依然として平年よりも生育進度が遅れている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
遅れていた出荷進度は、1月上旬の温暖な天候でやや前進出荷に転じた。
品質良く、規格はAM中心。
今後の生育・出荷の見込み
遅れていた出荷が一気に進んだことから、2月中下旬は出荷量が減少する見込み。
昼夜の寒暖差が大きいため、結露によりハウス内湿度が高まってきているため、病害、凍害対策を講じているところ。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 11月5日播種のハウス内の様子
- 品種はピンドン
- 不織布のべた掛けを行うことで、株の保温対策を講じている
- 生育は順調
- 葉肉厚く、在圃品質も良好
《4~6枚目》
- 11月10日播種のハウス内の様子
- 品種はピンドン
- こちらも不織布べた掛けによる保温対策を講じている
- 各ハウスとも5~7日おきに播種しており、切れ目のない連続収穫ができるように心掛けている
- 生育揃い良く、在圃品質も良好
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第2回目(調査日:12月6日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 大崎(涌谷町) |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
12月は、中旬以降、降雨日や降雪日が多い。気温は、最高気温が7℃前後で2℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が-1℃前後で-5℃台まで低下する日もある。
生育状況
夜温の低下はもちろん、寒波の影響で降雪日もあることからハウス内温度が低く、生育は遅れている。
病害虫発生状況
ダニが散見されたことから、発生初期防除を徹底して害虫密度を抑制している。
規格・品質
生育遅れのために出荷量も伸び悩んでいる。
品質良く、規格は出荷品種の切り替わりにより歩留まり率が改善されて中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
厳寒期に入ることから出荷量の大きな伸びは無いものの、出荷品種の切り替わりにより、徐々に増加傾向となる見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 11月5日播種のハウス内の様子
- 本葉は5.5枚展開
- 生育進度は遅れているものの、生育自体は良好
《4~6枚目》
- 10月31日播種のハウス内の様子
- 平年よりも生育進度は遅れているものの、順調に葉が展開している
- 在圃品質も良好
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第1回目(調査日:11月16日)
調査時点の生育ステージ |
播種期 生育期 収穫期 |
調査産地 | 大崎(涌谷町) |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、下旬に大雨や降雨日があったことから降水量も平年を上回った。気温は、最高気温が15℃前後で8℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が4℃前後で-2℃台まで低下する日もあった。
生育状況
日照は多かったものの、低温傾向になっていたことから、生育進度が平年よりも遅くなっている。
病害虫発生状況
アブラムシが散見されたものの、発生初期防除を徹底して害虫密度を抑制している。
規格・品質
品質は問題ないが、生育が遅れていることから、規格は下位等級が増加しており、歩留まり率が低下している。
今後の生育・出荷の見込み
12月以降はさらに気温低下が著しくなることから、今後も出荷量は伸び悩む見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 11月5日播種のハウス内の様子
- 発芽揃いは良好だが、本葉はまだ未展開
- 気温低下が著しく、ハウス内温度も低めなため、生育は遅れ気味
《5、6枚目》
- 10月31日播種のハウス内の様子
- 発芽揃いは良好で、本葉は2枚展開
- 生育進度は遅れ気味ではあるが、生育自体は良好
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