福島県(夏秋きゅうり)
生産ステージ
播種期 4月上旬〜5月上旬
定植期 4月下旬〜6月中旬
収穫期 6月中旬〜10月上旬
出荷最盛期 7月上旬〜9月中旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:10月23日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福島南部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上旬を中心に大雨やまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が29℃前後、最低気温が22日までは22℃前後、23日以降は18℃前後で11℃台まで低下する日もあった。
10月は、天候に恵まれた中、まとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が20℃前後で15℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が10日までは12℃前後、11日以降は8℃前後で4℃台まで低下する日もある。
生育状況
9月上中旬まで高温傾向で推移し、干ばつ傾向も続いていたことから、着果数が少なく推移している。
病害虫発生状況
高温傾向による樹勢低下で、うどんこ病の発生がみられたことから、予防治療剤による発生初期防除により、病害密度を抑制している。
規格・品質
現在は出荷終盤で、出荷量は減少傾向。
高温干ばつ傾向による樹勢低下で、曲がり果が多くなっている。
今後の生育・出荷の見込み
今後の降霜次第ではあるが、10月下旬から11月上旬まで出荷が続く見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス内の様子
- 樹勢低下により、うどんこ病が発生したことから、発生初期の防除に努めた
- 終盤ながら、着花、着果、肥大は順調
- 曲がり果も散見されるが、全体的には果形、在圃品質も良好
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第3回目(調査日:8月30日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福島南部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年の約1.4倍と大幅に上回り、中旬にまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約6割と大幅に下回った。気温は、最高気温が32℃前後で34℃台まで上がる日もあり、最低気温が23℃前後で推移した。
生育状況
高温干ばつ傾向となっていることから、根の肥料吸収が緩慢で生育不良気味となっている。
病害虫発生状況
作付け前の土壌消毒は徹底していたものの、樹勢低下によりウイルス病の罹病株が散見されることから、罹病株の抜き取りにより病害密度の抑制を図っている。
規格・品質
出荷最盛期を過ぎたことから、出荷量は落ち着いている。
品質良く、規格はA品平箱コンテナとC品中心。
今後の生育・出荷の見込み
降霜まで出荷予定。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス内の様子
- 高温干ばつで全体的に樹勢は弱め
- 出荷最盛期を過ぎたことから、着果量も落ち着いている
- 在圃品質は良好
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第2回目(調査日:7月24日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福島南部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
7月は、天候に恵まれた日が多かったことから、日照時間は平年の1.7倍弱と大幅に上回り、中旬に大雨やまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が33℃前後で34℃台の日も多く、最低気温が22℃前後で推移した。
なお、平年より2日早い22日頃に梅雨明けした。
8月は、天候に恵まれた中、周期的に曇雨天日がある。気温は、最高気温が32℃前後、最低気温が23℃前後で推移している。
生育状況
天候に恵まれていることから、ハウス内温度が高く推移しているものの、生育、樹勢ともに良好で、樹の丈は170cm程度となっている。
着果、肥大ともに順調。
病害虫発生状況
一部でうどんこ病の病斑葉が散見されたことから、葉掻きを励行しつつ、ハウス内温度高によるアブラムシ発生密度を低減させるために定期的な防除を実施し、病害虫密度を抑制している。
規格・品質
7月17日から出荷開始。
出荷初期から品質は安定。
今後の生育・出荷の見込み
とり遅れのないように収穫作業を励行し、着果負担をかけないようにしつつ、11月まで出荷を行ってく見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス内の様子
- 生育、樹勢ともに良好
- 節間、葉の大きさも適正
- ハウス内温度が高いことから、一部でアブラムシが発生していることから、発生初期防除を励行して害虫密度を抑制
- 着果も順調
- 着果負担のかからないよう、とり遅れなく収穫を進めていく
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第1回目(調査日:7月7日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 福島南部 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
6月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、周期的に大雨の日があったことから、降水量は平年の約1.6倍と大幅に上回った。気温は、最高気温が27℃前後で31℃台の真夏日もあり、最低気温が17℃前後で20℃台までしか下がらない日もあった。
なお、平年より1日早い11日頃に入梅した。
7月は、周期的に曇雨天日がある。気温は、最高気温が31℃前後で33℃台の真夏日もあり、最低気温が20℃前後で推移している。
生育状況
定点ハウスでは、定植から2週間弱経過し、活着後の根の張りが順調に進んでいることから、樹は55cmまで伸長した。
葉の展開も順調で、大きさは20cm程度。
晴天日はハウスが高温になることから、裾換気を徹底。
節間も適正。
病害虫発生状況
特に無いが、気温の高い傾向が続いているため、今後はダニ発生防止に努めている。
今後の生育・出荷の見込み
産地全体では出荷が進んでいるが、定点ハウスでは7月末から出荷開始予定。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 雨よけハウス内の様子
- 定植後の活着は順調で、樹も順調に生育中
- 樹は55cm程度まで伸長
- 葉は20cmに展開しており、葉数も良好
- 節間も正常
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