徳島県(ほうれんそう)
生産ステージ
播種期 9月上旬〜翌3月中旬
収穫期 10月中旬〜翌4月下旬
出荷最盛期 11月上旬〜翌3月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:2月28日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 徳島市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
2月は、曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、上下旬を中心に降雨日やまとまった降雨の日があったことから、降水量は平年の1.8倍弱と大幅に下回った。気温は、最高気温が12℃前後で20℃台まで上がる日もあり、最低気温が4℃前後で14℃台までしか下がらない日もあった。
生育状況
気温高と降雨により、引き続き生育進度は前進傾向。
病害虫発生状況
べと病の散見される圃場もあるが、発生初期の予防治療剤散布により、病害密度は抑制されている。
規格・品質
生育前進により、とり遅れが生じている。
選別の徹底により出荷品質は良好で、規格は〇品、2Lが増加している。
今後の生育・出荷の見込み
これから暖候期に入ることもあり、出荷量は増量するものの、気温上昇と降雨によりべと病等の病害発生も懸念される。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 3月上中旬出荷予定の圃場の様子
- 品種はバートン
- 気温高で推移する中、適度な降雨もあったことから生育は順調
- 葉は肉厚で、生育揃いも良好
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第3回目(調査日:2月7日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 徳島市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
2月は、曇雨天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、上下旬を中心に降雨日やまとまった降雨の日があったことから、降水量は平年の1.8倍弱と大幅に下回った。気温は、最高気温が12℃前後で20℃台まで上がる日もあり、最低気温が4℃前後で14℃台までしか下がらない日もあった。
生育状況
気温が平年より高めに推移していることから、生育進度は平年より早い。
風雨により、葉先枯れがやや目立つ。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
生育進度が早まっていることから、収穫作業が追い付かない圃場もある。
選別の徹底により出荷品質は良好、規格はとり遅れが生じていることから〇品の割合が多い。
今後の生育・出荷の見込み
今後も生育進度は早まったまま進むことから、出荷量は増量見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 11月2日播種の圃場の様子
- 品種はスーパーセーブ
- 2月中旬出荷予定
- これまでの気温高と降雨により生育は前進傾向
- 風雨により葉先枯れや黄変が散見される
- 生育揃いは良好で、葉は肉厚
《2、3枚目》
- 11月上旬播種の圃場の様子
- 品種はピンドン
- 1月下旬から2月上旬出荷予定
- 生育揃いは良好で、葉は肉厚
- ここ数日の気温低下で、生育進度はやや鈍化
- これまで干ばつ傾向で推移していたことから、アブラムシの発生が懸念される
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第2回目(調査日:1月10日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 徳島市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上中旬を中心に降雨日や降雪日があったものの、降水量は平年の半分強と大幅に下回った。気温は、最高気温が13℃前後で4℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が4℃前後で12℃台までしか下がらない日もあった。
1月は、比較的天候に恵まれた日が多い。気温は、最高気温が11℃前後で14℃台まで上がる日もあり、最低気温が3℃前後で-0℃台まで低下する日もある。
生育状況
12月中旬以降、降雪があるなど、急激に気温が低下したことから、生育が緩慢になってきており、生育進度は平年より10日程度遅れている。
病害虫発生状況
干ばつ傾向のため、日当たりのよい株を中心にアブラムシの発生が懸念されることから、状況を注視している。
規格・品質
下旬に入り気温が一時的に緩んできたことに加え、降雨があったことから年末までは前進出荷傾向。
1月に入り、気温が低下したことから出荷量は減少傾向。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
1月中下旬から出荷最盛期に入る見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 11月2日播種の圃場の様子
- 品種はスーパーセーブ
- 出荷は1月中旬予定
- 当初は気温高により順調な生育であったが、干ばつ傾向に加え、一時的な気温低下で生育が緩慢になってきた
- これまで順調に生育してきたことから、葉は肉厚で在圃品質は良好
- 厳寒期に入っていることに加え、降雨により、今後はべと病の発生が懸念される
《2、3枚目》
- 11月上旬播種の圃場の様子
- 品種はピンドン
- 出荷は1月下旬から2月上旬予定
- 気温低下で生育が緩慢になってきているが、生育自体は良好
- 葉は肉厚で在圃品質も良好
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第1回目(調査日:10月16日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 徳島市 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い見込み |
天候状況
10月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、上中旬を中心に降雨日があったものの、降水量は平年の約2割と大幅に下回った。気温は、最高気温が23℃前後で27℃台の夏日もあり、最低気温が15℃前後、11℃台まで低下する日もあった。
生育状況
播種開始は9月16日。
9月上旬播種分については、高温により生育不良となった。
9月中旬以降の播種分については、気温が落ち着いてきたことから生育順調。
最高気温がまだ高めに推移していることから、徒長気味の株が散見される。
今後の生育・出荷の見込み
気温が落ち着いてきたことから、11月以降に出荷路湯がまとまり、同下旬には出荷最盛期になる見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 9月16日播種の圃場の様子(写真1、2)
- 品種はプログレス
- 出荷開始は10月下旬から11月上旬予定
- 現在は干ばつ気味ではあるものの、生育順調で、在圃品質も良好
- 高温傾向となったことから、一部にヨトウムシの食害痕がみられるが、害虫密度は抑制済
- 9月中旬播種分(写真3)も干ばつ傾向ながら生育順調
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