福岡県(冬キャベツ)
生産ステージ
播種期 7月下旬〜8月下旬
定植期 8月下旬〜10月上旬
収穫期 11月上旬〜翌3月下旬
出荷最盛期 3月上旬〜3月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第2回目(調査日:12月17日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JA北九 若松地区 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
11月は、晴れた日が多く気温は平年を上回り、日照時間は平年並み、降水量は、上、下旬にまとまった降雨があったことから平年を上回って推移した。
12月は、高かった気温は平年並みとなり、日照時間、降水量も平年並みで推移している。
生育状況
定植時の高温干ばつによる遅れは挽回したものの、年明け以降品種の遅れが懸念される。
病害虫発生状況
ヨトウムシ、タバコガ等の被害は気温の低下とともに沈静化した。
規格・品質
12月上旬はL以下の発生は55%、昨年に続き小玉傾向。
今後の生育・出荷の見込み
11月の出荷は計画の9割まで回復。12月に入り気温の低下により生育スピードが追いついておらず、当面前倒しの収穫が続き、1月末までは計画を下回る出荷となる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- JA北九若松高尾地区
- 1、2枚目:9月中旬定植の圃場
- 品種は冬どり錦秋
- 生育はスピードは回復したものの、生育が不ぞろいのため、選別収穫している
- 3、4枚目:9月下旬定植の圃場
- 品種はTCA422
《5、6枚目》
- JA北九若松新屋地区
- 9月下旬定植
- 品種は夢まいこ
- 小玉のままで結球してるので、単位面積あたりの収量は少なくなる見込み
[画像をクリックで拡大]
第1回目(調査日:10月28日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | JA北九 若松地区 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
7月下旬より8月24日までまとまった降雨がなく、8月下旬に降雨があった後は、9月も中旬まで降雨はなかった。気温は、8月から9月のすべての旬で平年をかなり上回り、真夏のような気象で推移、高温乾燥状態の中での定植開始となった。
生育状況
高温乾燥の影響により苗の痛み、さらに降雨を期待しての定植遅れ、無理な定植から枯死による植え替えなどがあり、年内収穫分は大幅に遅れた。
病害虫発生状況
特になし。
今後の生育・出荷の見込み
年内収穫分は遅れていたが、9月以降の降雨と高温により急激に回復し、現状では5日程度の遅れとなっている。また、年明け収穫分は、定植後の降雨により生育は順調で収穫は前進化する可能性がある。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- JA北九若松高尾地区
- 1、2枚目は9月初め定植の圃場の様子
- 品種は冬どり錦秋
- 高温乾燥から定植を遅らせたこともあり当初は1旬以上の生育遅れであったが、9月下旬以降の降雨と高温により生育スピードが上がり、現在は5日程度の遅れ
- 3、4枚目は9月末定植の圃場の様子
- 品種はTCA422
- 定植後の候により活着、外葉も健全な状態で順調な生育、収穫は前進化する可能性もある
《5、6枚目》
- JA北九若松新屋敷地区
- 8月下旬定植の圃場の様子
- 品種は冬どり錦秋
- 当初生育遅れを懸念していたが、現状ではどの作型も例年以上に順調な生育
[画像をクリックで拡大]