愛媛県(秋冬さといも)
生産ステージ
定植期 3月上旬〜4月下旬
収穫期 9月中旬〜翌5月中旬
出荷最盛期 10月上旬〜12月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:12月2日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 東予 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
10、11月は、平年並みで天候は安定していた。
生育状況
作付面積は、長雨で約7ha作付けを断念した。
掘り取り状況は、堀遅れ分は、根・土付き受け入れ分で増加した。
病害虫発生状況
軟腐病が継続して発生している。
規格・品質
現在は秀品率55%。
今後の生育・出荷の見込み
現在は、日量10tペースとなっており、12月中旬より年末・年始にかけて最盛期となる見込み。出荷は5月中旬まで継続する予定。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 広域選果場の様子
- 選果ラインで根を整え、選別、箱詰めされ各市場に出荷
- 出荷量は日量10t程度
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第3回目(調査日:10月2日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 東予 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
9月の天候は適度な雨も降り安定していた。
生育状況
定植時期の連続した雨により、定植の遅れが生育の遅れへに繋がり小玉傾向となっている。
9月も猛暑日が続き、日中の気温が高く、圃場での作業が1、2時間程度となり掘り取りが進まなかった。
病害虫発生状況
軟腐病が発生し出荷量に影響がでている。現在は効果的な薬剤がなく、土壌消毒の対策しかないため、今後、県を通じ効果的な対応策を検討していく。
規格・品質
秀品率は60%超程度。
今後の生育・出荷の見込み
現在の出荷は8t/日で前年比50%程度。出荷量は減少する見込み。
9月に収穫できなかった分が今後出荷となり10月中旬が出荷のピークとなる見込み。
写真の補足説明
《1枚目》
- 圃場の様子
- 品種は愛媛農試V2号(登録商標:伊予美人)
《2~4枚目》
- 集荷場の様子
- 荷受けしたさといもは、手作業で秀品・優品に分けられ、大きさは自動選別し箱詰めされる
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第2回目(調査日:8月5日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 東予 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
7月19日に梅雨明け後は、連日最高気温が35℃前後で推移し、気温は平年を大きく上回り、集中豪雨があったものの降水量は平年を上回り、日照時間は平年をかなり上回った。8月に入り高温状態は続いており、降雨はほとんどなく、日照時間は平年を大きく上回って推移している。
生育状況
高温による葉焼けが発生しているが、新芽が出ていることから大きな影響はない。
病害虫発生状況
気温30℃以上で疫病の発生は抑制されるが、台風等により葉の痛みが生じた時に発生しやすいため、今後1か月の気象状況による。また、8月下旬からヨトウムシ、ダニの徹底防除を実施予定。
今後の生育・出荷の見込み
2月下旬から5月連休明けまでの植付期間中、特に植付けの多い3月に長雨で定植ができず作付面積が減少したことから、今後の生産量がどうなるか懸念される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 品種は愛媛農試V2号(登録商標:伊予美人)
- 高温による葉焼けが一部みられるが問題ない程度
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第1回目(調査日:6月24日)
調査時点の生育ステージ |
定植期 生育期 |
調査産地 | 東予 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | - |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
2月下旬~4月は天候不順で平年より降水量が多く、気温は高めで推移したものの、日照時間は平年を下回った。
5月は、28日に大雨が降ったことから降水量は平年を大幅に上回り、日照時間は平年をやや上回った。
6月は、上旬は降水量が平年を上回ったが、中旬は下回り、日照時間は特に中旬は平年を大幅に上回って推移している。
生育状況
2月下旬からの植付時期に天候不順で雨が多く、圃場の準備が10~30日程度遅くなったため、定植の終了が4月中旬予定が5月下旬まで伸びてしまい作付けを断念した生産者もいた。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
定植遅れと今後の梅雨時期の天候状況で生育遅れが懸念される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 3月上旬植付けの圃場の様子
- 高畝全期マルチ栽培(全期間マルチで被覆して栽培)で、水稲2年、さといも1年の輪作体系となっている
- 品種は愛媛農試V2号(登録商標:伊予美人)
- 芽出しは順調
- 欠株はほぼない
- 今後の順調な生育を見込む
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