静岡県(たまねぎ)
生産ステージ
播種期 8月中旬〜9月中旬
定植期 9月中旬〜11月上旬
収穫期 1月上旬〜5月上旬
出荷最盛期 1月上旬〜5月中旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:2月19日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JAとぴあ浜松 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
1月は、冬型の気圧配置や高気圧に覆われたため晴れの日が多かったが、低気圧や気圧の谷の影響で、雨の降った日もあった。気温は平年より高く、日照時間は平年より多くなり、降水量は平年をかなり下回った。
2月上旬は、引き続き冬型の気圧配置となり晴れた日が多かったが、低気圧や寒気の影響により雨となり、山地を中心に雪となった日もあった。気温は平年よりやや低く、日照時間は平年より多く、降水量は平年をかなり下回った。
生育状況
生育は遅れており、未収穫の圃場が多く、玉の肥大が進んでおらずL~М玉中心となっている。
定植時の降雨、冠水とその後の乾燥で根痛みが広くみられる。根痛みの影響(葉の黄化、肥大不足等)が収穫期まで影響している。
気象の影響が比較的少ない黒マルチの作型の生育は順調。
病害虫発生状況
低温乾燥が続いており、病害はみられない。
規格・品質
玉は小ぶりのものが多い。
今後の生育・出荷の見込み
収穫は、拾い採りが行われていたが、後作の関係もあり、2月下旬から3月にかけて総採りとなり出荷量が増加する見込み。
現在の出荷進歩は50%程度で、玉は小ぶりで箱数は伸びない見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 1枚目:未収穫の圃場、例年より軸が細い
- 2枚目:たまねぎの玉は、例年より小玉傾向
- 3枚目:拾い採りしている圃場
- 4枚目:収穫された圃場
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第3回目(調査日:12月17日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | JAとぴあ浜松 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み~やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
11月中旬から朝晩の気温が低下し、好天日が続いている。
生育状況
播種・定植時期の集中的な豪雨により、生育状況は14日程度遅れていたが、12月に入って冷え込んだことで10日程度の遅れとなっている。
病害虫発生状況
12月に入り冷え込んできたことで病気の発生も治まってきた。
今後の生育・出荷の見込み
今後の出荷は生育が遅れていることから、当初の計画を下回り1月は1000t、2月3000t、3月3000t、4月500tで計7500t程度となる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 1枚目:透明マルチの作型は定植時の気象の影響により生育遅れがみられる
- 2枚目:黒マルチの作型は概ね生育は順調
- 3枚目:玉の肥大はやや小ぶり
- 4枚目:地域全体では定植は終了
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第2回目(調査日:11月25日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | JAとぴあ浜松 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み~やや不良 |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
11月に入り気温は下がっているが、平年よりも高めの気温で推移している。
生育状況
播種、定植時期の集中的な降雨の影響による定植遅れで生育にも遅れがみられる。
例年よりも高い気温、冠水などにより病気の発生がみられる圃場もある。
病害虫発生状況
病気の発生がみられたので、防除を徹底している。
今後の生育・出荷の見込み
圃場により生育に差があり、早植えした圃場は冠水の影響により玉の肥大が悪い。
生育は、例年より2週間、圃場によっては3週間程度の遅れが見込まれる。
今後の天候にもよるが、現在の生育状況から出荷量の増加は例年より遅くなると思われる。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 圃場により生育の差がでており、病気が発生もあり、例年よりも玉の肥大が悪い
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第1回目(調査日:10月30日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | JAとぴあ浜松 |
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作付面積[前年比] | 調査中 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
8月から9月は気温がかなり高く、日照量も多かった。播種時期の8月下旬は、台風10号の影響により曇天、降雨が続き、天候不順となった。
9月に入り天候は回復したが、異常な高温が続き、定植期の10月になっても気温は高めで、上旬には曇雨天が続き降水量も多くなった。
生育状況
10月上旬の降雨による圃場の冠水などにより、定植は7~10日程度作業が停滞した期間があるが、現状大半の圃場で定植が進んでいる。
病害虫発生状況
定植が終了した圃場への防除も行われており、今のところ大きな被害はみられない。
今後の生育・出荷の見込み
10月上旬の降雨で冠水した圃場についても砂れき土のため、生育への影響はほとんどないと思われる。苗も十分確保できているので、残りの圃場の定植も順調に進む見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 1枚目:9月定植の白マルチ栽培の圃場
- 2枚目:10月定植の黒マルチ栽培の圃場
- 3枚目:10月定植の白マルチ栽培の圃場
- 4枚目:苗場の様子
- 白(透明)マルチ、黒マルチで定植が行われている
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