奈良県(夏秋なす)
生産ステージ
播種期(接木) 2月下旬〜3月上旬
定植期 4月下旬〜5月上旬
収穫期 6月中旬〜10月下旬
出荷最盛期 7月上旬〜8月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:8月31日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 当麻 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、中旬までは平年より日照時間が多く、時々曇りや雨が降ったものの晴れ間が続いた。中旬後半から下旬は曇雨天の日が多かった。
生育状況
上旬から中旬にかけて高温、干ばつが続き、例年より生育に遅れが生じた。下旬は台風の影響が心配されたが、花芽は落花せず大きな被害もなく生育は順調であった。
病害虫発生状況
調査圃場では特に目立った病害虫はみられなかったが、他の圃場ではチャノホコリダニが散見されている。
規格・品質
干ばつの影響でツヤなし果が多くみられ、回復がみられるものの、現在も高温と雨が少ないことから多少の影響がでている。また、台風による傷果等が増加し秀品率が下がっている。
今後の生育・出荷の見込み
ツヤなし果が多く、廃棄する果実が増加し、出荷量は例年より減っている。台風による大きな被害はなかったことから、9月中旬以降の出荷量は回復する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 1、2枚目:台風接近により早期収穫したため、出荷数量が減少したが、花芽は多くついており9月中旬以降増加する見込み
- 3、4枚目:台風による強風でキズ果が増加、秀品は減少したが、大きな影響はなかった
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第3回目(調査日:7月10日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 当麻 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
6月中旬から気温が上昇し、夜温の心配は解消されたが、昨年と同じ7月上旬の雨風が強く、局地的豪雨もみられた。
生育状況
気温の上昇により樹勢はよく出荷量も増加傾向にあるが、風によるキズ果がみられ、雨による日照不足などにより生育の遅れが予想される。
病害虫発生状況
懸念していたカメムシの発生はなく、被害もなかった。果樹では被害が出ているので、なすの圃場でも警戒を強めていく。
規格・品質
キズ果が多く、特別規格(規格外品)を設け、期間的に出荷を行う予定。
今後の生育・出荷の見込み
6月17日より出荷開始。8月中旬にピークを迎える予定。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 生育は順調で病害虫はみられない。
- 強風によりキズ果がやや多くみられ、生育には影響ないものの、出荷等級は優品が増加すると思われる
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第2回目(調査日:6月14日)
調査時点の生育ステージ | 播種・定植期 | 調査産地 | 当麻 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
日照時間は多く、夜温も回復し、適度な雨量だったが、5月中旬以降より降水量は平年より多く、ゲリラ豪雨のような集中的な雨が多い。
生育状況
夜温が低く、生育遅れが懸念されたが、日中の気温が高くなり、夜温も上がったため平年並みで推移し、予定通りの出荷を見込む。
6月上旬頃の風の影響でキズ果がみられる。
病害虫発生状況
目立った病害虫は発生していない。注意報が出ているカメムシも圃場では確認されておらず被害もない。
集中豪雨による病気の発生が懸念される。
規格・品質
規格は大きな変更はないが、今後は注意報が出ているカメムシの食害による変形果が懸念される。
今後の生育・出荷の見込み
出荷は、例年どおり6月中旬より開始、7~8月にピークを迎える見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 定植時期は4月下旬から5月上旬
- 花数は平年並み、生育は順調
- 目立った病害虫はないが、カメムシの発生が多い
- 今後は、ダニ、アザミウマ、うどん粉病が懸念されるので早期防除を徹底
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第1回目(調査日:5月20日)
調査時点の生育ステージ | 播種・定植期 | 調査産地 | 当麻 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
3月から4月上旬にかけて降水量が多く、日照時間が平年より短かったが、中旬からは天気が回復し降水量は少なくなった。
生育状況
夜温が低く、生育遅れが懸念されたが、4月の日中の気温が高く、日照が十分であったため、平年並みで推移した。
病害虫発生状況
特に無し。
今後の生育・出荷の見込み
6月中旬から出荷を開始、7、8月に出荷最盛期となる見込み。
生育は、順調で花数も平年並みで、今後も平年並みの出荷となる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 定植時期はゴールデンウィーク
- 生育は良好、今後の出荷は平年並みを見込む。
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