天候状況

９月の気温は平年より２～３℃程度上回り、ねぎの生育には厳しい状況であったが、９月下旬から真夏日はほとんどなくなり生育適温となった。

１０月は、高気圧が強く南から暖かい空気が流れこみやすかったことから、気温は平年より高く推移した。

１１月は、最高気温が２０℃を下回る日が増加し、適度な降雨と好天が続いたことから、生育環境には良好な天気となった。

生育状況

夏場の高温と多雨から生育が遅れ、細物傾向となっている。１１月に入り適度な降雨もあり気温も落ち着いてきたことから、現状生育は回復傾向にある。

病害虫発生状況

９月頃は、シロイチモジヨトウ、アザミウマの食害が多くみられ、また、一部地域では軟腐病、白絹病等も散見されることから、消毒等の管理徹底を行い生育は回復している。

規格・品質

Ｌ中心であるが、細物傾向。品質は、病気等もなく良好。

今後の生育・出荷の見込み

今後の生育は、７～１０日程度遅れているものの、生育は回復傾向にあり、年内はＬ中心の細物傾向となっているが、年明け以降は２Ｌ、Ｌ中心の太物傾向で推移する見込み。

１１月下旬より出荷開始となっており、出荷ピークは年明以降となる見込み。

写真の補足説明

《１～４枚目》

• 圃場の様子
• シロイチモジヨトウ、アザミウマ等の害虫被害がみられる
• 害虫被害は、外側は９月頃の食害がみられるが、防除が進み出荷物となる３枚葉は良好な状況

天候状況

７月は、気温は高い状態が続き平年より３℃高く、梅雨入りは平年より１４日遅かったものの、梅雨明けは１日早かった。また、降水量は平年に比べて少なかった。

８月、引き続き気温が高い状態が続き、中旬までは３０℃を上回る日がほとんどであったが、下旬は台風等により大雨や突風などが発生し、気温はやや下がり、降水量は多くなった。

生育状況

生育は、気温高の影響で例年よりも少し遅く細物傾向、一部葉が枯れてしまう状況がみられるが、昨年に比べ高温や干ばつによる生育不良や欠株は少ない。

病害虫発生状況

雨が続き防除ができていないことから、シロイチモジヨトウ、アザミウマの食害の発生が多くみられる。また、一部圃場では軟腐病、白絹病等も散見される。

今後の生育・出荷の見込み

気象災害等がなければ防除が進み、出荷時期に向けて順調な生育、出荷が見込まれる。

写真の補足説明

《１～４枚目》

• 圃場の様子
• １、２枚目：高温の影響で生育は７日程度遅い
• ３、４枚目：シロイチモチジヨトウ、アザミウマ等による食害

天候状況

5月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、降水量は、周期的に天気が変わりまとまった雨の日もあったことから、平年を上回った。気温は、最高気温が２５℃前後で３０℃を超える日もあり、平年を上回って推移した。

生育状況

育苗は、日中の気温差が大きかったものの、日照に恵まれたことで健苗に仕上がった。

また、定植作業も天候に恵まれたことで順調に進み、日照だけでなく適度な降雨もあったことから活着及び初期生育は良好。

病害虫発生状況

病気は特に無いが、一部圃場でアザミウマの発生がみられる。

今後の生育・出荷の見込み

今後は梅雨になるため、産地としては栽培管理とともに過湿による病害対策に注力していく。

本年の秋冬ねぎは、１１月下旬~１２月上旬から出荷予定。

写真の補足説明

《１枚目》

• 育苗の様子
• 日照に恵まれたことで、生え揃い良く、健苗に仕上がった

《２～４枚目》

• 定植後の圃場の様子
• 出荷予定は、１１月下旬から１２月下旬となる見込み
• アザミウマの被害により白っぽくなっている