天候状況

１１月に入り日中の冷え込みが始まったが、週末にかけては降雨、来週は気温が高まる予報となっている。

生育状況

９月中旬播種分は、高温の影響から徒長気味で薄い葉が多かったが、９月下旬～１０月上旬分播種に関しては、冷え込みも強まり肉厚で重量がしっかりとのった生育が見込まれる。

病害虫発生状況

出荷当初に比べると害虫の発生は少なくなってきたが、未だ圃場を歩けば害虫が飛び回るほどの量が散見されるため、虫食いの跡が目立つ。

規格・品質

来週までは２５℃を超える日が続くため、徒長などが多く、販売の時点でズルケの被害も多かった。１１月中旬以降の出荷は、葉厚で重量ののったほうれんそうになってくる見込み。

土壌細菌による炭疽病、虫食いの被害は多く、収量は少なくなっている。

今後の生育・出荷の見込み

９月下旬までの生育不良により、１１月上旬出荷分は低調な出荷になる見込み。今後、１０月播種分などは順調に発芽し、空きがなく播種も進めたことから、多少の増減があるものの、年内は安定した出荷量が見込まれる。

写真の補足説明

《１～５枚目》

• １～３枚目：９月１９日播種の圃場
• 品種は黒虎（ナント種苗）
• 播種後の降雨と高温により発芽不良がみられた
• 出荷直前に虫食い、炭疽病の被害が広がっている
• ４、５枚目：９月１９日播種の圃場
• 品種はナント（ナント種苗）
• １１月中旬出荷予定
• 下旬播種分に比べると害虫被害は少ないが若干炭素病もみられる

天候状況

１０月中旬頃になり朝晩は冷え込み、日中は２５℃近くになる日もある。

生育状況

９月中旬播種に生育不良が多かったが、正常に生育したものが現在出荷時期となった。中旬以降にも数回降雨が予想されるため、下旬播種分の生育が促進され、早めの出荷も予想される。

病害虫発生状況

日中の気温高の影響によりシロオビノメイガが多く発生。薬剤を散布すると中から害虫が沸いてくるほどであり、虫食いの後がかなりみられる。

規格・品質

来週以降も２５℃を超える日が予想されるため、徒長など高温による影響が懸念される。

虫食いもかなり多かったため、規格外品の割合が多くなる恐れがある。

今後の生育・出荷の見込み

９月中旬播種分は干ばつの影響から発芽不良が発生し、１１月上旬出荷分は低調な出荷になる見込み。9月下旬播種分に関しては、虫食い等の被害はあるものの、生育は促進されているため、１１月に入り次第に増量期を見込む。

写真の補足説明

《１～３枚目》

• 9月１９日播種の圃場
• １、２枚目：品種は黒虎（ナント種苗）
• １１月中旬出荷予定、シロオビメイガの被害が多い
• ３枚目：品種はナント１１７（ナント種苗）
• １１月下旬に出荷予定、害虫の被害は少ないが、天候次第では被害が広がる恐れがある

天候状況

９月前半は高温と干ばつが続いていたが、中旬頃と１０月上旬に降雨があったことから、播種作業に遅れる可能性がある。

生育状況

９月上旬に播種したものは、高温・干ばつにより発芽不良が発生。また、下旬に播種したものは、害虫による虫食いがみられる。

現在生育初期段階で播種から１０日程度経過している。

病害虫発生状況

気温が低下したことにより、土壌内にいたヨトウ虫などの害虫が、地上に出てきて例年に比べて発生が多い。

規格・品質

次週以降も２５℃を超える日が続くため、高温による徒長などが懸念される。

今後の生育・出荷の見込み

一部産地よりハウス栽培の出荷が数c/sある。露地作の出荷は１０月下旬頃から開始される見込み。

９月中旬に播種したものは、干ばつの影響から発芽不良が発生し、１１月上旬は低調な出荷になる見込み。

写真の補足説明

《１～３枚目》

• １枚目：９月１９日播種の圃場の様子
• 品種は黒虎
• 出荷開始は１１月中旬の予定
• 播種後の降雨で発芽が不良がみられる
• ２、３枚目：９月１９日播種の圃場の様子
• 品種はナント１１７
• 出荷開始は１１月中旬の予定
• ヨトウ虫などの虫害が一部みられる