東京都(冬キャベツ)
生産ステージ
播種期 7月中旬〜8月中旬
定植期 8月中旬〜9月上旬
収穫期 11月下旬〜12月下旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第2回目(調査日:10月29日) New
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 練馬区 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8~9月は記録的な高温で推移し、特に8月は平均気温が29.6℃となり統計開始以降最も高かった。8月は降水量がかなり少なかったが、9月は台風や前線の影響で大雨の日があり、高温多雨の傾向となった。10月も全般的に暖かい空気に覆われて平均気温は20.6℃となり統計開始以降最も高くなった。月初と月末は低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多かったが、降水量は平年並みとなった。
生育状況
播種約1か月後の8月14日から「藍天」「味珠」「しずはま1号」「YR藍宝」「YR冬武者」の順に定植した。8月に入って播種した「とくみつ」は播種45日後の9月14日に定植した。どの品種も高温乾燥により苗の活着が遅れ、当初の予想より生育進度は遅かった。
病害虫発生状況
ダイコンシンクイムシ(ハイマダラノメイガ)の防除対策として、育苗期の土壌潅注、定植時の粒剤散布、定植後は薬剤散布を行ったが、高温少雨の影響から食害が散見された。食害は葉の柔らかい品種に集中し、被害が多い品種は15~20%の株に被害が見られた。
今後の生育・出荷の見込み
市場出荷は高温少雨対策を行った生産者は、11月上旬から開始の見込み。
高温乾燥対策、害虫防除を積極的に行ったが、想定以上に気温が高く推移したため、苗の活着遅れと害虫防除に苦心した。
高温乾燥により今作は灌水量・回数とも例年より多かった。今作試行した生分解性ポリマーの土壌施用は施用当初は効果が見られたが、高温少雨で保水性効果はあまり見られなかった。今後、生分解性ポリマーの土壌施用を行うかは検討を要する。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 圃場の様子
- 1、2枚目:収穫直前の圃場
- 3、4枚目:9月中旬定植の圃場
- 5、6枚目:ハイマダラノメイガ等のよる食害
- 7、8枚目:収穫作業の様子
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第1回目(調査日:7月30日)
| 調査時点の生育ステージ | 播種期 | 調査産地 | 練馬区 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
| 生育進度[平年比] | ― | 出荷進度[平年比] | ― |
天候状況
7月は高気圧に覆われ晴れて気温のかなり高い日が多くなった。10日の激しい雷雨や台風5号の影響により曇りや雨の日があったが、降水量は平年の約半分となり、日照時間はかなり多くなった。
生育状況
7月13日から地床にて播種を開始(播種日:13、17、19、25、26、30日)。8月1日が最後の予定。
播種後5日目から順次発芽。高温乾燥が続くことから、例年より潅水の回数は多く、播種直後の遮熱対策に遮光率65~70%の被覆資材を使用。
品種は播種日順に「藍天」「味珠(あじたま)」「しずはま1号」「YR藍宝」、最後に「YR冬武者」「とくみつ」を播種予定。
病害虫発生状況
播種直後であることと、寒冷紗で被覆しており現段階では被害は見られなかったが、シンクイムシ(ハイマダラノメイガ)等による被害防止のため、育苗後期の土壌潅注と定植時の粒剤施用など防除を着実に行う予定である。
今後の生育・出荷の見込み
6月から高温が続いているが、播種は当初の予定通り7月中旬から月末にかけて播種を行った。今後も高温で推移すると予測されるため、高温乾燥対策、害虫防除を積極的に心がける。
当地は地床育苗が中心であるが、高温乾燥により今作は潅水量・回数とも例年より多い。また、播種直後は黒寒冷紗のほか被覆資材により遮光・遮熱を行うが、例年より資材の除去タイミングが難しい。
当地は関東ローム層で比重が軽い土壌である。ここ数年の高温乾燥により育苗に課題が見られる。今作は生分解性ポリマーを土壌に施用することで、保水性改善につながるか試行している。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 1枚目:7月13日に播種した「藍天」
- 2枚目:黒寒冷紗によるトンネル被覆のほか、播種直後は別途被覆資材を使用
- 3枚目:例年より高温乾燥で推移しているため、潅水の量・回数とも多い
- 4枚目:7月25日に播種し、発芽した苗
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東京都(春キャベツ)
生産ステージ
播種期 11月下旬〜12月下旬
定植期 3月中旬〜4月上旬
収穫期 5月中旬〜6月中旬
出荷最盛期 6月中旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第2回目:(調査日:5月26日)
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 練馬区 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
| 生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
5月は高気圧と低気圧や前線が交互に通過し、短期は数日の周期で変化した。気温は4月に引き続き平年を上回り、大雨が降った日もあったことから、降水量は平年をかなり上回り、日照時間は平年を下回って推移した。
生育状況
生育は、日照時間は少なかったものの、品質は良く引き続き前進傾向となっている。
病害虫発生状況
圃場の湿度が上がり、一部圃場で菌核病、黒腐病の発生がみられたが、適期防除を行い被害は最小限にとどまった。
害虫は、アザミウマ類の被害が散見されているので、定期的に防除を行う予定。
今後の生育・出荷の見込み
出荷は例年より1週間から10日程度早く、早生品種の若女将の収穫が5月10日頃から開始された。
現在、若女将の収穫はほぼ終了し、引き続き初恋、藍宝の収穫が開始される。品質は良く結球部の肥大や締りも良好。
今後、高温、周期的な降雨で推移すれば収穫終期もさらに前進し、6月末と予想している収穫終期は1~2週間早まる可能性がある。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 1枚目:圃場全景
- 2枚目:収穫直前の初恋
- 3枚目:左列の若女将は収穫終了、右列は初恋
- 4枚目:左列は藍宝、右列は初恋
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第1回目(調査日:4月28日)
| 調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 練馬区 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | - |
| 生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
1~2月は高気圧に覆われた日が多く日照時間は平年を上回った。また、雨がほとんど降らず乾燥状態が続き、降水量は平年をかなり下回った。
3~4月は高気圧に覆われて晴れた日もあったが、低気圧の影響で雪や大雨が降ったことから、降水量は平年を上回り、日照時間は平年を下回った。
気温は1~4月まで高温で推移している。
生育状況
3~4月は降雨が多く、定植後の苗の活着は良く、生育は7日程度前進傾向となっている。
病害虫発生状況
特に問題ない。菌核病、黒腐病、害虫防除のため、今後は殺虫・殺菌剤を散布する予定。
今後の生育・出荷の見込み
早生品種は、5月連休明けから出荷する予定。
早生品種の「若女将」と「初恋」がメインだが、晩生品種の「藍宝号」もあり、生育は順調。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 1、2枚目:結球状況は、やや締りが緩い
- 3枚目:収穫間近の若女将
- 4枚目:左列は若女将、右列は初恋
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