天候状況

７月は暖かい空気に覆われやすく、湿った東風の影響を受けにくかったため、晴れた日が多かった。月平均気温は統計開始以降７月として最も高く、日照時間も多かったが、降水量は少なかった。８月に入り高気圧に覆われて晴れる日が多かったが、気圧の谷の影響で大気の状態が不安定となり大雨となった日もあった。気温は７月に引き続きかなり高く降水量は平年の半分程度と少なく、日照時間は平年を上回って推移している。

生育状況

生育は平年並みであるものの、４月に降雨が続き播種が１０日程度遅れ、肥大期には降雨がなく、７月２０日頃から３５℃の猛暑日があったことから小玉傾向となっている。

病害虫発生状況

特に発生はなし。

規格・品質

暑さ少雨等の影響により小玉傾向。

今後の生育・出荷の見込み

収獲作業は８月上旬から開始され、選果場は３月末まで稼働予定。

写真の補足説明

《１～３枚目》

• 圃場の様子
• 面積：２ha、品種：北もみじ2000
• 播種の遅れ、高温少雨により小玉傾向

《４、５枚目》

• 選果場の様子
• 品種：レッドⅡ
• 規格はＬ大からＬ、М、箱詰め写真はМ

天候状況

６月は暖かい空気に覆われやすく、高気圧に覆われて晴れた日が多かった。気温は統計開始以降６月の平均気温の最高を記録した。日照時間は多かったが、降水量はかなり少なかった。

７月前半は、気圧の谷の中で雨の降った日があったが、高気圧に覆われて晴れた日もあった。気温は３０℃を超える日も多く、降雨が少ないため、干ばつ傾向が続いている。

生育状況

生育は平年並みであるものの、暑さ、干ばつの影響により玉肥大する前に倒れ、その後少量の雨が降ったが小玉である。

病害虫発生状況

小麦の刈り取りが早かった影響により、「ねぎアザミ」が玉ねぎに飛来し付着している。

今後の生育・出荷の見込み

まだ倒れていない品種には降雨が必要。８月上旬から収穫開始の見込み。

写真の補足説明

《１～３枚目》

• ５月９日定植の圃場
• 品種はオホーツク222
• 暑さ、少雨、干ばつの影響により小玉傾向
• 「ねぎアザミ」による食害もみられる

天候状況

５月は、南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、気温はかなり高くなった。また、低気圧の影響を受けにくかったため、降水量は少なく日照時間は多かった。

６月は、晴れる日が多く気温は高めで、調査当日は快晴で最高気温が３２℃まで上昇した。日照時間は多かったが、降水量は少なく乾燥傾向で推移している。

生育状況

生育は平年並みであるものの、播種時期の日照不足により葉芯が細い状況である。

病害虫発生状況

現時点では病害虫が見られないが、７～８月の暑さによるアザミウマによる被害が懸念される。

今後の生育・出荷の見込み

NS－３（早生種）は、７月２０日頃から選果を開始する予定。

圃場は干ばつ傾向であるため、降雨不足が懸念される。

写真の補足説明

《１～３枚目》

• ５月９日定植の圃場
• 品種はオホーツク222、草丈は４５cm程度
• 病害虫の発生もなく生育は順調

《４～６枚目》

• ４月６日定植（不織布使用）の圃場
• 品種はSN－３、草丈は６０cm程度（平年並み）
• 病害虫の発生もなく生育は順調

天候状況

４月は、気温は平年をより低めで低気圧が通過することが多かったため、雨の日が多くなり降水量は平年をかなり上回ったが、日照時間は平年をかなり下回って推移した。

生育状況

定植開始は５月９日、特に早い生産者は４月６日であった。定植後は風の強い日もあったが、晴れの日も多く生育は平年並み。

病害虫発生状況

特に無し。

今後の生育・出荷の見込み

現在の生育は平年並みであるが、やや降雨が不足している状況。

写真の補足説明

《１～７枚目》

• 圃場の様子
• 1～４枚目：５月９日定植の圃場
• 品種は、オホーツク222、草丈は１５cm程度、病害虫の発生もなく生育は順調
• ５～７枚目：４月６日定植の圃場（不織布使用）
• 品種は、SN－３、草丈は３０cm程度、病害虫の発生もなく生育は順調