天候状況

８月は高気圧に覆われて晴れの日が多かったが、低気圧や前線の影響で曇りや雨の日があり、２０日は前線が津軽海峡付近に停滞したため大雨となった。気温は高めで集中豪雨の日があり降水量は平年よりかなり多く、日照時間も平年を上回って推移した。

生育状況

７月までの極度の雨不足により尻腐れ病の発生率が非常に高くなっていたが、８月以降は降雨が続いたため改善されてきている。平年に比べ実が厚く硬い傾向。

病害虫発生状況

初期段階から防除の徹底を図っており、目立った病害虫等は見られない。

規格・品質

規格はМ中心で平年に比べて小ぶり。尻腐れ病等により規格外品の発生率も高い。

今後の生育・出荷の見込み

収穫量、出荷量とも平年より２～３割減っている状況が続いている。

カルシウム欠乏による尻腐れ病は、降雨日が増え改善傾向となっているが、出荷量の回復は見込めない。今後も引き続き尻腐れ病対策に加え、アブラムシや灰色カビ病等の防除に努める。

写真の補足説明

《１～４枚目》

• ５月８日定植の圃場
• 品種はピクシー、出荷開始は７月３日
• 平年に比べて小ぶりで硬い傾向

天候状況

７月は気圧の谷の影響で上旬は降雨があったものの、以降は高気圧に覆われ晴れの日が多かった。気温は６月から引き続き高温で推移し、７月１９日頃に梅雨明けしたが、梅雨時期の降水量は平年をかなり下回っており、当該産地の６月中旬から７月中旬にかけての降水量は平年の約３７％となっている。

生育状況

極度の雨不足により、土壌からカルシウムの吸収が阻害されていることから、尻腐れ病の発生率が非常に高くなっている。

病害虫発生状況

目立った病害虫等は見られない。

規格・品質

規格はМ中心で平年に比べ小ぶり。尻腐れ病等により規格外品の発生率も高い。

今後の生育・出荷の見込み

出荷は平年並みの７月３日より開始したが、収量が平年より２～３割減少しているため、出荷量も２～３割程度少なくなっている。

カルシウムの欠乏による尻腐れ病は、灌水とカルシウム薬剤散布等で対応するしかなく、今後の降雨が必要であるが、出荷量の回復は見込めない。

出荷は８月中旬から下旬に出荷最盛期を迎える見込み。

写真の補足説明

《１～４枚目》

• ５月８日定植の圃場
• 品種はピクシー、出荷開始は７月３日
• 尻腐れ病が多く発生

天候状況

４～５月は曇天や雨の日が多かったため、降水量は平年を上回った。

６月は昨年より９日早く１４日頃梅雨入りしたものの、高気圧に覆われて晴れの日が多かったため、気温、日照時間とも平年をかなり上回り、降水量は平年を下回って推移している。

生育状況

消雪の遅れや日照不足、低温等の影響は現時点ではみられず、生育は順調に推移している。

病害虫発生状況

初期段階から防除の徹底を図っており、目立った病害虫等はみられない。

今後の生育・出荷の見込み

現時点では生育等に問題はなく、出荷の進度は平年並みで推移し、出荷のピークは８月中旬の見込み。

今後は、６月から高温が続いていることや雨不足による影響が懸念される。

写真の補足説明

《１～４枚目》

• ５月８日定植の圃場
• 品種はピクシー、出荷開始は７月中旬
• 初期防除の徹底により病害虫等の被害はみられない

天候状況

３月は低気圧等の影響を受けたが、高気圧に覆われた日も多くあったため、気温、降水量は平年を上回り、日照時間は平年並みとなった。４月に入っても気温は平年を上回り、降水量は平年のほぼ倍となったが、日照時間は平年を大きく下回った。５月は高気圧に覆われて晴れた日が多かったことから気温は平年を上回ったが、降水量は平年をかなり下回り、日照時間は平年並みで推移している。

生育状況

消雪の遅れや日照不足等の影響も現時点では見られず、生育状況は順調に推移している。

病害虫発生状況

初期段階から防除の徹底を図っており、目立った病害虫の被害は見られれない。

今後の生育・出荷の見込み

今後、気象条件が平年並みに回復すれば、出荷の進度は平年並みで推移し、８月上旬頃に出荷のピークを迎える見込み。

写真の補足説明

《１～4枚目》

• ５月８日定植の圃場
• 品種はピクシー、出荷開始は７月１０日の予定
• 生育は順調で病害虫等目立った発生はなし