徳島県(ほうれんそう)
生産ステージ
播種期 9月上旬〜翌3月下旬
収穫期 10月中旬〜翌5月上旬
出荷最盛期 11月上旬〜翌3月下旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第3回目(調査日:11月4日) New
| 調査時点の生育ステージ | 出荷開始期 | 調査産地 | 徳島市 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
10月は中旬までは、日中の気温は30℃近くまで上昇する日も多く、温暖な気候であったが、下旬以降は朝晩の冷え込みが強まり、気温は平年を下回って推移した。また、降雨は中旬から適度にあり31日にはまとまった雨となった。
生育状況
11月出荷分は、9月下旬頃から播種を行ったが、播種後の高温・干ばつの影響で枯れる被害があった。また、害虫の被害もあり出荷量の増加は緩やかとなっている。
病害虫発生状況
シロオビノメイガやヨトウムシによる食害が多い。県病害虫防除所の予報では、シロオビノメイガは平年より多く、11月以降の気象予報から害虫の発生が助長されると発表されている。
規格・品質
出荷されるほうれんそうについては、選別により品質に問題はないが、害虫被害による圃場廃棄が多くなっている。
今後の生育・出荷の見込み
11月に入っての出荷は、日量1tとかなり少なく前年より2t程度少ない。9月の高温による播種の遅れに加え、害虫被害や10月下旬の急激な冷え込みにより成長が止まり低調な出荷が続いている。
今後は、比較的日照と降雨が見込まれることから、出荷量は増加傾向となる見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 1、2枚目9月21日播種の圃場、品種は黒虎、出荷中
- 色味はしっかりついているが、害虫被害により圃場ロスが多い
- 3枚目:9月21日播種の圃場、品種は黒虎、11月中旬出荷予定
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第2回目(調査日:10月21日)
| 調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 徳島市 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
10月は朝晩は冷え込んだものの、日中の気温は30℃近くまで上昇する日も多く、最低気温も20℃前後と温暖で平年を上回って推移した。また、中旬には40mm程度の降雨があり充分な降水量となった。
生育状況
播種後の9月下旬は、昨年より欠株などが少なかったが、10月以降も温暖な気候が続き、生育期に入ると害虫による被害が多くなった。また、10月は中旬まで最高気温が30℃近くまで上昇する日があり、平均気温は25℃を超え生育途中で枯れるものもあった。
病害虫発生状況
初期生育は順調であったが、生育期も気温が高く、害虫による食害が見られる。徳島市管内においては、シロオビノメイガなどの害虫による被害は昨年より多い。
規格・品質
害虫被害等で物量は少ないが、残暑により徒長気味の傾向となっている。
今後の生育・出荷の見込み
出荷は9月下旬より開始しているが、10月中旬では日量500㎏未満の出荷であり、本格化は11月中旬から下旬を見込む。現在は徳島市・石井・吉野川から出荷されており、県西部の阿波・美馬管内は11月中旬から出荷開始予定。
10月に播種したものは、適度な降雨と気温も安定しているため、11月中旬から12月出荷分については潤沢な出荷が見込まれる。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 1、2枚目:9月21日播種の圃場、品種は黒虎、11月上旬出荷予定
- 出荷期が近づくにつれヨトウムシの被害が散見され、徒長気味の傾向
- 3枚目:9月21日播種、品種は黒虎、11月中旬出荷予定
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第1回目(調査日:10月1日)
| 調査時点の生育ステージ |
播種期 生育期 |
調査産地 | 徳島市 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや良 |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
9月は8月に引き続き晴れる日が多く気温はかなり高かった。台風や前線の影響で曇りや雨の日もあり4~5日、11日は集中豪雨となった。降水量は平年を下回ったが、日照時間は平年を上回って推移している。全体的には適度な降雨もあり良好な天候条件であった。
生育状況
例年の高温・干ばつの被害を見込み、播種は1週間程度遅らせている。播種は9月中旬頃から開始、適度な降雨と気温の低下により生育は良好。
多少の害虫被害は見られるものの、昨年より欠株状況や生育不良などは良好で順調に生育している。
病害虫発生状況
一部虫食いの痕跡があったが概ね被害はない。今後、気温の低下などで害虫被害が懸念されるため防除を徹底する。
規格・品質
害虫対策のネットを使用している圃場では、虫食い被害が少なく品質も良い。一部、高温の影響で欠株が発生している。
今後の生育・出荷の見込み
今後は天候次第であるが早ければ10中旬頃から出荷開始し、12月を目途に最盛期を迎える見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 1枚目:9月21日播種の圃場
- 品種は黒虎
- 徒長傾向が懸念されるが、適度な降雨もあり概ね順調な生育
- 出荷開始は11月上旬の予定
- 2、3枚目:9月21日播種の圃場
- 品種は黒虎
- 出荷開始は11月中旬の予定
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