栃木県（夏秋なす）
生産ステージ
定植期 ４月中旬〜５月中旬
収穫期 ６月上旬〜１０月下旬
出荷最盛期 ７月上旬〜８月下旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第４回目（調査日：９月２４日） New
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 那須塩原市 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
８月は晴れた日が多く暖かい空気に覆われて気温はかなり高くなった。前線や湿った空気の影響で曇りや雨や雷を伴った雨の日もあった。日照時間はかなり多かったが、降水量はかなり少なかった。９月に入り引き続き高温で推移し、前線や台風の影響で集中豪雨となった日もあった。２週目以降気温が２７℃前後となる日が続き、彼岸以降は秋らしい天候となり、夜温も２０℃以下～１５℃前後と涼しい気候となっている。
生育状況
草勢は平年並みで実成や着果は良好であるが、気温の低下とともに、収獲日数は以前よりも掛かるようになってきた。
病害虫発生状況
降雨と低温や稲刈時期による防除の遅れから腐れやハダニ、コナジラミ等の病害虫の発生が散見されている。昨年より発生頻度は抑えられているが、栽培管理に手が回らない生産者が増えている。
規格・品質
規格はＡ：５割、無印М：５～６割程度。９月に入りＡ品率が低下している。
今後の生育・出荷の見込み
現在の出荷は日量６００～８００ケース前後。９月上旬までは潤沢な出荷状況であったが、２週目後半から減少し横ばいから微減を継続している。
今後は１０月中旬に最後の小さい出荷ピークを迎える見込み。
写真の補足説明
《１～５枚目》
- １、２枚目：前回調査時よりは葉の剪定がされて着果数も良好
- ３枚目：収穫期後半でも花芽はしっかりついている
- ４枚目：夜温が低しているので収穫（８cm程度）まで２週間程度掛かる
- ５枚目：コナジラミが発生しているので防除を徹底していく
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第３回目（調査日：７月３１日）
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 那須塩原市 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
梅雨明けは、平年より１日早い７月１８日頃であった。７月は高気圧に覆われやすく、前線の活動が弱かったため降水量はかなり少なく、日照時間はかなり多くなった。最高気温は３５℃に近い日が続き、夜温も２３℃前後と高めに推移した。調査圃場の地域は夕立等も少なく圃場は乾いていた。同じ管内でも雨が降る場所と降らない場所が分かれている。
生育状況
高温による花落ち、日焼けが散見されるが全体的には順調。若干草勢の低下が見られた。
病害虫発生状況
高温、少雨の影響によりハダニが発生し、被害も見られたが、早期防除により調査時には発生が抑制されていた。
規格・品質
Ａ品率は６～７割程度、Ａ品率も上がり品質も良くなってきている。
今後の生育・出荷の見込み
現在の出荷は日量1000c/s前後。７月末時点で前年並みに出荷数量は回復し、潤沢な出荷が見込まれる。
８月以降も定期的な降雨の予報で夜温もあまり下がらないと思われることから、出荷量は横ばいから微増で潤沢と見込まれる。お盆前後も1000～1200c/s程度の出荷を見込む。
写真の補足説明
《１、２枚目》
- 圃場全体の様子
- 高温による花落ち、日焼けが散見されるが全体的には順調
- 葉が若干多いので、今後剪定が必要
《３枚目》
- 花芽の様子
- 猛暑でも花落ちも少なく、良好
《４枚目》
- 着果の様子
- 実の長さ１０cm程度、艶もあり品質は良好
《５枚目》
- ハダニの被害状況
- 乾燥によりハダニが発生しているが生育への影響は少ない
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第２回目（調査日：６月２６日）
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 那須塩原市 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
６月の上旬は低気圧と高気圧が交互に通過したため、天気は周期的に変化した。中旬前半は前線等の影響により曇りや雨が多くなり、後半は高気圧に覆われて晴れの日が多かった。下旬前半は熱帯低気圧や前線の影響で曇りや雨の日が多くなり、後半は高気圧に覆われて晴れの日が多くなった。暖かい空気に覆われやすく、晴れて日照時間が多く、気温はかなり高くなった。また、この期間の降水量は集中的な激しい雨が降った日もあったが、平年をかなり下回って推移した。また、関東甲信地方は、昨年より１１日早い６月１０日頃梅雨入りした。
生育状況
高温による花落ちが若干見られるものの、全体的には順調な生育となっている。
病害虫発生状況
特段目立った病害虫はみられない。
規格・品質
一番花の出荷が多いため、Ａ品率は３～４割程度であるが、全体的には良い状態。
今後の生育・出荷の見込み
現在の出荷は日量１００～２００c/s程度。出荷が前倒しとなった昨年よりはやや遅れている。
今後は気温が高い日が続く見込みのため、生育の前倒しや潤沢な出荷が見込まれる。
写真の補足説明
《１、２枚目》
- 圃場全体の様子
- 苗の勢いもよく、生育は順調
《３、４枚目》
- ３番花が開花
- 葉は、焼けや病害虫の被害もなく生育は順調
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第１回目（調査日：５月２１日）
| 調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 那須塩原市 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | ― |
天候状況
４月は気温は高めで前半は曇りや雨の日が多く、後半は晴れの日が多くなった。低気圧や寒気の影響で激しい雨が降った日があり、降水量は平年を上回り、日照時間は平年並みであった。
５月は中旬までは高気圧と低気圧や前線が交互に通過したため、数日の周期で変化し、下旬は低気圧や前線の影響により曇りや雨の日が多くなり、降水量は平年をかなり上回ったが、日照時間は平年を下回って推移した。
生育状況
定植は５月中旬に行ったが、圃場によっては１週間から１０日程度遅れている。
定植時は夜温が低く、雨や曇天の日が多かったので、花芽が付くのが遅れているが、苗の状況はおおむね良好。
病害虫発生状況
特になし。
今後の生育・出荷の見込み
６月上旬に出荷が開始されるが、全体量がまとまるのは６月下旬の見込み。
今後は、５月の低温の影響でやや遅れ気味となる見込み。
写真の補足説明
《１～２枚目》
- ５月中旬定植の圃場
- 寒さにより定植は遅れたが、根の活着や生育事態は良好
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