静岡県(冬春トマト(三島:大玉))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜9月上旬
収穫期 9月下旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 1月上旬〜6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第3回目(調査日:2月15日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み~遅い |
天候状況
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約4割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24日までは12℃前後で15℃台まで上がる日もあり、25日以降は9℃前後で推移し、最低気温が2℃前後で-5℃台まで低下する日もあった。
2月は、上旬が天候に恵まれたものの、中旬に入るとまとまった降雨や降雨日が多くなっている。気温は、最高気温が14℃前後で17℃台まで上がる日もあり、最低気温が3℃前後で10℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
現在出荷している着色中のものは、これまでの曇天傾向でやや着色が遅れているものの、現在肥大中のものなどは天候に恵まれて温暖に推移していることから良好。
花付き良く、収穫段は11、12段目。
病害虫発生状況
夜間の温度低下で若干灰色かび病が散見されるものの、予防治療剤による発生初期防除で病害密度を抑制済。
規格・品質
11、12段目は着色がやや遅れていることから、出荷進度は遅れ気味。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
現在肥大中のものは日照に恵まれて順調なことから、春先の出荷量は増加見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス内の様子
- 品種はCF桃太郎
- 10、11段目を収穫中
- これまでの曇天の影響で着色が遅れている
- 肥大、果形は良好
- 着花は良好で、春先の出荷量は増量見込み
- 若干灰色かび病の発生が散見されたものの、病害密度は抑制済
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第2回目(調査日:1月31日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み~遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約6割と大幅に下回った。気温は、最高気温が16日までは14℃前後で19℃台まで上がる日もあり、17日以降は11℃前後で推移し、最低気温が18日までは4℃前後で10℃台までしか下がらない日もあり、19日以降は1℃前後で推移した。
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約4割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24日までは12℃前後で15℃台まで上がる日もあり、25日以降は9℃前後で推移し、最低気温が2℃前後で-5℃台まで低下する日もあった。
生育状況
低温干ばつ傾向ながら、現在、10、11段目を収穫中で、着花状況も良好。
病害虫発生状況
かん水を徹底する中、一部で疫病が発生したことから、予防治療剤による発生初期防除で病害密度を抑制。
規格・品質
11月の寡日照、その後の低温干ばつ傾向で、1月下旬から2月上旬の出荷量は少なく推移している。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
現在は着花状況が改善されてきたので、今後春先に向けて出荷量は徐々に増加予定。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月1、2日定植のハウス内の様子
- 品種はCFハウス桃太郎
- 10、11段目を収穫中
- 収穫段は11月までの寡日照で収量が少ない
- 現在の着花は良好
- 肥大、着色ともに順調で、在圃品質も良好
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第1回目(調査日:12月6日))
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~やや遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み~やや遅い |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬を中心に周期的に降雨日や大雨の日があったものの降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が22℃前後で18℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が10℃前後で7℃台まで低下する日もあった。
12月は、天候に恵まれた日が多い中、周期的に降雨日がある。気温は、最高気温が11日までは16℃前後で19℃台まで上がる日もあり、12日以降は12℃前後で推移し、最低気温が4℃前後で-1℃台まで低下する日もある。
生育状況
定植期は前線や台風の影響で作業が遅れたことから、生育進度は定植遅れ分だけ遅れており、その後は10月下旬以降の気温低下により樹勢が若干弱くなったことに加え、着果負担もかかったことから、生育遅れが取り戻せていない。
樹勢回復のため、葉面散布や追肥等の対策を講じている。
病害虫発生状況
シルバーリーフコナジラミの発生は少なかったものの、黄化葉巻病の罹病株が若干みられたため、ハウス外に持ち出して処分している。
規格・品質
着果負担で出荷量が一時的に減少した上、まだ出荷者が出揃っていないことから、出荷量はまだまとまっていない。
品質良く、規格は中心規格
今後の生育・出荷の見込み
出荷者が出揃い次第、出荷量も増加する見込み。
本年産の品種は、桃太郎ホープ、一部でCFハウス桃太郎
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 8月1、2日定植のハウス内の様子
- 品種はCFハウス桃太郎
- 樹勢、着果状況ともに良好
《3、4枚目》
- 9月8日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ホープ
- 現在、1、2段目収穫中
- 着果、肥大、着色ともに順調
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静岡県(冬春トマト(三島:ミニ))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜9月上旬
収穫期 9月下旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 1月上旬〜6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第3回目(調査日:2月15日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 遅い |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約4割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24日までは12℃前後で15℃台まで上がる日もあり、25日以降は9℃前後で推移し、最低気温が2℃前後で-5℃台まで低下する日もあった。
2月は、上旬が天候に恵まれたものの、中旬に入るとまとまった降雨や降雨日が多くなっている。気温は、最高気温が14℃前後で17℃台まで上がる日もあり、最低気温が3℃前後で10℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
これまでの寡日照で、樹勢が弱く生育は若干遅れている。
現在の収穫段は、7、8段目。
病害虫発生状況
樹勢低下により葉かび病が散見されたことから、発生初期の予防治療剤散布により病害密度を抑制している。
規格・品質
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
寡日照の影響が残っていることから速やかな出荷量の増加はないものの、暖候期に向かって日照が回復してきていることから、春先に向かって徐々に出荷量が増加する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 9月1、2日定植のハウス内の様子
- 品種はTY千果
- 寡日照で着色が遅れていることから、現在の収穫段は7、8段目
- 現在の着果は良好
- ダブル果房も増加してきており、樹勢も徐々に回復傾向
- 3月の出荷量は増加を見込む
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第2回目(調査日:1月31日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 三島 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約6割と大幅に下回った。気温は、最高気温が16日までは14℃前後で19℃台まで上がる日もあり、17日以降は11℃前後で推移し、最低気温が18日までは4℃前後で10℃台までしか下がらない日もあり、19日以降は1℃前後で推移した。
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約4割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24日までは12℃前後で15℃台まで上がる日もあり、25日以降は9℃前後で推移し、最低気温が2℃前後で-5℃台まで低下する日もあった。
生育状況
現在、6、7段目を収穫中。
11月の寡日照、その後の低温干ばつ傾向により、生育進度は若干遅れている。
病害虫発生状況
かん水を徹底する中、一部で疫病が発生したことから、予防治療剤による発生初期防除で病害密度を抑制。
規格・品質
大きな増減はなく、安定した出荷。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
しばらくは出荷量に大きな変化はないものの、春先に向けて徐々に増量する見込み。
写真の補足説明
《1~3枚目》
- 9月1、2日定植のハウス内の様子
- 品種はTY千果
- 樹勢、生育は良好
- 現在の収穫段は6、7段目
- 着果、肥大、着色ともに順調で、在圃品質も良好
《4枚目》
- 収穫品の様子
- 収穫品質は良好
- 生育がやや遅れ気味のため、しばらくは収穫量の大きな増加はないものの、春先に向かって徐々に増加する見込み
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第1回目(調査日:12月6日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 三島 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~やや遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み~やや遅い |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬を中心に手記的に降雨日や大雨の日があったものの降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が22℃前後で18℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が10℃前後で7℃台まで低下する日もあった。
12月は、天候に恵まれた日が多い中、周期的に降雨日がある。気温は、最高気温が11日までは16℃前後で19℃台まで上がる日もあり、12日以降は12℃前後で推移し、最低気温が4℃前後で-1℃台まで低下する日もある。
生育状況
土壌病害対策で定植時期を9月にあとずらししたことから、生育進度は定植遅れ分遅れている。
生育、樹勢ともに良好。
病害虫発生状況
コナジラミの発生がみられたことから、発生初期防除による害虫密度抑制を図っている。
規格・品質
出荷者は出揃ってきたことで、出荷量は徐々に増加傾向。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
年明け以降から、本格的に出荷量は増加する見込み。
本年産の品種は、TY千果が4割程度、サマー千果が6割程度。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 9月1、2日定植のハウス内の様子
- 品種はTY千果
- 3、4段目を収穫中
- 下段はシングル果房が多いものの、中段以降はダブル果房も確認できる
- 日没が早まり、夜温が低下してきたことから、着色遅れがみられる
- 生育、樹勢ともに良好
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静岡県(冬春トマト(志太榛原:大玉))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜10月下旬
収穫期 9月下旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 1月上旬〜6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第3回目(調査日:1月19日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 志太榛原 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約4割と大幅に下回った。気温は、最高気温が13日までは13℃前後、14日以降は10℃前後で4℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が13日までは5℃前後、14日以降は0℃前後で-2℃台まで低下する日もあった。
1月は、上旬が天候に恵まれたものの、中旬以降は日照が弱く、まとまった降雨の日もある。気温は、最高気温が12℃前後で16℃台まで上がる日もあり、最低気温が12日までは0℃前後、13日以降は4℃前後で10℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
抑制作型は終盤に入り、半促成作型の出荷が始まっており、半促成作型は6段目が開花、1段目が収穫適期。
半促成作型は、定植時期が1週間程度遅れた上、12月後半の寒波の影響で着果、肥大、着色が遅れたことから、収穫開始も4、5日遅れた。
生育、着果は順調だが、樹勢はハウスによってまちまち。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
出荷量は日量200c/s程度。
品質良く、L、2L中心で大玉傾向。
今後の生育・出荷の見込み
引き続き徹底した栽培管理で安定出荷を続ける。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- ハウス内の様子
- 1枚目:干ばつ傾向でハウス内も乾燥していたことから、1段目に円状裂皮が散見される
- 2枚目:水分不足によりマグネシウム欠乏が発生
- 3枚目:本ハウスは樹勢が強かったことから、メガネ果が発生しているため、脇芽を残して樹勢を調整する
- 4枚目:11月までは気温高でシルバーリーフコナジラミが発生したことから、一部で黄化葉巻病株が残った
- 5枚目:天敵を活用して農薬使用回数を低減中
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第2回目(調査日:11月24日)
調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 志太榛原 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が多い中、中旬以降は周期的にまとまった降雨や大雨の日があり、28日時点の累計降水量は月間平均降水量を上回っている。気温は、最高気温が19℃前後で15℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が10℃前後で5℃台まで低下する日もある。
樹勢維持のため、追肥、葉面散布とともに、発根剤の施用を実施している。
今後は早朝加温を開始する予定。
生育状況
日没が早まってきていることから日照時間が減少し、気温が低下傾向にあるため、生育遅れの回復には至っておらず、依然として生育は平年より7日程度遅れている。
樹勢は良好で、1、2段目が着果、肥大、3段目が開花、4段目が出雷している。
日照時間は徐々に減少しているものの、日中の日照によりハウス内温度が高くなったため、根の肥料吸収が旺盛であった一部の樹では3、4段目で芯どまりが発生した。
病害虫発生状況
日中のハウス内温度が高めに推移したことから、依然としてコナジラミが散見されるため、天敵農薬を活用するとともに、異なる薬剤系統によるローテーション散布により、害虫密度を抑制している。
日照時間の減少によるハウス内温度の低下により、一部の樹ではうどんこ病が発生したことから、予防治療剤の散布により病害密度を抑制している。
今後の生育・出荷の見込み
生育が遅れているため、出荷は1月中旬から徐々に始まり、2月から出荷量がまとまる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス内の様子
- 樹勢は良好で、着果、肥大も順調
- ハウス内温度と水分バランスにより、1段目で裂皮、裂果が散見された
- 日照時間の減少によるハウス内温度の低下で、うどんこ病が散見された
- 日中のハウス内温度が高めに推移したことから、肥料吸収の旺盛な樹などでめがねが発生し、3、4段目で芯どまりとなった
- コナジラミが発生したことから、一部で黄化葉巻病の罹病株がみられたことから、ハウス外に持ち出してハウス内感染を防止している
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第1回目(調査日:10月4日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 |
調査産地 | 志太榛原 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並みの見込み |
天候状
9月は、前線や台風の影響で周期的に大雨の日があり、特に23日は1ヶ月の平均降水量を下回る程度の215.5mmの豪雨となったことから、降水量は平年の約1.8倍と大幅に上回り、日照時間は平年を下回った。気温は、最高気温が29℃前後で22℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が22℃前後で18℃台まで低下する日もあった。
10月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年並、上旬にまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約2割と大幅に下回った。気温は、最高気温が5日までは27℃前後、6日以降は20℃前後で25℃台の夏日もあり、最低気温が16日までは17℃前後、17日以降は12℃前後で8℃台まで低下する日もあった。
生育状況
抑制作型は、8月下旬から9月上旬にかけて定植作業を実施。
本年は、定植時期が高温で推移したことから、1週間程度遅らせて作業を行なったことから、生育進度も1週間程度遅くなっている。
現在は、3、4段目が開花、1段目は9月中下旬にホルモン処理を実施。
気温が温暖に推移しており、花数が多いことから、摘花作業の励行により、樹勢維持を図っている。
また、低段の尻腐れ予防のため、カルシウムや微量要素等の葉面散布を励行している。
病害虫発生状況
比較的気温高で推移していることから、コナジラミが発生していることから、害虫の一時寄生植物である雑草の除草とともに、防除暦に基づいたローテーション散布により害虫密度を抑制している。
化学農薬低減のため、天敵製剤の試験も実施。
今後の生育・出荷の見込み
出荷開始見込みは10月中旬から、出荷量がまとまるのは11月の見込み。
高音による生育への影響、台風15号による株元冠水被害からの回復途上であることから、出荷初期の数量は低調になる恐れがある。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス内の様子
- カルシウムや微量要素の吸収が緩慢なため、低段は尻腐れ果が散見される
- ハウス内が高温で推移したことから、花数が多くなっている
- コナジラミ対策として、天敵製剤を導入
- 高温により花芽が伸張していることから摘果
- 1段に2果程度となるため、収量に影響
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静岡県(冬春トマト(小笠:大玉))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜9月上旬
収穫期 9月下旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 12月上旬〜翌1月下旬、5月上旬〜6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 |
12月 |
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第3回目(調査日:1月20日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 小笠 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年の約4割と大幅に下回った。気温は、最高気温が13日までは14℃前後、14日以降は10℃℃前後で4℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が13日までは5℃台前後、14日以降は0℃前後で-4℃台まで低下する日もあった。
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中旬にまとまった降雨や降雨日があったものの、降水量は平年の約3割と大幅に下回った。気温は、最高気温が24日までは12℃前後で16℃台まで上がる日もあり、25日以降は6℃前後で2℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が23日までは0℃前後で10℃台までしか下がらない日もあり、24日以降は-2℃前後で-5℃台まで低下する日もあった。
生育状況
厳寒期で若干着色が遅れているものの、着果、玉伸びともに良好。
現在の収穫段は、5、6段目。
病害虫発生状況
若干、灰色かび病が散見されたことから、予防治療剤による初期防除を徹底し、病害密度を抑制。
規格・品質
出荷量は安定。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
出荷量は安定しているが、低温による着色遅れと出荷進度の鈍化が危惧される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月18日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ネクスト
- 樹勢は良好
- 収穫段は5、6段目
- 着果、肥大ともに良好
- 低温により若干着色が遅れ気味
- 在圃品質良好で、出荷量も安定
- 若干、灰色かび病が散見されたものの、病害密度抑制済
《5~8枚目》
- 8月10日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ホープ
- 樹勢は良好
- 収穫段は8段目
- 着果、肥大ともに良好
- 低温により若干着色が遅れ気味
- 在圃品質良好で、出荷量も安定
- 品質、収量の向上対策として、4玉程度に摘果している
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第2回目(調査日:11月14日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 小笠 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 平年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み〜遅い |
天候状況
10月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年並、周期的に降雨日があったものの、降水量は平年の約2割と大幅に下回った。気温は、最高気温が5日までは27℃台、6日以降は23℃台で16℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が19日までは19℃前後、20日以降は14℃前後で11℃台まで低下する日もあった。
11月は、天候に恵まれた日が続いた中、中旬にまとまった降雨の日があった。気温は、最高気温が20℃前後、最低気温が15℃前後で8℃台まで低下する日もある。
生育状況
現在、2、3段目を収穫中。
肥大がやや緩慢なために小玉で量が少ないものの、今後は着果、肥大がともに良好になる見込み。
若干だが、ワレ果が散見される。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
まだ出荷量は伸びないものの、今後は伸びる見込み。
品質は良いが、規格は小玉傾向。
今後の生育・出荷の見込み
今後は出荷量が増加する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月18日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ネクスト
- 樹勢、生育ともに良好
- 7、8段目が開花
- 若干ながらひび割れ果が散見される
《5〜8枚目》
- 8月10日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ホープ
- 2、3段目を収穫中
- 着果、肥大、果形ともに良好
- ひび割れ果が散見される
- 今後出荷量が増加する見込み
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第1回目(調査日:9月28日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 出荷期 |
調査産地 | 小笠 |
---|---|---|---|
作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | ー |
天候状況
9月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、前線や台風の影響で周期的に大雨の日があったことから降水量は平年を大幅に上回った。気温は、最高気温が28℃前後で31℃台の真夏日もあり、最低気温が23℃前後で19℃台に低下する日もあった。
生育状況
大雨等、天候が不安定になったことで花粉の量が少なく、ホルモン交配で対応している。
現在は1、2段目を収穫中だが、着果にムラがあるために収量は少ない。
3段目以降は花付きが良いために収量は安定する見込み。
病害虫発生状況
シルバーリーフコナジラミの発生が比較的多いため、発生初期の異なる薬剤によるローテーション散布で害虫密度を抑制している。
また、ハウス外の雑草防除を徹底している。
黄化葉巻病の罹病株は、速やかにハウス外に持ち出して処分している。
規格・品質
出荷数量のまとまりはこれから。
9月25日から機械選果が稼働した。
品質良く、規格はやや小玉。
今後の生育・出荷の見込み
10月中旬から出荷者がまとまるため、出荷数量も増加する見込み。
本年産の品種構成は、ホープ:56%、ネクスト:14%、ヨーク:14%、ピース:10%、その他:6%。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 8月18日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ネクスト
- 1、2段目が着果、出荷は10月上旬を見込む
- 3、4段目が開花しているが、一部で花飛びがある
- 台風15号の影響で、ハウス内の一部が冠水したものの、水引きが早かったことから、生育への影響は少ないと思われる
- 花粉が少なく、ハチの飛びが鈍い
《5〜8枚目》
- 8月10日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ホープ
- 1段目が収穫中、2〜4段目が着果
- 3、4段目の着果は若干少なめ
- 花粉が少ないことからハチの飛びが少ないため、ホルモン交配を実施
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静岡県(冬春トマト(磐田:大玉))
生産ステージ
定植期 8月上旬〜9月上旬、1月下旬~3月上旬
収穫期 10月上旬〜翌6月下旬
出荷最盛期 10月中旬〜翌2月下旬、4月上旬~6月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第3回目(調査日:1月17日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 磐田 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | やや遅い |
天候状況
12月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、下旬にまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が13日までは15℃前後で18℃台まで上がる日もあり、14日以降は10℃前後で5℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が13日までは6℃前後、14日以降は2℃前後で-1℃台まで低下する日もあった。
1月は、上旬まで天候に恵まれたが、中旬に入ってからは大雨や曇雨天日がある。気温は、最高気温が13℃前後、最低気温が3℃前後で10℃台までしか下がらない日もある。
生育状況
12月下旬から気温が低下し、1月からは厳寒期となったことから、生育進度が再び遅れ始めており、着果、肥大、着色は鈍化。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
出荷も鈍化してきている。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
2月からは植替え作業に入るハウスが出てくることから、出荷量は今以上に鈍化する見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 10月下旬定植のハウス内の様子
- 品種はサンロード
- 3段目が着果、4、5段目が開花
- 1月中旬から出荷開始予定
- 着果は良好だが、形状はやや不安定
《3、4枚目》
- 10月上旬定植のハウス内の様子
- 品種はサンロード
- 2段目が収穫中、残りの収穫段は2、3段
- 着果、肥大、着色ともに良好
- 今後はかん水量を絞り、高糖度アイテムに仕上げる予定
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第2回目(調査日:11月24日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 磐田 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | やや遅い |
天候状況
11月は、天候に恵まれた日が多い中、中下旬は周期的にまとまった降雨の日がある。気温は、最高気温が20℃前後で16℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が11℃前後で4℃台まで低下する日もある。
生育状況
日照に恵まれ、平年より高めの気温で推移していることから、生育遅れは回復傾向にある。
樹勢、着果ともに良好。
病害虫発生状況
ハウス内温度が高めで推移していることから、シルバーリーフコナジラミが散見されることから、適正防除により害虫密度を抑制している。
黄化葉巻病罹病株については、速やかに抜き取り、ハウス外で処分している。
規格・品質
出荷量は徐々に増加傾向。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
今後の気温低下にもよるが、生育進度は徐々に回復する見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 9月20日定植のハウス内の様子
- 品種はサンロード
- 現在、3、4段目が着果
- 肥大、着色ともに順調
- 収穫開始は11月末から12月上旬を見込む
- シルバーリーフコナジラミが散見されることから、防除を徹底しているものの、一部で黄化葉巻病の罹病株があることから、罹病株は速やかにハウス外にて処分している
- 天敵農薬として、タバコカスミカメを活用
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第1回目(調査日10月25日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | 磐田 |
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作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | やや遅い | 出荷進度[平年比] | やや遅い |
天候状況
9月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、前線や台風の影響で上旬は長い周期、中旬後半から下旬前半は連続して大雨や曇雨天日があり、特に23日は台風15号の影響で213.5mmの豪雨となったことから、降水量は月間平均降水量の約2.3倍と大幅に上回った。気温は、最高気温が29℃前後で32℃台の真夏日もあり、最低気温が22℃前後で18℃台まで低下する日もあった。
10月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上旬を中心にまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約3割と大幅に下回った。気温は、最高気温が5日までは28℃台、6日以降は22℃前後で15℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が18日までは16℃前後、19日以降は10℃前後で5℃台まで低下する日もあった。
生育状況
9月下旬の台風15号による豪雨で、ハウス内に浸水被害があり、特に、土耕栽培については被害が大きかった。
水はすでに引いているものの、今後、疫病等の発生が懸念される。
着果は良好だが、これまでの気温高で低段では裂果、裂皮している玉も散見される。
生育進度はやや遅く、樹の仕上がりはやや細め。
病害虫発生状況
ハウス内温度が高かったことから、コナジラミの発生がみられることから、異なる薬剤によるローテーション散布を徹底し、害虫密度を抑制している。
規格・品質
現在は出荷はじめで、出荷量のまとまりは11月中旬以降の見込み。
品質は良好。
今後の生育・出荷の見込み
日の入りが早くなり、ハウス内温度が低下してきていることから、生育進度は引き続きやや遅くなる見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 9月1日定植のハウス内の様子
- 品種は桃太郎ヨーク
- 生育進度がやや遅く、樹は若干細いものの、生育自体は良好
- 3、4段目が着果
- 着果状況は良好
- 低段は裂皮、裂果が散見される
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