天候状況

９月は、前線や台風の影響で周期的にまとまった降雨や大雨の日があり、特に１８日は３６０．５ｍｍの豪雨となったことから降水量は平年を大幅に上回り、日照時間は平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が２７℃前後、最低気温が１９日までは２１℃前後、２０日以降は１８℃前後で１２℃台まで低下する日もあった。

１０月は、天候に恵まれた日が比較的多い中、周期的に曇雨天日がある。気温は、最高気温が４日までは２８℃前後、５日以降は２０℃前後で推移し、最低気温が７日までは１５℃前後、８日以降は１０℃前後で６℃台まで低下する日もある。

生育状況

９月は寡日照となったため、８月に低下した樹勢の回復が鈍かったとことから、着果量の大幅な増加はなかった。

病害虫発生状況

これまで気温が高めでアザミウマが発生していたこと、樹勢が弱い状況で湿度が高くなったため、黄化えそ病が一部で確認されたことから、発生株の抜き取りを行うとともに、アザミウマの防除を徹底した。

規格・品質

出荷量の大きな伸びはなかったものの、日量２ｔ程度と安定した出荷となった。

品質良く、規格はＬ中心。

今後の生育・出荷の見込み

出荷終盤となっていることから、最後まで安定出荷を心掛ける。

写真の補足説明

《１、2枚目》

• ハウス内の様子
• 品種はさらら
• 樹勢回復は遅れているものの、安定した生育
• 終盤ながら、着果、肥大は順調で、在圃品質も良好

《3枚目》

• 収穫物の様子
• 色艶良く、肉厚で品質良好
• 企画はＬ中心

天候状況

８月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、下旬にまとまった降雨の日が周期的にあったものの、降水量は平年の約４割と大幅に下回った。気温は、最高気温が３３℃前後で３５℃台の猛暑日もあり、最低気温が２４℃前後で１７℃台まで低下する日もあった。

９月は、前線や台風の影響でまとまった降雨や大雨の日が多く、特に１８日は台風１４号の影響で月間平均降水量を大幅に上回る３６０．５ｍｍの豪雨となり、２１日時点の積算降水量は月間平均降水量を大幅に上回っている。気温は、最高気温が２８℃前後で２２℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が２１℃前後で１２℃台まで低下する日もある。

生育状況

８月中旬頃から樹勢が低下し、液肥による追肥を行っても根が養分を吸えない樹が増加したものの、９月上旬以降は根の吸肥力も回復してきた。

病害虫発生状況

これまでの高温傾向でアザミウマの発生が多く、ローテーション防除により害虫密度の抑制を図っている。

また、樹勢低下によりうどんこ病の発生がみられるため、予防治療剤による病害抑制を図っている。

青枯病も散見。

規格・品質

着花しても子房が肥大しないものが見受けられ、また、樹上で焼けたものもおおかったことから、出荷量はやや伸び悩んだ。

選果選別の徹底により、出荷品質は良好、規格は平均規格。

今後の生育・出荷の見込み

今後は樹勢の回復により、出荷量も増加する見込み。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• ハウス内の様子
• 品種はさらら
• 樹勢は回復傾向
• 生育は良好
• 着果、肥大ともに良好
• 終盤まで安定出荷を目指す

天候状況

７月は、上中旬を中心に大雨やまとまった降雨の日があったものの、曇天日も多かったことから降水量は平年の約半分と大幅に下回り、日照時間も平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が３１℃前後、最低気温が２２℃前後で推移した。

８月は、天候に恵まれた日が多い。気温は、最高気温が３４℃前後と高く、最低気温が２４℃前後で推移している。

生育状況

樹の生育は良好だが、７月の連続着果で樹勢が低下してきたために花数が少なく、着果後の玉肥大が弱い。

７月まで高日照でハウス内温度が高温になったことから、換気を徹底してきたもののハウス内温度を落ち着かせることができず、尻腐れ果やひび割れ果などの生理障害果が散見された。

病害虫発生状況

気温高によりアザミウマが発生し、黄化えそ病が散見されたとともに、うどんこ病も散見されたことから、発生初期段階で異なる薬剤ローテーションによる効率的防除により、病害虫密度を抑制した。

規格・品質

現在の出荷量は順調。

品質良く、規格は２L、L中心。

今後の生育・出荷の見込み

樹勢低下による着花数減少により、８月の出荷量は微減となる見込み。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• ハウス内の様子
• 品種はさらら
• ７月が連続着果となったものの、樹勢は比較的維持されている
• 現在は着花数が少なくなっており、８月の出荷量は微減見込み

天候状況

５月は、上中旬に曇雨天が続いたことで日照時間は平年を大幅に下回り、中下旬にまとまった降雨があったものの降水量も平年を大幅に下回った。気温は、最高気温が２３℃前後で３１℃を超える真夏日もあり、最低気温が１２℃前後で１６℃台までしか下がらない日もあるなど、気温の高い日が続いた。

６月は、上旬が天候に恵まれたものの、中旬に入り、１１日に入梅した。気温が、最高気温が２６℃前後、最低気温が１４℃前後で推移している。

生育状況

定植後の活着は順調だが、日中温度と夜温の差が大きいため、生育進度は３日程度遅れている。

やや遅れているものの、生育、着花ともに良好。

病害虫発生状況

気温高により、アザミウマの発生注意報が県内全域に発令されていることから、発生初期防除を徹底し、吸汁害による黄化えそ病の発生を予防している。

現在の出荷、今後の生育・出荷の見込み

出荷開始は５月末、出荷進度は３日程度遅いものの順調。

全体的な品質は良好だが、一部で高温による焼け、尻腐れ、果皮の柔らかいものが散見されているが、これらは選別作業時にはじいている。

写真の補足説明

《１～3枚目》

• ハウス内の様子
• 品種はさらら
• ハウス内温度が高温にならないよう、換気を徹底している
• これまで日照に恵まれたことで、樹勢良く、生育は順調
• 着果も順調で在圃品質も良好