福岡県(冬レタス)
生産ステージ
播種期 8月上旬〜11月下旬
定植期 8月下旬〜12月中旬
収穫期 10月下旬〜翌3月下旬
出荷最盛期 11月中旬〜翌2月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:3月13日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JAみい 太刀洗 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
2月は、周期的に曇雨天日があったことから日照時間は平年を下回り、中下旬に大雨の日があったことから、降水量は平年の約1.9倍と大幅に上回った。気温は、最高気温が12℃前後で21℃台まで上がる日もあり、最低気温が6℃前後で0℃台まで低下する日もあれば、14℃台までしか下がらない日もあった。
3月は、周期的に曇雨天日がある。気温は、最高気温が14℃前後、最低気温が4℃前後で-1℃台まで低下する日もある。
生育状況
年内定植分については、暖冬で厳寒期も気温高で推移し、適度な降雨もあったことから生育、結球、肥大が前進しており、年明け定植分についても生育、結球、肥大が7日程度前進していることから、間もなく収穫適期を迎える。
在圃品質は良好。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
年内定植分は生育が前進したことから、2月は計画を上回る出荷量となり、3月上旬には出荷終盤になっている。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
年明け定植分も生育が7日程度前進して収穫適期を迎えることから、大きな端境なく出荷が進む見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 11月中旬定植の圃場の様子
- 暖冬で気温高で推移したことから、生育、結球、肥大が進んでいる
- 定植位置により若干の生育差はみられるものの、ほぼベタ切り収穫となっている
- 収穫品質は良好
《3、4枚目》
- 1月中旬定植の圃場の様子
- 計画上は3月末から4月に収穫なのだが、厳寒期も気温高で推移したことから、間もなく収穫適期となる
- 生育揃い良く、在圃品質も良好
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第3回目(調査日:1月31日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JAみい 太刀洗 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや良 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
1月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、中下旬に降雨日があったものの、降水量は平年を下回った。気温は、最高気温が12℃前後で4℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が3℃前後で10℃台までしか下がらない日もあれば、-2℃台まで低下する日もあった。
生育状況
日照に恵まれ、平年より気温高で推移していることから、生育進度は平年より7日程度進んでいる。
結球、肥大ともに順調で、チップバーン等の低温障害もなく、在圃品質も良好。
生育揃いが良いことから、ベタ切り収穫になっている。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
引き続き順調に出荷見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 10月下旬定植の圃場の様子
- 天候に恵まれ、気温が高めに推移したことから、生育は7日程度前進
- 生育揃いが良く、ベタ切り収穫となっている
- 在圃品質は良好
《5~7枚目》
- 11月中旬定植の圃場の様子
- 天候に恵まれ、気温が高めに推移したことから、生育は7日程度前進
- 生育揃いが良く、順調に結球、肥大中
- 在圃品質は良好
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第2回目(調査日:12月11日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | JAみい 太刀洗 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 豊作 |
生育進度[平年比] | 早い | 出荷進度[平年比] | 早い |
天候状況
10月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上旬にまとまった降雨の日があったものの、降水量は平年の約3割と大幅に下回った。気温は、最高気温が19日までは26℃前後で29℃台の夏日もあり、20日以降は22℃前後、最低気温が16日までは17℃前後、17日以降は12℃前後で推移した。
11月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を大幅に上回り、上中旬は降雨日があったものの、降水量は平年の約半分と大幅に下回った。気温は、最高気温が9日までは25℃前後、10日以降は17℃前後で12℃台までしか上がらない日もあり、最低気温が11日までは12℃前後、12日以降は8℃前後で4℃台まで低下する日もあった。
12月は、天候に恵まれた中、中旬に降雨日があった。気温は、最高気温が17℃前後で20℃台の日もあり、最低気温が8℃前後で2℃台まで低下する日もあった。
生育状況
干ばつ傾向ではあったが、かん水を徹底してきたこと、気温の低下が鈍く、生育適温帯で推移してきたことから、生育、結球、肥大は順調で、生育進度は平年より7日程度進んでおり、10月下旬から11月上旬に出荷最盛期となった。
本年産は豊作傾向となった。
病害虫発生状況
特に無し。
規格・品質
生育が前進傾向となったことから、出荷進度も平年より7日程度早まっている。
出荷最盛期では、ベタ切り収穫となったことから、出荷量は安定し、品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
現在も気温の低下が鈍いため、依然として生育、結球は前進傾向。
想定した出荷期よりも前倒しになってしまう可能性が高いため、平年並の冷え込みによる生育抑制が望まれるところ。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 10月12日定植の圃場の様子
- 適度な降雨と平年より高い気温により、生育、結球、肥大は平年より7日程度進んでいる
- 気温高により、トンネル被覆を10日程度遅らせており、日中の換気も強めに行っている
- 在圃品質良く、収穫についてはベタ切りで、ほぼ全量が秀品
- 依然として前進傾向のため、クリスマス等、今後の需要期向けの出荷に向け、気温低下による一時的な生育抑制が望まれるところ
《5、6枚目》
- 11月中旬定植の圃場の様子
- 活着、初期生育とも順調
- 気温が生育適温帯のため、葉の展開は順調
- 一時的な降霜があったものの、トンネル被覆後だったことから、葉先焼け等の被害もなかった
- 引き続き順調な生育の見込み
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第1回目(調査日:10月16日)
調査時点の生育ステージ |
生育期 収穫期 |
調査産地 | JAみい 大刀洗 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み~遅い | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は、天候に恵まれた日が多かったことから日照時間は平年を上回り、上中旬を中心に大雨や降雨日があったものの、降水量は平年の約4割と大幅に下回った。気温は、最高気温が35℃前後で38℃台の猛暑日もあり、最低気温が26℃前後で28℃台までしか下がらない日もあった。
9月は、曇天日が多かったことから日照時間は平年を下回り、周期的に降雨日があったものの、降水量は平年の4割弱と大幅に下回った。気温は、最高気温が32℃前後で36℃台の猛暑日もあり、最低気温が22℃前後で25℃台までしか下がらない日もあった。
10月は、比較的天候に恵まれている。気温は、最高気温が25℃前後で19℃台までしか下がらない日もあり、最低気温が16℃前後で13℃台まで低下する日もある。
生育状況
高温干ばつ傾向の中での定植作業となったことから、かん水を徹底したものの、活着、初期生育が鈍く、生育が平年よりも遅れている。
しかし、周期的な降雨があったことから、定植後に降雨のあった圃場分については、順調な活着、初期生育となり、9月下旬からは徐々に気温が落ち着いてきたことから、結球、肥大も順調。
病害虫発生状況
これまでの高温干ばつ傾向から、ハスモンヨトウ、オオタバコガなどの予察頭数が増加したことから、全域的に発生初期防除を徹底したことで、害虫密度を抑制した。
規格・品質
定植後に降雨があり、比較的順調に結球、肥大したものが出荷開始となっている。
品質良く、規格は中心規格。
今後の生育・出荷の見込み
気温も落ち着き、天候に恵まれていることで、生育は回復傾向となり、順調に結球、肥大することから、徐々に出荷量は増加する見込み。
写真の補足説明
《1、2枚目》
- 定植後に降雨のあった圃場の様子
- 定植日は9月9、10日
- 降雨により土壌水分が確保されたことから、高温条件下ながら比較的順調に生育、結球、肥大
- 形状良く、現在出荷中
- 在圃品質も良好
《3~6枚目》
- 定植後の初期生育期に降雨のなかった圃場の様子
- 3、4枚目は9月13日定植
- 高温干ばつ傾向で根の肥料吸収が緩慢になったことから、生育は停滞気味
- ようやく結球開始
- 5、6枚目は9月16日定植
- こちらも高温干ばつ傾向で生育は停滞気味
- 気温が落ち着き、土壌水分の蒸散も少なくなく、かん水の効果も期待できることから、徐々に生育は回復傾向になる見込み
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