宮城県(夏秋きゅうり)
生産ステージ
播種期 4月中旬〜5月中旬
定植期 5月中旬〜6月中旬
収穫期 6月下旬〜10月下旬
出荷最盛期 7月中旬〜8月中旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第4回目(調査日:9月16日) New
| 調査時点の生育ステージ | 出荷最盛期 | 調査産地 | みやぎ仙南(蔵王町) |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
8月は晴れる日が多かったが、前半は台風や前線、低気圧の影響により曇りや雨の日が多く、大雨となった日があった。気温は30℃を超える日もありかなり高く、23日は蔵王で観測開始以来最も高い気温となった。日照時間は多かったが、降水量はかなり少なかった。9月に入り気温は引き続き高く推移し、前線や湿った空気の影響で大気が不安定となったことから、曇りや雨、雷を伴った激しい雨となった日もあり降水量は多くなっている。
生育状況
高温、雨不足の影響で平年より若干遅れていたが、現在は概ね順調に推移している。
病害虫発生状況
ダニ、蔦枯れが発生しているが、定期的な防除を行い抑制している。
規格・品質
樹勢の低下から曲がり果、尻太、尻細が発生している。また、長雨により防除ができなかった時期があったため、害虫による被害も一部見られる。
今後の生育・出荷の見込み
9月上旬までは気温が高く出荷量も安定していたが、3週目に入り気温が急激に下がってきたため、出荷量は減少している。
終盤期のため、出荷量は徐々に減少していくが、樹勢の回復と病害虫の防除により10月上旬まで出荷できる見込み。
写真の補足説明
《1~6枚目》
- 6月1日定植の圃場
- 品種:なつめく(ワクチン接種接ぎ木苗)
- 終盤で樹勢は弱くなってきているが着果は順調
[画像をクリックで拡大]
第3回目(調査日:8月20日)
| 調査時点の生育ステージ | 出荷最盛期 | 調査産地 | みやぎ仙南(蔵王町) |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | やや不良 |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
7月は高気圧に覆われて晴れる日が多く、6月から高温・少雨・多照の傾向が続いており、長期間の高温と少雨に関する東北地方気象情報が発表され、水資源の管理などに注意が呼びかけられた。8月に入り前線の影響で曇天や降雨の日もあったが、気温は平年をかなり上回って推移している。
生育状況
高温、雨不足の影響で平年より若干遅れていたが、現在は概ね順調に推移している。
病害虫発生状況
ウィルス病が多発しているが、定期的な防除により抑制している。
規格・品質
高温による水不足の影響で肥料が行きわたらず先細り、曲がり果や着色が薄くなるものもある。規格はAS中心。
今後の生育・出荷の見込み
高温、水不足により着果が少ない。また、ウィルス病の影響もあり、出荷量は少なく日量400c/s前後(平年より100c/s程度減)。今後はウィルス病と水不足により出荷量は減少の見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 6月1日定植の圃場
- 品種:なつめ(ワクチン接種接ぎ木苗)
- 乾燥の影響により若干樹勢が弱いが着果も順調
《5~8枚目》
- 7月11日定植の圃場
- 品種:艶香(えんか)
- 5、6枚目:ウィルス病に感染している葉や果
- 7、8枚目:ウイルス病に感染していないものは着果、生育とも順調
[画像をクリックで拡大]
第2回目(調査日:7月15日)
| 調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | みやぎ仙南(蔵王町) |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
6月は昨年より9日早い(平年より2日遅い)14日頃に梅雨入りしたが、高気圧に覆われて晴れて気温の高い日が多く、6月の月平均気温の最高を更新し、日照時間は平年よりかなり多かったが、降水量はかなり少なかった。
7月に入っても高気圧に覆われて晴れの日が多いため、気温、日照時間は平年をかなり上回り、降水量はかなり少なく推移している。梅雨明けは、昨年より14日早い(平年より6日早い)7月18日頃であった。
生育状況
生育は高温、雨不足の影響で5日程度遅れているが、概ね順調に推移している。
病害虫発生状況
べと病、炭疽病、ウリハムシ、アブラムシ、アザミウマが見られるが、定期的に防除を行い抑制している。
規格・品質
高温による水不足で先細り等がみられるが、品質は良好でAS中心。
今後の生育・出荷の見込み
今後の天気次第であるが、お盆頃までは出荷量は多い見込み。8月末から梨や米に切り替えが始まるため、減少する可能性がある。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 6月1日定植の圃場
- 品種:なつめ(ワクチン接種接ぎ木苗)
- 実の長さ:17cm程度
- 生育、品質とも良好
《5、6枚目》
- 7月11日定植の圃場
- 品種:艶香(えんか)
- 苗高:23cm程度
- 株間:前年と同じ120cm
[画像をクリックで拡大]
第1回目(調査日:6月12日)
| 調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | みやぎ仙南(蔵王町) |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 減少 | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 遅い | 出荷進度[平年比] | 遅い |
天候状況
5月は上旬と下旬を中心に低気圧や前線の影響により曇りや雨の日が多く、特に31日は激しい雨が降った。気温は平年より高く、降水量はかなり多かった。
6月上旬は、天候に恵まれた日が多かったため、日照時間は平年を上回り、気温は20℃前後で推移した。梅雨入りは平年より遅く6月14日頃であった。
生育状況
生育は、低温の影響で平年より5日程度遅れているが、概ね順調に推移している。
病害虫発生状況
病害虫は、初期防除を徹底して抑制しているので、発生していない。
今後の生育・出荷の見込み
出荷開始は、6月25日頃を予定しているが、本格出荷は7月上旬からの見込み。
写真の補足説明
《1~8枚目》
- 6月1日定植の圃場
- 品種:なつめ(ワクチン接種接ぎ木苗)
- 苗高:30~40cm
- 株間:前年と同じ120cm
[画像をクリックで拡大]





























