福島県(夏秋きゅうり)
生産ステージ
播種期 4月上旬〜5月上旬
定植期 4月下旬〜6月中旬
収穫期 6月中旬〜10月上旬
出荷最盛期 6月下旬〜9月中旬
| 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第4回目(調査日:8月7日) New
| 調査時点の生育ステージ | 出荷最盛期 | 調査産地 | 福島南部 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
7月は高気圧に覆われ晴れる日が多く、中旬のはじめを除き暖かい空気に覆われ記録的な高温傾向が続いた。気温は最高が35℃を超える日もあり平年よりかなり高く、降水量は特に下旬は雨がほとんど降らなかったため平年よりかなり少なく、日照時間は平年をかなり上回った。梅雨明けは平年より6日早い7月18日頃であった。
生育状況
生育は昨年は草勢が弱まったが、今年はその傾向が見られず順調に推移している。前回の調査時には花が多く咲いていたため実に養分が回っていない箇所があったが、今回は改善傾向にある。
潅水やミストを活用し、対策を行っているため高温による被害はない。また雹による被害も見られない。
病害虫発生状況
うどんこ病、アザミウマやアブラムシによる被害が見られる。
規格・品質
A品率は65%で前年の35%を大きく上回っている。前回の調査時から継続して高いA品率を保っている。
今後の生育・出荷の見込み
出荷量は平年並みで日量200㎏程度。
今後は継続して収穫と葉かき、潅水やミスト等の高温対策を実施する。出荷は10月末または11月上旬までの見込み。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 圃場の様子
- 定植:5月10日、品種:コラソン、面積:50a
- うどんこ病の発生やアザミウマの被害が見られる
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第3回目(調査日:7月1日)
| 調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 福島南部 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
6月は低気圧や前線の影響で曇りや雨の日もあったが、高気圧に覆われて晴れる日が多かった。期間の後半は、暖かい空気に覆われたことに加え、南から暖かい空気が流れ込みやすかったため、気温の高い日が多かった。降水量は平年並みで、日照時間は平年よりかなり多かった。
生育状況
苗高は210cm程度に成長している。肥料切れなのか葉の上部の離れ具合が広くなっている。
暑さの影響で曲がり果や葉の日焼けが見られる。また、花が多く咲いているため、実に養分が回っていない箇所も見られる。
病害虫発生状況
アブラムシの発生は少ないものの、アザミウマにによる曲がり果の被害が発生している。
規格・品質
規格は、AL:11(前年32)%、A:76(55)%となっており、A品率が上昇している。品種をコラソンに変更したことも要因と考えられる。
今後の生育・出荷の見込み
出荷は6月8日から開始されており、日量200㎏程度となっている。
今後は、収獲と並行して葉かき、追肥や棒状を実施していく。本年も暑い日が続くことが予想されるため、かん水やミストを活用しつつ対応していく予定。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 圃場の様子
- 定植:5月10日、品種:コラソン、面積:50a
- 苗高210cm程度
- 花の中にアザミウマを確認
- アザミウマの被害を受けた曲がり果が見られる
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第2回目(調査日:6月5日)
| 調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 福島南部 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | ― |
天候状況
5月は低気圧や前線と高気圧が交互に通過し、天気は周期的に変わり曇りや雨の日が比較的多かったため、降水量は平年を上回り、気温は平年並みであったが、日照時間は平年を下回って推移した。
生育状況
5月下旬に気温が高い日があったが、暑さによる被害はなく、成長点もほとんどそろっており順調に生育している。
土壌の乾燥を防ぐため、稲わらやもみを撒き、灌水は1日2回行っている。
病害虫発生状況
昨年はアザミウマが発生したが、今年は被害は発生していない。また、病害も発生していない。
今後の生育・出荷の見込み
今後は葉かきや誘引、肥料や灌水も行っていく。また、気温が高い日は、ミストを使用してハウス内の温度管理をする。
収穫は6月第2週には開始する予定となっており、10月末まで続く見込み。
写真の補足説明
《1~5枚目》
- 圃場の様子
- 定植日:5月10日、品種:コラソン、面積:50a
- 苗高:150cm程度、葉長:28cm程度
- 成長点はほとんどそろっており、全体的に雄花が少ない
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第1回目(調査日:5月20日)
| 調査時点の生育ステージ | 生育期 | 調査産地 | 福島南部 |
|---|---|---|---|
| 作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
| 生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | - |
天候状況
4月は高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は周期的に変わったが、暖かい空気が流れ込む時期が多く、中旬を中心に25℃以上の夏日となる日もあり、夜温は平年より2~3℃高く気温は平年をかなり上回ったが、降水量や日照時間は平年並みであった。
5月上旬は、寒気の影響を受けやすく気温は平年をやや下回り、降水量は平年を上回ったが、日照時間は平年並みであった。中旬は高気圧と低気圧や前線が交互に通過し天気は周期的に変わり、気温は平年をかなり上回り、降水量、日照時間は平年並みで推移している。
生育状況
播種、定植期の4月は夜温が平年より2~3℃高かったため、凍霜害もなく、定植後は適度に降雨があり生育は順調に推移している。
病害虫発生状況
定植後大きな問題は見られないが、6月以降気温が高くなると害虫の活動も活発化するため防除等を徹底する。
今後の生育・出荷の見込み
今後は、脇芽の芽かきや誘引を行い、草姿を整えていく予定。また、蒸散量が減少し熱のダメージを受けてしまうため、土壌の乾燥を防ぐ効果のある稲わらや籾殻をまく予定。
順調に生育が続けば6月中頃から収穫開始の見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- 圃場の様子
- 品種:コラソン、面積:50a
- 定植は5月10日
- 苗高50cm程度、株間50cm、葉長13cm
- 苗折防止のため、周囲をネットで覆っている
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