大阪府(夏秋なす)
生産ステージ
播種期 12月中旬〜翌1月中旬
定植期 2月下旬〜5月上旬
収穫期 6月中旬〜10月下旬
出荷最盛期 6月下旬〜8月下旬
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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第3回目(調査日:7月14日) New
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 泉南 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | やや不良 |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
6月は、昨年より8日早い6日頃梅雨入りし、昨年より21日早い27日頃梅雨明けした。この期間は、上旬から中旬の前半と下旬の前半は低気圧や前線、湿った空気の影響で曇りや雨の降る日が多かった。気温はかなり高く、降水量は多く、日照時間はかなり多くなった。
生育状況
6月は、暑い日が続き降水量も少なかったため、水分不足や高温によりハウス栽培、露地栽培ともにつやなし果が多く秀品率は低下している。また、一部で半身萎凋病が発生し、収量が減少しているものの、生育進度自体は平年並みである。
病害虫発生状況
ハウス栽培は、コナジラミが依然として発生しているものの、その他については防除済みである。また、露地栽培は、カメムシの発生が平年より増加傾向にある。
ハウス・露地栽培とも一部で半身萎凋病が発生しているため、収量が減少している。
規格・品質
水分不足、高温の影響により秀品率が低下している。
今後の生育・出荷の見込み
ハウス栽培は、7月末まで収穫・出荷を行う見込み。
露地栽培は、6月中旬から出荷を開始、7~8月にかけて出荷最盛期を迎える見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス栽培
- 定植:1月19日
- 草丈:185cm程度、葉の大きさ:20cm程度、玉の大きさ:9cm程度
- 水分不足・高温の影響でつやなし果が多くなっている
- 一部、半身萎凋病により収量が減少
《5~8枚目》
- 露地栽培
- 定植:5月4日
- 草丈:105cm程度、葉の大きさ:21cm程度、玉の大きさ:9cm程度
- 水分不足・高温の影響でつやなし果が多く、秀品率が低下
- 高対策のため投与している「サーモザイム」は、今のところ効果がない
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第2回目(調査日:6月23日)
調査時点の生育ステージ | 収穫期 | 調査産地 | 泉南 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] | 平年並み | 出荷進度[平年比] | 平年並み |
天候状況
5月は、曇天の日が多く、気温は上旬、下旬は平年並みとなったが、中旬は平年を上回った。降水量は上旬を除き平年を上回り、日照時間は全旬前年を下回った。
6月は、昨年より8日早く9日頃梅雨入りし、上旬は曇天や雨の日が多く降水量は平年をかなり上回り、日照時間は平年を下回ったが、中旬は晴れた日が多く、最高気温は30℃を超える日もあり気温、日照時間とも平年を上回って推移している。
生育状況
5月は、曇天の日が多かったため、日照不足により秀品率は低下したが、6月中旬以降の好天によりハウス、露地栽培とも順調な生育となっている。
ハウス栽培については、一部病害虫による食害がみられるが、適期防除を行っており生育に影響はない。
病害虫発生状況
ハウス栽培は、アザミウマやコナジラミ、うどんこ病がみられるが防除済みである。
露地栽培は、アザミウマやコナジラミ、バッタの発生がみられるが、発生量は少なく生育に影響はない。
規格・品質
おおよそ平年並みの規格、品質での出荷が行われている。
今後の生育・出荷の見込み
ハウス栽培は7月末まで収穫・出荷を行う見込みで、露地栽培は6月中旬頃から出荷を開始し、7~8月にかけて出荷最盛期を迎える見込み。
ハウス栽培は暑さによるボケ、露地栽培は強風に揺られることによる傷の発生が懸念される。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス栽培
- 定植:1月19日
- 草丈:160cm程度、葉の大きさ:25cm程度、玉の大きさ:9cm程度
- 葉はしっかりしており、玉はツヤがあり生育は順調
- 出荷最盛期は6月、7月末まで収穫・出荷を行う
《5~8枚目》
- 露地栽培
- 定植5月4日
- 草丈:75cm程度、葉の大きさ:420cm程度、玉の大きさ:9cm程度
- 葉はしっかりしており、玉にツヤがあり生育は順調
- 先週から収穫・出荷を開始
- アザミウマ、コナジラミ、バッタによる食害が発生しているが平年並みで大きな影響はない
- 猛暑対策として高機能植物活性剤「サーモザイム」を試験的に使用
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第1回目(調査日:5月17日)
調査時点の生育ステージ | 定植期 | 調査産地 | 泉南 |
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作付面積[前年比] | 前年並み | 作況[平年比] | 平年並み |
生育進度[平年比] |
平年並み(露地) 平年並み(ハウス) |
出荷進度[平年比] |
平年並み(露地) 平年並み(ハウス) |
天候状況
4月は、気圧に覆われて晴れた日が多くなったものの、中旬には湿った空気や寒気の影響で雷雨やあられの日もあった。気温は平年を下回り、特に最低気温が低く、5月に入っても同様の日が続いた。降水量は中旬を除き前年を大きく下回り、日照時間は中旬を除き前年を大きく上回った。
生育状況
4~5月にかけて夜温が低い日が続いたため、3~4日程度生育が遅れているが、病害虫の影響もなくハウス、路地栽培ともに順調に生育が進んでいる。
病害虫発生状況
アザミウマ、ダニは、平年並みの発生であるが、防除により対処できており、特に生育に影響はない。
規格・品質
平年並みの規格・品質で出荷が行われている。
今後の生育・出荷の見込み
今後、気温の上昇に伴い生育進度は早まり、ハウス栽培は6月頃に出荷最盛期となり、路地栽培は、6月中旬頃から出荷が始まり7~8月にかけて出荷最盛期を迎える見込み。
写真の補足説明
《1~4枚目》
- ハウス作型の圃場の様子
- 定植日は1月19日
- 草丈は90cm程度、葉の大きさは19cm程度、玉の大きさは8cm程度
- 葉はしっかりしており、玉にはツヤがあり順調に生育している
- 3月から収穫・出荷開始、病害虫はアザミウマ、ダニが発生しているものの、平年並みで大きな影響はない
- 出荷最盛期は6~7月末まで収穫・出荷の予定
《5~8枚目》
- 路地作型の圃場の様子
- 定植日は5月4日
- 草丈は40cm程度、葉の大きさは12cm程度
- 定植から2週間弱、葉はしっかりしており、順調に生育している
- アザミウマ、ダニが発生しているが、大きな影響はない
- 出荷最盛期は平年並みの7~8月の見込み
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